手も足も出ず大敗・・・。 12月23日(日)鹿児島県立鴨池陸上競技場。14:05、肌に突き刺さるような冷たい北風が吹きつける中、強豪東芝ブレイブルーパスと対戦しました。春の定期戦では21−31で敗れたものの、過去の対戦成績から見ても相性は悪くない相手。北から強風が吹く中、東芝ブレイブルーパスのキックオフで試合が開始しました。 風上に立ったヴォルテクスはキックで陣地を取りたいところでしたが、試合開始早々から東芝の猛攻撃を受けます。 前半開始1分、強力FWで前に前に出てくる東芝を止めることができず、あっという間に自陣奥深くまで攻め込まれると、最後はバックスに展開され簡単にトライを取られます。 ゴールキック成功、0−7。
その後、風上に立った優位性を活かし、敵陣に攻め込みたいヴォルテクスでしたが、思っていたよりも風が強過ぎたのか、蹴ったボールがことごとくインゴールを通り過ぎ、デッドゴールラインの外へ。蹴ったボールがデッドゴールラインを出ると、蹴った位置から相手ボールのスクラムに。思うようにエリアを取れないヴォルテクスはその間にも東芝の猛攻を止められず、前半30分までに5トライを奪われ、0−33に。 なんとか反撃に出たいヴォルテクスは32分、リスタートキックオフのボールをLOジャック選手がキャッチすると、相手ディフェンスをハンドオフでなぎ倒しながら大きく前進。敵陣ゴール前のラックからBKに展開、CTBスウィーニー選手からのロングパスを受けた吉永選手がタックルを受けながらFB正海選手に繋ぐと、正海選手がそのまま飛び込みトライ! ゴールは惜しくも外しますが、ようやくヴォルテクスらしい攻撃を見せます。5−33。 さぁここからと、反撃ムードになりかけた前半38分。東芝のスクラムハーフにディフェンスのギャップを突かれ、ゴール中央にトライされます。ゴールも成功し、5−40で前半を折り返します。
後半に入り、前節のパナソニック戦のような粘りを見せたいヴォルテクスでしたが、勢いづいた東芝を止めることができません。後半開始2分に日本代表FLリーチ選手にトライを奪われると、その後も強力FWのモール、SOヒル選手を中心とした多彩なBK攻撃でトライを積み重ねられ、後半だけで奪われたトライは9トライ。前半と合わせて計15トライを奪われたヴォルテクス。東芝相手に手も足も出せず、5−101でノーサイドとなりました。
最後になりましたが、寒い中、会場にお越しいただき選手たちに熱い声援を送っていただいた皆さま、本当にありがとうございました。また、全てのヴォルテクスファンの皆さまに対し、不甲斐ない試合内容でがっかりさせてしまったことを、選手・スタッフ一同深く反省しております。チームとしてこの現実を真摯に受け止め、この不名誉な経験をも成長の糧とし、必ずチームを立て直して1月6日(日)の最終戦に挑みます。今シーズンの集大成として、スコアラグビーを体現し、勝利で有終の美を飾れるよう、チーム一丸となって戦いますので、引き続きご声援の程、よろしくお願いいたします。