2月11日(土) キヤノンイーグルス (秩父宮ラグビー場) 試合結果一覧へ



キューデンヴォルテクス キヤノンイーグルス
68   17

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 5 5 0 0 35 68
後半 5 4 0 0 33
キヤノンイーグルス 前半 2 2 1 0 17 17
後半 0 0 0 0 0




出場選手

No. 氏名(身長/体重/年齢) ポジション No. 氏名(身長/体重/年齢)
1 池田圭治(178/107/25) FW 1 宍戸要介(177/103/26)
2 佐藤孝樹(170/96/27) 2 山本貢(175/100/30)
3 廣畑光太朗(177/112/23) 3 城彰(177/128/23)
4 浦真人(190/107/28) 4 甲斐洋充(187/90/25)
5 クリス・ジャック(202/112/33) 5 シタレキ・ティマニ(203/120/25)
6 平田一真(179/82/23) 6 神白拓(188/85/30)
7 吉上耕平(185/100/36) 7 竹山浩史(175/88/26)
8 進藤猛(185/101/30) 8 トマシ・ソンゲタ(191/120/28)
9 小森光太郎(165/69/23) HB 9 田原圭祐(168/67/24)
10 齊藤玄樹(170/75/28) 10 橋野皓介(176/80/24)
11 末藤雅宣(183/90/27) TB 11 大居広樹(177/80/23)
12 ベン・ジェイコブス(186/96/29) 12 守屋篤(184/92/30)
13 黒木孝太(174/82/28) 13 瓜生靖治(176/81/32)
14 早田健二(176/82/24) 14 新井光(180/78/26)
15 荒牧佑輔(177/84/23) FB 15 和田拓(175/82/23)
16 仲西良太(174/108/25) Re. 16 金子大介(174/94/23)
17 小野田寛文(179/112/27) 17 金光模(188/117/32)
18 浦川伸太郎(188/103/25) 18 真羽闘力(190/120/34)
19 トム・マクベリー(186/106/31) 19 清水直志(181/94/24)
20 松尾匡祐(166/69/29) 20 吉田健(165/65/24)
21 吉田克也(184/93/26) 21 アリシ・トゥプアイレイ(187/116/31)
22 クリス・レイサム(192/100/36) 22 吉岡耕(177/87/23)

九州電力キューデンヴォルテクス入替/交替
種類 時間 背番号
入替 後半 26分 8 → 18
入替 後半 30分 5 → 19

キヤノンイーグルス入替/交替
種類 時間 背番号
入替 後半 2分 15 → 20
入替 後半 4分 8 → 19
入替 後半 4分 9 → 21
入替 後半 12分 7 → 22
入替 後半 26分 20 → 18
入替 後半 39分 2 → 16

九州電力キューデンヴォルテクス一時的退場
時間 背番号 内容
後半14分 → 後半23分 4 → 18 出血

前半得点経過  前半Kick off : キヤノンイーグルス
前半 チーム 選手 種類 得点
4分 キヤノン 和田拓 PG 3-0
9分 九州電力 平田一真 T 3-5
10分 九州電力 齊藤玄樹 G 3-7
14分 キヤノン 大居広樹 T 8-7
16分 キヤノン 和田拓 G 10-7
18分 九州電力 ベン・ジェイコブス T 10-12
19分 九州電力 齊藤玄樹 G 10-14
22分 キヤノン シタレキ・ティマニ T 15-14
23分 キヤノン 和田拓 G 17-14
28分 九州電力 ベン・ジェイコブス T 17-19
29分 九州電力 齊藤玄樹 G 17-21
34分 九州電力 浦真人 T 17-26
36分 九州電力 齊藤玄樹 G 17-28
38分 九州電力 平田一真 T 17-33
39分 九州電力 齊藤玄樹 G 17-35

後半得点経過  後半Kick off : 九州電力キューデンヴォルテクス
後半 チーム 選手 種類 得点
3分 九州電力 早田健二 T 17-40
4分 九州電力 齊藤玄樹 G 17-42
5分 九州電力 荒牧佑輔 T 17-47
7分 九州電力 齊藤玄樹 G 17-49
10分 九州電力 平田一真 T 17-54
12分 九州電力 齊藤玄樹 Gx 17-54
19分 九州電力 平田一真 T 17-59
20分 九州電力 齊藤玄樹 G 17-61
24分 九州電力 クリス・ジャック T 17-66
26分 九州電力 齊藤玄樹 G 17-68

スコアラグビー大爆発!!
“本気”の覚悟が奇跡を起こし、10トライを挙げてトップリーグ昇格を決める!


一勝一敗、勝ち点4で迎えたトップチャレンジ最終戦の相手は2勝(勝ち点10)を上げ、すでにトップリーグ昇格を決めているキヤノンイーグルス。直前に行われたクボタスピアーズvs豊田自動織機シャトルズの試合結果を受け、ヴォルテクスが2位通過として自動昇格を決めるためには4トライ以上、39点差以上をつけての勝利が求められる厳しい状況に。しかし無謀とも思えるこの条件を乗り越え、ヴォルテクスはまさに1年間の集大成といえる合計10トライを決めるスコアラグビーで、トップチャレンジ2位通過、トップリーグ昇格を決めました!

試合前のロッカールーム、平田監督から「キヤノンは強いチームだが、覚悟の差で勝とう。今年やってきたことだけではなく、ラグビー人生すべてをかけろ」と選手たちを鼓舞する声がかけられます。
キヤノンイーグルスのキックオフで試合はスタート。自陣でのディフェンスが続く中、ペナルティからPGを与え先制点を奪われます。9分、敵陣でLOジャック選手がインターセプトしてチャンスメイク、スクラムからSH小森選手のショートパスをFL平田選手につなぎ、転がりながらもゴールラインを越えトライ!
しかし14分には自陣でのラインアウトから大きくゲインを許し、そのまま左隅に走り込まれてトライで取り返されます。






18分、スクラムから展開しCTBジェイコブス選手が突破、ステップで相手を翻弄し、掴まれながらも力強く飛び込んでトライ! しかし直後の22分、自陣での右ラインアウトから展開され、キヤノンイーグルスの力強い外国人選手の前進を止められずトライで失点。
獲っては獲られ、獲られては獲り返すシーソーゲームとなり、この時点でスコアは14―17。





28分、ラインアウトからこぼれたボールをPR廣畑選手がキャッチしゲイン、そこから展開しCTBジェイコブス選手が走り抜けてトライ。昇格のための第一条件となる4トライ以上まであと1トライと迫り、一気に会場の温度が上がります。
「ゴーゴーキューデン!」の声に後押しされるようにヴォルテクスの攻撃は勢いを増し、34分には敵陣ゴールライン近くでのラックからLO浦選手が飛び込んでトライ。続く38分には敵陣ゴール前ラインアウトをFWが力強く統制のとれたモールを押し込んでFL平田選手がトライ。SO齊藤選手がGKを成功させ35-17でハーフタイムとなります。





ハーフタイムには平田監督から「あと3トライを獲れば昇格が決まる。焦らず、落ち着いていつものプレーを貫こう」と指示が出され後半がスタート。
後半、開始直後から前半の勢いを上回るようなヴォルテクスの怒涛の攻撃が始まります。3分には懸命にボールをつなぎ、SO齊藤選手、WTB早田選手とスピードのあるパスをつないで中央に飛び込んでトライ。
ここでキヤノンイーグルスはアリシ選手を投入し流れを変えようと試みますが、ヴォルテクスの勢いはとどまることなく、続く5分にはWTB早田選手が絶妙なランニングコースでディフェンスラインを翻弄しFB荒牧選手が左隅に飛び込みトライ。10分には荒牧選手のキックで前進し、ディフェンスラインでプレッシャーをかけ、ブレイクダウンで俊敏な集散を繰り返しながらチャンスをうかがい、FL平田選手が20mほどを走り抜けて昇格の決まるトライを決めます!





キックで敵陣に入り、セットプレーから続くSH小森選手のテンポよくスピードのある球出し、そしてSO齊藤選手の多彩なゲームメイクとすべてが機能し、10分間で3トライを獲得。
続く19分にも敵陣のラインアウトのこぼれ球を拾ってFL平田選手が本試合実に4本目となるトライ。24分には左ラインアウトからモールを重ね、最後はジャック選手が大きな手を振り下ろしてだめ押しのトライ!





コミュニケーションのとれたディフェンスで突破力のある相手選手たちを2人、3人と掴みかかりながら食い止め、後半は完封。ついに試合の終わりを告げるホーンが鳴り響き、SO齊藤選手の蹴り出した球がタッチラインを割り、ヴォルテクスの3季ぶりのトップリーグ昇格が決まりました!






記者会見
平田監督
「平坦な道のりではありませんでしたが、その中でラグビーができることの意味、そして喜びを感じながら歩んだ一年間でした。トップリーグ昇格を成し遂げた選手たちのことを誇りに思います」

齊藤ゲームキャプテン
「トップリーグ昇格を決めたキヤノンイーグルスを相手に、得失点差でも差があり、それに対するプレッシャーもありましたが、それよりも自分たちの勝ちたいという気持ちが強かったです。ゲームプラン通りにできた試合でした。支えてくれたファンのみなさん、会社関係者の方々へ感謝の気持ちを伝えたいです」




最後になりましたが、シーズンを通して声援を送っていただきました応援団をはじめファンの皆さまに感謝を申し上げます、本当にありがとうございました!
この試合をもってヴォルテクスの2011−2012シーズンは終わります。そしてここから、ヴォルテクスの新たな戦いが始まります。今後とも変わらぬご声援をよろしくお願いいたします!



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