8月20日(土)NECグリーンロケッツ戦 試合結果一覧へ



キューデンヴォルテクス NECグリーンロケッツ
21   24

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 1 1 0 0 7 21
後半 2 2 0 0 14
NECグリーンロケッツ 前半 3 2 0 0 19 24
後半 1 0 0 0 5



九州電力キューデンヴォルテクス出場選手
1 池田 圭治→ 中村 嘉宏(後30分)
2 佐藤 孝樹 → ジョシュ・マンレー(後半8分)
3 小野田 寛文
4 浦 真人
5 クリス・ジャック → 井上 敬浩(後半8分)
6 松本 允
7 吉上 耕平
8 端迫 雅俊
9 小森 光太郎 → 松尾 匡祐(後半33分)
10 齊藤 玄樹
11 末藤 雅宣
12 大坪 弘明 → ベン・ジェイコブス(後半0分)
13 ガレス・ホルゲート
14 早田 健二
15 クリス・レイサム

前半得点経過  前半Kick off :九州電力キューデンヴォルテクス
前半 チーム 選手 種類 得点
1分 九州電力 ガレス・ホルゲート T 5-0
1分 九州電力 齊藤 玄樹 G 7-0
18分 NEC T 7-5
18分 NEC Gx 7-5
21分 NEC T 7-10
21分 NEC G 7-12
31分 NEC T 7-17
31分 NEC G 7-19

後半得点経過  後半Kick off : NECグリーンロケッツ
後半 チーム 選手 種類 得点
8分 NEC T 7-24
8分 NEC Gx 7-24
19分 九州電力 松本 允 T 12-24
19分 九州電力 齊藤 玄樹 G 14-24
29分 九州電力 井上 敬浩 T 19-24
29分 九州電力 齊藤 玄樹 G 21-24

勝利への“あと一歩、あとワントライ”の壁が立ちはだかったものの、
新戦力も一体となった彩り豊かな“スコアラグビー”にさらなる期待が高まる!

夏シーズン初戦の相手は、昨季トップリーグ6位のNECグリーンロケッツです。春シーズンを通してスコアラグビーに対しての自信とヴィジョンを手に入れたヴォルテクスは、夏シーズンを通して自信を確信に変え、手応えだけではなく結果を出そうと臨みました。
昨シーズンの最終戦となったヤマハ発動機ジュビロ戦から続き、勝利への、そしてトップリーグ昇格への“あと一歩、あとワントライ”の壁がチームの前に立ちはだかったものの、トップリーグチームを相手に新戦力も一体となった一歩も引けを取らない戦いを繰り広げ、さらなる飛躍を期待させる一戦となりました!

涼しい風がグラウンドを吹き抜ける心地よい天候の中、松本キャプテンから「自分たちから前に出ていこう、スコアラグビーを全うしよう」と選手たちに声が掛けられ、ヴォルテクスのキックオフで試合はスタート。
開始早々ペナルティから敵陣ゴールライン5mでのマイボールラインアウトのチャンスを獲得、安定感のあるラインアウトからオープンサイドへ展開し、ルーキーCTBホルゲート選手がスピードにのって中央に走り込み、移籍後初となるトライで先制点を奪います!




その後も前進するディフェンスでプレッシャーをかけますが、18分にはハーフウェイ付近でのラインアウトからキックで逆サイドへ展開されトライで失点。ここで切り替えたいヴォルテクスでしたが、続く21分にもハーフウェイ付近でのターンオーバーから一気に攻め込まれ、NECのBK陣のスピードのあるアタックを止められずトライを許します。
その後、幾度かチャンスが訪れるものの、隙のないディフェンスを突破できないまま時間が過ぎ、31分にも再びトライで失点、流れをつかめないまま前半が終了します。




後半開始と同時に強めの追い風が吹きチームを後押ししますが、前半から続く相手ペースで試合は進み、開始8分には自陣でのスクラムから展開され、ディフェンスラインの一瞬の隙を突かれトライを奪われます。
その後、後半から投入されたCTBジェイコブス選手がアタック、ディフェンスの両面で力強さとスキルを併せ持った安定感のあるプレーでチームを支え、勝負どころでのNo.8端迫選手のタックルがバシバシと決まり、徐々に流れを引き寄せます。





チャンスが訪れたのは19分、敵陣でのラインアウトから展開し、FL松本選手が走り込んでトライ! SO齊藤選手がGKを決め、残り20分、10点差と詰め寄ります。その後もヴォルテクスはボールをキープして仕掛け、29分にはゴールライン際でのラインアウトモールからFL井上選手が飛び出してトライを決めます。
ここからヴォルテクスはFW、BK一体となった勢いのあるアタックで果敢に仕掛け、スクラムでも力強さを見せ、相手のペナルティを引き出すなどチャンスを作り出すものの、あと一歩のところでゴールラインを越えることができません。最後まで集中力高く挑み続けますが時間は刻々と無念にも過ぎてゆき、3点差を残したまま、ついにノーサイドとなりました。





試合終了後、平田監督から「試合メンバーはよかったところ、悪かったところを自ら考えて次につなげていこう」と悔しそうな表情を見せる選手たちに声がかけられました。

今試合では、今季チームに加入したホルゲート選手が先制点を決め、ジェイコブス選手がラインブレイクしチャンスメイクするなど、新戦力がチームの一部として確実に機能し、スコアラグビーに新たな彩りを加え、日本人選手を含め、今まで以上にそれぞれの個性が活きた80分間となりました。
しかしそれでも立ちはだかる勝利への1トライの壁。けれど壁があるからこそ、そこには想像を超える進化が生まれるはず。チームとしても個人としても大きく飛躍を遂げようとしているヴォルテクスに今後ともご期待ください!



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