ペナルティでリズムを崩し、開幕戦黒星スタート 9月1日(土)18:00レベルファイブスタジアム。日も沈みかけ秋の訪れを感じさせる涼しさの中、キックオフのホイッスルと同時に、待ちに待ったトップリーグ開幕戦となる福岡サニックスブルースとの熱い戦いの火蓋が切って落とされました。
序盤は両チーム、エリア獲得のためキックの応酬となります。ゲームが動いたのは前半13分、ヴォルテクスは自陣でペナルティを与えてしまい、サニックスはPGを選択。これを決められ0−3と先制されます。 すぐさま反撃に出たいヴォルテクスでしたが、14分、相手FBにディフェンスラインを突破されると、ヴォルテクスFB荒牧選手がトライラインぎりぎりのところで追いつくも、相手FWの集散が1歩早く、ラックのボールをそのまま押さえ込まれトライを許します。ゴールも成功し0−10。 その後、攻め込みたいヴォルテクスでしたが、ミスとペナルティが目立ち始め、逆にサニックスに2本のPGを決められ、0−16と突き放されます。 前半40分、ヴォルテクスは敵陣ゴール正面で得たペナルティでPGを選択。これをSO齊藤選手が確実に決め、3−16で前半を折り返します。
ハーフタイムで気持ちを切り替えて臨んだ後半開始早々、敵陣に攻め込むと、後半2分、CTBジェイコブス選手が絶妙なランコースとハンドオフでディフェンダーを振り切り、右隅にトライ! 難しい位置からのゴールキックを齊藤選手が見事に決め、10−16と反撃の狼煙を上げます。
勢いに乗るヴォルテクスはその後も攻め続け、後半8分、敵陣のゴール正面の位置でペナルティを獲得。このPGをSO齊藤選手が落ち着いて決め、13−16とその差を縮めます。 逆転を信じヴォルテクスファンから「ヴォルテクス、ゴー!ゴー!」と力のこもった声援が送られ選手を鼓舞します。声援を受けヴォルテクス選手は果敢に攻め込みますが、要所要所でミスを犯し、なかなかトライに繋がりません。 すると後半17分、CTBジェイコブス選手がシンビンとなり10分間の退場となります。14人と劣勢に立たされたヴォルテクスは、相手の攻撃をなんとかくい止めようという気持ちばかりがはやり、ペナルティの数が多くなってきます。 ヴォルテクスは後半20分過ぎからリザーブ選手を投入し、流れを変えようと試みますが、サニックスに傾いた流れを取り戻すことができず、17分から36分までの間に決められたPGの数、計5本。じりじりと突き放され13−31でノーサイドとなりました。
会場までお越しいただき、80分間選手に熱い声援を送り続け、チームを後押ししていただきましたファンの皆さま、本当にありがとうございました! ヴォルテクスは次節9月8日(土)、秩父宮ラグビー場にて昨シーズンの王者サントリーサンゴリアスに挑みます。 早くファンの皆さまに「1勝」を届けられるよう、チーム一丸となって戦いますので、今後も変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。