スコアラグビーを徹底的に貫き、粉骨砕身の覚悟で大応援団と共に掴みとった勝利! バックスタンドには、ヴォルテクスの小旗を持ち、キックオフを待ち望んだ大応援団が見守る中、豊田自動織機シャトルズのキックオフで試合は始まります。開始直後、ハーフウェイ付近でのブレイクダウンでペナルティを取られ、PGで先制点を許します。しかし、続く8分には左ライン際でのラインアウトをFWが力強くモールで押し込み、FL平田選手が飛び込んでトライ! その後も安定したセットプレーを起点としてチャンスを作り出し何度も敵陣ゴールラインを脅かしますが、なかなか追加点につながりません。24分にはPGを獲得しますがこれもポストを逸れます。
激しい攻防が続く中、ヴォルテクスは懸命にディフェンスでもプレッシャーをかけ続け、25分にはNo.8進藤選手がキックをチャージしてチャンスメイク。続けてLO浦選手もキックチャージを決め、インゴールに転がったボールをCTBスウィーニー選手が押さえ込みトライ! 待望の追加点を獲得し、12-3と差を広げます。 しかし35分にはハーフウェイ付近から豊田自動織機シャトルズの外国人選手のパワーある走りに突破を許しトライを取り返されます。12-10と差を縮められ、ハーフタイムに。
後半、開始直後から豊田自動織機シャトルズの猛攻が続きますが、ヴォルテクスはチーム力で対抗し、リードを守り切ります。15分にはヴォルテクスのPG、17分には豊田自動織機シャトルズのPGが決まり15-13に。 点差が縮まっても、勝利を祈る大応援団の「ヴォルテクス!ゴー!ゴー!」の大声援がスタジアムに響き渡り、グラウンド上の選手を鼓舞し続けます。
そんな中、試合が大きく動いたのは26分、自陣で攻められている一瞬の隙をついてCTBスウィーニー選手がインターセプト、そこから約50mを独走して中央にトライ! GKも決めて22-13と引き離し、一気に流れを掴みます。観客席から大声援が響く中、ヴォルテクスはその後も粘り強いディフェンスで守りきり、勝利を手にしました。
試合後に行われた記者会見でのコメント 平田監督 「多くの会社関係者、そして九州のラグビーファンの前で勝つことができたことをうれしく思います。次戦も自分たちのやってきたスタイルを貫き、もう一度気持ちをひとつにして勝ちたいと思います」 齊藤玄樹ゲームキャプテン 「第1戦ではクボタに負けましたが、気持ちを切り替えてモチベーションを保って練習できたことが勝利につながったと思います。キヤノンは強い相手ではありますが、自分たちのやってきたことを信じて戦います」
今試合の“マン・オブ・ザ・本気!!”には、LOクリス・ジャック選手、LO/FL吉上耕平選手、No.8進藤猛選手、CTB黒木孝太選手、FB荒牧佑輔選手の5名が選ばれ、平田監督から本気バッジが贈られました。 寒い中会場までお越しいただき、80分間選手に熱い声援を送り続け、チームを後押ししていただきましたファンのみなさま、本当にありがとうございました! ファンのみなさまと一緒に掴んだ勝利です。ヴォルテクスのトップリーグ自動昇格は、一週間後の11日(土)に秩父宮ラグビー場で行われるキヤノンイーグルス戦に望みをつなぐ形となりました。 昇格の喜びをファンのみなさまと共に分かち合えますよう、チーム一丸となって最後まで戦います。変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。