雨の中を粘り強く守りきり、電力対決を無失点で制す!!
開幕戦を完封し、今試合でもディフェンスでの圧倒をチームの課題のひとつとして臨んだ第2節。試合が進むにつれて雨足が強まる厳しいコンディションの中、我慢強く守りきった80分間は、チームがまたひとつ着実にステップをのぼった一戦となりました! 前半、序盤からコミュニケーションのとれたディフェンスでプレッシャーをかけるヴォルテクス。キックオフボールをブレイクダウンでターンオーバーしてからはテンポの良い攻撃で仕掛け、PR中村選手がディフェンスラインを突破して掴まれながらも力強い走りを見せ、ゴールラインぎりぎりに飛び込んで先制点を決めます。その後もSO齊藤選手の効果的なキックで陣地争いにおいて優位に立ち、FW陣の真価を見せ始めたセットプレーでゲームの流れを手中に収めます。17分にはハーフウェイ付近でのペナルティからSH小森選手、FB荒牧選手とつなぎそのままインゴールまで走り抜けます。
続く25分にはHO佐藤選手のビッグタックルでターンオーバー、SO齊藤選手の仕掛けたキックパスをWTB早田選手がキャッチし走り込んでトライ。試合開始時には小降りだった雨が徐々に本降りになる中、35分にはスクラムを押し込みNo.8マクベリー選手がトライ。前半終了間際には何とかワントライを返そうとする中国電力に自陣ゴールライン際で粘られますが、ヴォルテクスも我慢強いディフェンスで対抗し守り切ります。
後半開始直後、キックオフボールを展開して徐々にゲイン、ゴールライン際でのラインアウトのチャンスをFWがモールで着実に押し込みます。9分にはラインアウトでプレッシャーをかけターンオーバーしてLO浦選手、CTB島選手とつないでゲイン、FB荒牧選手が再び右隅にトライ。雨の中での難しい角度からのゴールキックをCTBスウィーニー選手が抜群のコントロールでポール内に収め会場を沸かせます。 その後ラインアウトの空中戦でも圧倒的な強さを見せ、SO齊藤選手の的確かつクリエイティブなキックでゲームを支配し、チームは着実なプレーを積み重ねていきます。18分には敵陣でのスクラムから展開し、WTB早田選手が飛び込んでトライ。中盤には自陣で再び粘られていたところをCTBスウィーニー選手のタックルが決まりターンオーバー、そこからライン際での連続攻撃となり、SO齊藤選手がキックしたボールをWTB吉永選手が抑え込んでトライ。敵陣に入れば点を取って帰れる良い流れはその後も続き、敵陣ゴールライン付近でのスクラムをコントロールし途中出場のNo.8長野選手がインゴールへ飛び込み追加点。今試合のゴールキックは、抜群の安定感でCTBスウィーニー選手が9本全て決め、63−0でノーサイドとなりました。
気温が高い中行われた開幕戦に続き、雨の中での試合という難しいコンディションでのシーズンの立ち上がりとなりましたが、それを逆に味方につけるほどの勢いと堅実なプレーで一戦一戦着実にチームとして経験を積んでいるヴォルテクスです。 次節はいよいよホーム香椎競技場で行われる福岡銀行戦、25日(日)13時キックオフです。みなさまの応援をお待ちしております!