10月2日(土)14:00 NTTドコモレッドハリケーンズ(九州電力香椎競技場) 試合結果一覧へ



キューデンヴォルテクス NTTドコモレッドハリケーンズ
15   19

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 1 0 0 0 5 15
後半 1 1 1 0 10
NTTドコモレッドハリケーンズ 前半 1 0 0 0 5 19
後半 2 2 0 0 14




出場選手

1 川嵜耕大 9 村上龍寛
2 佐藤孝樹 10 齊藤玄樹
3 田尻亮 → 小柳和幸(後半22分) 11 末藤雅宣
4 吉上耕平 12 島拓也
5 浦真人 13 ティム・アトキンソン
6 松本允 14 早田健二
7 川嵜拓生 → 進藤猛(後半22分) 15 吉永将宏
8 トム・マクベリー → ルーク・ドハティ(後半13分)    

前半得点経過  前半Kick off : NTTドコモレッドハリケーンズ

前半 チーム 選手 種類 得点
19分 九州電力 トム・マクベリー T 5-0
19分 九州電力 齊藤玄樹 5-0
34分 NTTドコモ T 5-5
34分 NTTドコモ 5-5

後半得点経過  後半Kick off : 九州電力キューデンヴォルテクス

後半 チーム 選手 種類 得点
8分 九州電力 浦真人 T 10-5
8分 九州電力 齊藤玄樹 G 12-5
12分 NTTドコモ T 12-10
12分 NTTドコモ G 12-12
37分 九州電力 齊藤玄樹 PG 15-12
40分 NTTドコモ T 15-17
40分 NTTドコモ G 15-19

試合の流れ

トップリーグを狙う両者が“激突”した一戦

ヴォルテクスにとって秋季オープン戦第一戦となった本試合は、トップリーグ昇格をかけて戦う可能性の高いNTTドコモレッドハリケーンズと真正面からぶつかる、一時も目が離せないアグレッシブな一戦となりました。

小雨のぱらつく中始まった前半、序盤から両チーム一歩も引かない攻防を繰り広げます。ヴォルテクスは自陣ゴールライン際まで攻め込まれる場面があるも、FW、BK一体となったコミュニケーションのとれたディフェンスでピンチを守り切ります。試合が動いたのは19分、敵陣22mラインでのスクラムからNo.8マクベリー選手が突破し右に展開、連続攻撃となり、SH村上選手、CTB島選手とつないだボールをCTBアトキンソン選手がキックし、相手選手がキャッチしたところをWTB末藤選手がプレッシャーをかけタッチとなり、敵陣ゴール前でのマイボールラインアウトのチャンスを得ます。そしてラインアウトではHO佐藤選手の的確なスローインをLO吉上選手がキャッチしそのままモールとなり、そこからマクベリー選手が持ち出し先制トライを決めます。




その後はヴォルテクスFW陣が激しいブレイクダウンを繰り返しながら気迫のプレーで挑み続けるも、NTTドコモにボールを支配される時間が続き、34分には相手ボールでのラインアウトからモールとなったところを持ち出されトライ。5-5の同点でハーフタイムを迎えます。




ハーフタイムにはBK陣に向けてグレイBKコーチから「ディフェンスでもオフェンスでも攻撃する気持ちでいこう」、トンプソンHCからはFW陣に向けて「全員がアグレッシブになっていてすごくいい。相手ボールのラインアウトでもプレッシャーをかけて」とアドバイスがされました。

ハーフタイム中に雨は完全に上がり、陽が射してきた中で後半がスタート。後半は序盤からヴォルテクスがボールをキープし、ひとりひとりが前に出て積極的に攻め込むも、NTTドコモの連携のとれたディフェンスを前になかなか突破できません。それでも粘り強く挑戦し続けたヴォルテクスは、安定したセットプレーと体を張ったブレイクダウンで徐々に陣地を拡大し、最後は敵陣ゴールラインを目前にしたラインアウトモールからLO浦選手が抜けトライを決めます。齊藤選手のゴールキックも決まりスコアは12-5。




しかし、リードしたのもつかの間、12分には自陣左での相手ボールのラインアウトモールから抜けられトライをすぐに奪い返され、スコアは12-12で再び同点に。取っては取り返される展開となります。その後、ヴォルテクスは我慢の時間が続くも、セットプレーでプレッシャーをかけ続け、活発にコミュニケーションをとりながら疲労がピークに達する中でも激しいディフェンスを継続します。




そんな苦しい状況の中、時おり訪れるチャンスも勝負どころでのミスで活かしきれず、ヴォルテクスのペースに持ちこめません。それでもピッチに立った15人は果敢にチャレンジし続け、37分にはハーフウェイライン上での敵ボールラインアウトからのこぼれたボールをFL松本選手からFL進藤選手へとつなぎ、タックルされたところをノットロールアウェイでペナルティキックを獲得し、齊藤選手が確実にキックを決め、貴重な3点を得て15-12と再びリードします。




ついに勝利を手中に収めたかに見えた試合終了間際、ペナルティーから連続攻撃で徐々に陣地を拡大されます。連続攻撃が続く中でディフェンスの隙をつかれ最後の最後にまさかのトライ。ゴールキックも決められたところでノーサイドの笛が鳴りました。




試合終了後には悔しさに肩を落とす選手たちに監督、コーチ、そしてゲームキャプテンの松本選手から言葉がかけられ、この惜敗を忘れず、次回のリベンジを誓いました。




悔しさの残る結果となりましたが、トップキュウシュウリーグ前半戦でヴォルテクスが積み上げてきたディフェンスシステムは確実に機能し、ミスも少なくコミュニケーションがとれているからこそ、ディフェンスの中でも積極的に仕掛けていくプレーが随所に見られ、チームとして手ごたえのある一戦となりました。

雨の中会場で声援を送ってくださったファンの方々に、心から感謝を申し上げます。10月中は本試合が最後となり、次戦は11月6日に東京のサントリー府中スポーツセンターで行うサントリーサンゴリアスとの一戦となります。そして翌7日にはトップキュウシュウリーグの後半戦スタートとなる山形屋との試合に鹿児島の霧島市国分運動公園多目的広場で挑みます。常に進化し続ける姿をファンの皆さまにお見せできるよう、そして何よりも結果で応援に報いることができるように志高く邁進してまいりますので、今後とも変わらない声援をよろしくお願いいたします!

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