灼熱の長崎をさらに熱くし、開幕戦を完封勝利!!
トップキュウシュウリーグ2011−2012シーズンは、じっとしているだけでも汗ばむような気温の高い夏日の中スタートしました。開幕戦出場のチャンスをつかんだ22名の選手たちは80分間高い集中力でプレーし続け、初戦からチームを勢いづける完封勝利を収めました! 前半、キックオフボールをキャッチして勢いのあるアタックで徐々にゲイン、敵陣ゴール前中央でラックサイドから連続攻撃を仕掛け、WTB吉永選手がトライを決めます。その後もLO吉上選手のキックチャージやスクラムでのターンオーバーなど、序盤からヴォルテクスらしさが存分に発揮され、12分にはカウンターアタックでCTBスウィーニー選手がトライ。21分には敵陣ゴール前右サイド相手ボールスクラムをターンオーバーし、No.8マクベリー選手が持ち込んでトライで追加点を収めます。
続く24分には、キックオフボールをFL平田選手がキャッチ、並み居る相手選手を俊足でかわしながら自陣から80mを独走! 会場から歓声が沸きあがる中、中央にトライを決めます。続く26分にもキックオフボールからラックとなり、自陣ゴールライン前からWTB吉永選手が走り抜けてトライ。その後も安定したセットプレーで攻撃のリズムを作り出し、全員で前に出るアタックを続け、得点を重ねていきます。そして前半の9トライすべてのゴールキックをCTBスウィーニー選手が成功させ、ハーフタイムへと入ります。
ハーフタイム、ベンチに戻った選手たちからは滝のような汗が流れる中、コーチ陣から具体的な指示が出されます。それに加えて選手間でも活発なコミュニケーションが図られ、80分間を通してチャレンジし続けようと、いい雰囲気で後半を迎えます。 後半、最初から勢いの衰えないアタックを見せますが、汗でボールがすべりやすいこともあり、ハンドリングのミスからあと一歩トライに届きません。そんな中でもSH小森選手の早いボールさばきで攻撃のテンポを加速させると、9分にはゴール前ラックから小森選手自ら持ち出しトライ。続く11分にはハーフラインのスクラムから展開し、最後はFB荒牧選手がトライを決めます。
その後ヴォルテクスは、相手につかまれながらも力強く前進し突破するFW、スペースを大きく使いながら右へ左へと華麗なパスを展開するBKと、縦横無尽にグラウンドを駆け回り攻撃の手を緩めません。19分には完全に支配していたスクラムからターンオーバー、そこからCTB島選手がラインブレイクし、今試合でゲームキャプテンを務めたSO齊藤選手がトライ。ここから順調に得点を重ね、31分には敵陣でのラインアウトからモールを押し込みNo.8マクベリー選手に代わり登場したFLマンレー選手がトライ、最後は敵陣右サイドラックからFL平田選手が抜け出しトライを決め、ノーサイドとなりました。
今シーズン公式戦で最初となる本気バッジは、パワーのあるアタックで何度もラインブレイクしチャンスを作り出したNo.8マクベリー選手と、持久力をフルに活かしたプレーでボールに絡み、3トライを決めたルーキーFL平田選手に贈られました! 試合後、チームの目指すラグビーに挑戦し続け、ハードな80分間を戦い抜いた選手たちからは笑顔が見られました。ここでつかんだ手応えを次戦でさらにレベルアップしたプレーにつなげるべく、ヴォルテクスの練習はこれからも続きます。 会場でご声援いただきましたファンのみなさま、ありがとうございました! 次戦は今週末9月17日(土)に中国電力坂グラウンド(広島)にて16:00キックオフです。