2013/6/15(土)13:00 リコーブラックラムズ戦(リコー総合グラウンド) 試合結果一覧へ



キューデンヴォルテクス リコーブラックラムズ
31   38

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 1 1 0 0 7 31
後半 4 2 0 0 24
リコーブラックラムズ 前半 5 3 0 0 31 38
後半 1 1 0 0 7



〜リコーブラックラムズ戦(第41回FBS杯定期戦)春季最後の戦い〜


6月15日(土)東京のリコー総合グラウンドで、毎年定期戦として開催しているリコーブラックラムズ戦が行われました。春季オープン戦の最終戦となるこの試合。8月に開幕するトップリーグでメンバー入りを目指す選手たちにとって絶好のアピールの場となりました。

リコー戦の注目選手は、新人でスタメン出場のCTB中選手。筑波大学在学中は、相手に当たり負けしない身体でチームに貢献し、大学4年では大学選手権で準優勝を果たすなど、中心選手として活躍してきました。そんな彼の身体がトップリーグチームを相手にどれだけ通用するのか?  非常に楽しみな試合です。
試合前の中選手に意気込みを聞くと、「新人らしく、思い切りの良さを出して戦いたい」と熱く語っていました。

午後から雨という天気予報でしたが、全く降る気配もなく蒸し暑い状態。 このような天候の中、13時にリコーボールのキックオフで試合が始まりました。
開始早々、試合が動きます。先ずは前半3分。ヴォルテクスがミスしたボールをリコーに拾われてトライを許します。(0−5)

何とか立て直したいヴォルテクスでしたが、リコーの堅いディフェンスを突破することができないまま、前半7分、23分、30分、35分と連続で5トライを許し、なかなかヴォルテクスのペースで試合運びができません。(0−31)

期待の新人、CTB中選手の突破!
最高到達点が3mを越える
ラインアウトでのボールの奪い合い

ようやくペースをつかんだ前半40分。ヴォルテクスが敵陣ゴール前のスクラムから連続攻撃で、最後はSO齊藤選手がトライを奪います。ゴール成功(7−31)

前半終了間際に1トライを返したものの、5トライを奪われて前半を折り返すことになったヴォルテクス。ハーフタイムに平田監督は「前半の事は忘れて自分たちの戦いをしよう」と伝え、後半に向けメンバーを送り出しました。

後半4分。徐々にヴォルテクスがペースをつかみ、マイボールを継続する場面が多くなる中、ついに8ルアマヌ選手のパワーが炸裂します。リコーのタックルを吹き飛ばしトライを奪います。ゴール成功(14−31)

ルアマヌ選手のパワー炸裂!
真剣な眼差しのフロントロー。
スクラムを組む直前、何を考えているのか?

続いて後半5分。リコーボールのキックオフをキャッチしたSH児玉選手の好判断が、パスを受けたWTB早田選手のビッグゲインを演出します。そして、ラックからの早い球出しから、チャンスを作ったのが途中出場のCTB島選手。同じポジションの後輩、中選手に負けていられないと先輩の意地を見せ、相手ディフェンスラインを突破し、最後はWTB吉田選手にパスしてトライを奪います。ゴール失敗(19−31)

後半15分、ペナルティを得たヴォルテクスはタッチキックで敵陣ゴール前まで攻め込みます。ラインアウトをFL井上選手がしっかりキャッチし、モールを押し込んで最後はFL松本選手がトライを奪います。ゴール失敗(24−31)

前半の失点が嘘のように攻め続けるヴォルテクスの反撃。ついに点差は7点となります。

松本選手のタックル!
力強い末藤選手のラン!

しかし、簡単には勝たせてくれないのがトップチームの力なのか? リコーの連続攻撃からトライを許します。(24−38)
試合も残り20分。ここからヴォルテクスの最後の反撃が始まります。ヴォルテクスは連続攻撃を仕掛けますが、あと一歩でトライという場面をリコーの堅いディフェンスに阻まれるという状況が繰り返されます。
そして後半40分、敵陣ゴール前でリコーがペナルティを犯しヴォルテクスはスクラムを選択します。スクラムからの連続攻撃で相手ディフェンスラインを崩し、最後はSO齊藤選手がトライを奪います。ゴール成功(31−38)
ヴォルテクスは、最後まで諦めずに攻め続けましたがノーサイドとなりました。

この試合をもって、春季オープン戦の日程は終了しました。2月から徹底的に鍛え上げてきたフィジカル面はトップチームに負けておらず、十分に評価できる内容でしたが、自らのミスから前半の大量失点を招き、後半、追い上げるも31対38の敗戦となりました。



最後になりましたが、リコーブラックラムズの選手・スタッフの方々、準備にあたってくださった関係者の皆さまに心から御礼申し上げます。
夏に向けての大きな一歩を踏み出したヴォルテクスです。暑い夏を全員の力で乗り越え、トップリーグでは熱い戦いを必ずお見せします。引き続き、応援よろしくお願いします!

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