今年のヴォルテクスは全員で走り、全員で展開し、全員で熱烈にトライを目指す!
5月21日、今シーズンの初戦となるJR九州サンダースとの試合を香椎競技場にて行いました。ケガ人以外の全選手に出場機会が与えられた今試合、今年ヴォルテクスの目指すスコアラグビーを体現すべく、アタックにおいてもディフェンスにおいても終始攻撃的に前に出続けながら、果敢に1対1の勝負をしかけていく80分間となりました! 試合前、「すべての試合はトップリーグに行くために戦っていこう。スコアラグビー、トライを取ることにこだわっていこう」と平田監督から選手たちに声がかけられ、いよいよキックオフ。 前半、序盤からスクラムでターンオーバーするなど、安定したセットプレーで流れを掴んだヴォルテクスは開始8分、ハーフウェイ付近でのペナルティからFW、BK一体となって空間を広く使った展開ラグビーでスピード感のあるパスワークを発揮し、WTB吉永選手がキレのあるステップで相手選手数人を抜き去り先制トライを決めます。 15分には自陣10m付近でターンオーバーしFBレイサム選手がゲイン、そこから徐々に陣地を拡大して最後は8端迫選手がトライ。続く21分にはディフェンスでもプレッシャーをかけ相手のミスを誘いゴールライン際でのラインアウトのチャンスを獲得、そこから展開しFBレイサム選手が抜け出しそのままトライ。SO久木元選手がゴールキックを決め19−0とします。
その後はFL井上選手がラインブレイクしビッグゲインする場面があるも得点にはつながらず、逆に29分、自陣ゴールライン際でのラインアウトから徐々に攻め込まれ、ディフェンスラインの裏に蹴り込まれたキックを抑えられトライを許し痛恨の失点。 しかし35分にはスクラムでターンオーバーしHO仲西選手が突破、FBレイサム選手がゲインし最後はNo.8端迫選手が再びトライ。続く37分にはCTB黒木選手がスピードとパワーのある走りでディフェンスラインを突破し中央にトライ。40分にはスクラムから展開し、FL松本選手がトライを決め前半を終えます。
後半、FWを中心にがらりとメンバーの代わったヴォルテクスは、開始直後から積極的に前に出てひとりひとりが果敢に仕掛け、徐々にゲインし8分にはHO松永選手からCTB大坪選手へとつなぎトライ。FB荒牧選手がゴールキックを決めます。 11分にはハーフウェイ付近でのスクラムから左へ展開され、ディフェンスの隙をつかれビッグゲインを許しトライで失点しますが、14分には敵陣でのこぼれ球をFL平田選手がキャッチしトライ。20分にはスクラムからのボールをFB荒牧選手がスピードのある走りでゲインしトライを奪います。
その後は小さなミスが続き、チャンスを活かしきれず自陣でのプレーが続きます。39分にはペナルティからFB荒牧選手が速攻をしかけ、キックでライン際まで詰め寄ります。一度ターンオーバーされるもスクラムで取り返し、8大山選手、FLマンレー選手からLO吉浦選手へとつなぎトライ。試合終了間際には再びスクラムでターンオーバーしオープンサイドへ展開、8大山選手、SO本多選手、CTB大坪選手へとつなぎトライが決まったところでノーサイドとなりました。
試合後、平田監督からは「うまくいかないところもあったけどアタックでも仕掛けていけていた。今後精度を上げていこう」、松本キャプテンから「ここがスタート。このレベルを落とさず上を目指していこう」と話がされました。 そして、今シーズンからヴォルテクスでは試合ごとに最優秀選手、すなわちMVPが選出され、選ばれた選手には今シーズンのスローガンである“本気”と記された胸章が授与されることになりました! 記念すべき第一回“マン・オブ・ザ・本気”には、後半ゲームキャプテンとしてもチームを引っ張り勝利に貢献した吉永選手、そして限られた出場時間の中でその存在感を存分に発揮した1年目の松永選手のふたりが選ばれました。
本戦をもってヴォルテクスの春シーズンはスタートしました。まだまだ手さぐりながらも、チームの目指すスコアラグビーの輪郭が徐々に見えはじめ、何よりも選手たちが活き活きとチャレンジする姿が印象的な初戦となりました。 会場にてご声援をいただきましたファンのみなさま、ありがとうございました。次戦はサニックス玄海グラウンドにて福岡サニックスブルースとの試合を5月28日(土)に行います。12:00キックオフです。変わらぬご声援をよろしくお願いいたします!