後半途中まで善戦するも最後は力尽きる。 12月2日(日)14:00。熊本県民総合運動公園陸上競技場KKWING。冷たい雨が降りしきる中、ヴォルテクスのキックオフで試合が開始しました。
第9節の相手は、現在11位のNECグリーンロケッツ。勝てば順位が入れ替わる大事な一戦。ヴォルテクスはキックオフ直後から敵陣奥深くまで攻め込み、FWがモールでトライを獲りにいきます。幾度となくFWでモール・ラックサイドを攻めるも、NECの強固なディフェンスに阻まれトライを奪えないヴォルテクスは、今度はBKに展開。しかし、パスミスから地面に転がったボールを相手選手に大きく蹴られ、突然ピンチに。ヴォルテクスのBK陣が必死に戻ってボールを追いかけますが、僅かにNECの選手が早くボールに追いつき、そのままインゴールに飛び込まれトライ。ゴール失敗0−5。 敵陣に攻め込んでいただけに、小さなミスから痛い失点をしてしまったヴォルテクス。前半9分にもPGを決められ、0−8と離されます。 ヴォルテクスは有効なキックでしっかりとエリアを取り、じわりじわりと敵陣へ。前半11分にPGを決め3−8。 点数こそ負けているものの試合内容自体はヴォルテクス優勢でゲームが進んでいるかと思われた前半25分。ターンオーバーされたボールを、誰もいないバックスラインの裏に蹴り込まれピンチに。SO齊藤選手が追いかけ、間一髪スライディングで外に蹴り出した・・・と思われた瞬間、蹴ったボールがライン際を走っていたNEC選手に当たり、ボールはグラウンドの中へ。そのボールを拾われトライを奪われます。ゴール成功3−15。 これ以上離されたくないヴォルテクスは前半32分、敵陣ゴール前ラインアウトから再びモールで真っ向勝負。このモールを押し込みトライ! 難しい角度のゴールキックをSO齊藤選手が見事に決め10−15となります。 前半37分にNECのモールを止めることが出来ず、トライを奪われるものの、前半終了間際にPGを決め、13−20で前半を折り返します。
後半、先にトライを挙げたのはヴォルテクス。後半7分、敵陣で得たペナルティをFB荒牧選手がクイックスタート。不意をつかれたNECディフェンスが揃う前に早田選手に繋ぎトライ!ゴールは惜しくも外れるも、18−20と2点差まで詰め寄ります。 応援団の「Go!Go!キューデン」の声援が会場内に響き渡り、逆転ムードになりかけた後半13分、モールでトライを奪われると、18分・21分・26分にもNECの強烈な外国人選手を止めることが出来ず、立て続けにトライを奪われます。
後半途中まで善戦するも、最後は力の差を見せつけられ18−55で敗れたヴォルテクス。勝って順位を上げたかっただけに悔しい敗戦となりました。 最後になりましたが、雨も降り寒い中、会場に足を運んでいただき、選手に熱い声援を送っていただいた皆さま、本当にありがとうございました。 次節はベストアメニティスタジアム(鳥栖)でリコーブラックラムズと対戦します。今季2勝目を挙げるためチーム一丸となって挑みますので、引き続きご声援の程よろしくお願いいたします。