9月25日(土)、香椎競技場にてトップキュウシュウAリーグ第3節戦三菱重工長崎戦が行われました。 開幕戦からの3試合の中でもディフェンスの時間が最も長かった本試合では、練習を重ねてきたディフェンスシステムをフィールドの上で実践する場となりました。 確実なタックルで相手の攻撃を封鎖するなど練習の成果が確実に見える一方、コミュニケーションの有無が試合の流れを左右し、ディフェンス面での今後の課題も明らかになるなど、収穫の多い一戦となりました。
前半開始後、チームとして活発で正確なコミュニケーションの継続をひとつの課題として臨んだ本戦でしたが、立ち上がりは相手に合わせてしまい、ヴォルテクスらしいプレーができず積極的なコミュニケーションも図られないまま時間が過ぎていきます。
徐々に勢いのついたヴォルテクスは一人一人が果敢に攻め、31分にはSO齊藤選手がキックしたボールを敵陣5mライン付近でWTB早田選手がキャッチしモールとなり、SH村上選手からブラインドサイドへ走り込んだSO齊藤選手へとつなぎトライ。続く35分にはWTB末藤選手がキックし走り込んで自らキャッチし、FB吉永選手へとつないでトライ。齊藤選手にかわり吉田選手がゴールキックを決めます。38分にはSO齊藤選手がトライ。40分にはWTB末藤選手の独走でのビッグゲインからチャンスを広げ、WTB早田選手がトライを決め、54-3で前半を終えます。
ハーフタイムにはトンプソンHCから「ボールを持ったらまず一人一人が仕掛けるという意識をキープして」とアドバイスがされ、後半スタート。
後半開始後、激しいブレイクダウンが繰り返される中、ラックからSH村上選手が突破しSO齊藤選手がビッグゲイン、CTB島選手、PR田尻選手、FL川嵜拓生選手とつなぎBK、FWが一体となったパスワークでトライを決めます。しかし三菱も後半から勢いを見せ、5分には三菱にインターセプトをされ、トライを許し、ゴールキックも決められます。このトライ後、ヴォルテクスは徐々にディフェンスをする時間が増え、続く13分には三菱のラインアウトから中央でラックが形成、右へ展開され2本目のトライを奪われます。
試合後、トンプソンHCから「ディフェンスの弱いポイントが明確になったのでこれから力をつけていこう」、齊藤ゲームキャプテンからは「自分たちのミスからやられている。これから一戦一戦しっかり戦っていく中で修正していこう」と話がされました。
会場で応援していただいたファンの皆さま、ありがとうございました! 次戦は10月2日(土)14:00からNTTドコモレッドハリケーンズとのオープン戦を九州電力香椎競技場にて行います。変わらぬご声援をよろしくお願いします!