流れをつかめなかった前半と、攻めきれなかった後半
夏季オープン戦3戦目の相手は、三菱重工相模原ダイナボアーズです。先週末に行われた2試合では個々の成長が見られ、チームとしての新たな姿を見せたヴォルテクス。今試合でさらなる結果と手応えをつかみたいところでしたが、序盤からいつものヴォルテクスらしさ、激しさが見られず、練習で積み上げてきたことを発揮できないまま80分が過ぎてしまう悔しさの残る試合となりました。 前半、開始直前に雨がやんだグラウンドコンディションの中、試合はキックのけり合いで陣地を奪い合うところから始まります。13分、相手ボールラインアウトから展開され、敵陣での連続攻撃から徐々にゲインされ右隅へのトライで失点。その後ハーフウェイ付近からWTB末藤選手がキックチェイスを仕掛けインゴールまで走り込む場面があるものの得点にはつながらず。なんとか流れを変えたいヴォルテクスでしたが、20分には自陣のゴールライン近くでのラインアウトからライン際での攻防となり、追加点を与えてしまいます。続く36分にはスクラムでターンオーバーされ、そこから一気に攻め込まれて再びトライで失点。その後は敵陣でボールをキープする時間が続き、左サイドゴール前のラックから展開し、最後はNo.8マクベリー選手がトライを決め、5点を返す形で前半を終えます。
後半、徐々に雨足も強くなる中で逆転を狙うヴォルテクスでしたが、5分には敵陣22m付近の右サイドからキックパスをつながれトライで失点。その後いくどかチャンスが訪れるものの雨でボールがすべりやすいこともあり生かしきれず、刻々と時間が流れてゆきます。24分にはセンターライン中央でのスクラムから展開され、トライで失点。試合終了間際には自陣22m付近でのラックから左へ展開され再びトライで失点、5−38と差をつけられる結果となりました。
序盤からの相手ペースを変えられず、練習を積んできたことを発揮できなかった悔しさの残る結果に、試合後の選手たちにも疲労の色が強く見られましたが、チームとしても個人としても明らかになった課題に再び向き合い、克服していきたいと思います。 次戦はいよいよ夏季オープン戦最後の試合となるNTTドコモレッドハリケーンズとの試合です!