今季からトップリーグに参戦するNTTコミュニケーションズシャイニングアークスとの一戦が、最高気温36.7℃という厳しい気候の中、香椎競技場にて行われました。
夏合宿以降、チームとしても個人としてもミスに対して厳しく練習してきた成果を発揮できるのかが試された本戦でしたが、コミュニケーションを取りながら善戦した前半と、NTTの攻撃に大敗した後半という課題と悔しさの残る結果となりました。


8月21日(土) 16:30  NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦 九州電力香椎競技場(福岡)

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キューデンヴォルテクス NTTコミュニケーションズ
シャイニングアークス
21   54

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 2 2 0 0 14 21
後半 1 1 0 0 7
NTTコミュニケーションズ
シャイニングアークス
前半 2 2 0 0 14 54
後半 6 5 0 0 40




出場選手

1 中村 嘉宏 9 村上 龍寛 → 安部 和輝(後半30分)
2 佐藤 孝樹 → ジョシュ・マンレー(後半0分) 10 齊藤 玄樹
3 小柳 和幸 → 田尻 亮(前半30分) 11 末藤 雅宣
4 吉上 耕平 12 島 拓也
5 ルーク・ドハティ → 浦 真人(後半0分) 13 吉田 克也 → 大坪 弘明(後半17分)
6 松本 允 14 早田 健二
7 川嵜 拓生 → 端迫 雅俊(後半12分) 15 末次 弘明
8 トム・マクベリー    

前半得点経過  前半Kick off : NTTコミュニケーションズシャイニングアークス

前半 チーム 選手 種類 得点
10分 NTTコム - T 0-5
10分 NTTコム - G 0-7
21分 九州電力 松本 允 T 5-7
21分 九州電力 齊藤 玄樹 G 7-7
34分 NTTコム - T 7-12
34分 NTTコム - G 7-14
40分 九州電力 吉上 耕平 T 12-14
40分 九州電力 齊藤 玄樹 G 14-14

後半得点経過  後半Kick off : 九州電力キューデンヴォルテクス

後半 チーム 選手 種類 得点
16分 NTTコム - T 14-19
16分 NTTコム - G 14-21
21分 NTTコム - T 14-26
21分 NTTコム - G 14-28
25分 九州電力 浦 真人 T 19-28
25分 九州電力 齊藤 玄樹 G 21-28
30分 NTTコム - T 21-33
30分 NTTコム - Gx 21-33
35分 NTTコム - T 21-38
35分 NTTコム - G 21-40
38分 NTTコム - T 21-45
38分 NTTコム - G 21-47
42分 NTTコム - T 21-52
42分 NTTコム - G 21-54

試合の流れ

ナイサンBKコーチから「最初からディフェンスのコミュニケーションをしっかりとって。誰かがやってくれると思わず、一人一人がやっていこう!」、中村キャプテンからは「気持ちを出して、ファーストプレーから圧倒しよう!」と声がかけられ試合スタート。

NTTのキックオフから始まった試合は前半10分、自陣右ゴール前マイボールスクラムから出たボールをターンオーバー、オープンサイドに展開され先制トライを許します。しかし21分には、右ゴール前ラインアウトからPR小柳選手がサイドアタック、ラックからSO斎藤選手、CTB島選手へとつなぎ、再度ラックとなります。ラックから出たボールをLOドハティ選手がゲイン、さらにSH村上選手から勢いよく走り込んできたFL松本選手へとつなぎトライを決めます。ゴールキックも成功し、7−7のと同点とします。その後、自陣ゴールライン前での我慢の時間が続きFWが体を張って踏ん張るも、35分には右ゴール前ラインアウトから連続ラックとなりトライを奪われます。前半最後まで集中力高く攻め続けたヴォルテクスは前半終了間際、左ゴール前5mでマイボールのラインアウトモールを押し込み、最後はLO吉上選手が押さえてトライ。難しい角度のゴールキックをSO斎藤選手が鮮やかに決め、14−14で前半を終えます。





ハーフタイムには、トンプソンHCが「前半はがんばりが伝わってきた。ディフェンスはもっとコミュニケーションとって。我慢強くアタックしよう。サポーターの前で勝とう!」と選手たちを鼓舞し、後半に入りました。



後半の立ち上がりは、両チーム積極的に攻める展開となります。ヴォルテウスが攻め続けていた後半16分、キックボールをフェアキャッチされた後、クイックスタートから大きくゲインされてトライを許します。続く21分にはハーフライン付近のラインアウトから連続攻撃により突破され続けてトライを奪われます。その後、後半25分、ヴォルテクスもゴール前ラインアウトからモールを押し込み、最後はLO浦選手がトライを決め、ゴールキックも決まり21−28と追い上げを見せます。



「キューデン、ここから!」と観客席からも声援が響き、勢いづいたかに見えたヴォルテクスでしたが、30分にはペナルティから自陣ゴール前ラインアウトとなり、そのままモールを押し込まれトライ、35分にはヴォルテクスの連続攻撃をラックでターンオーバーされ、BKが展開し再びトライを許します。暑さと、開いていく点差に徐々に足がとまってしまったヴォルテクス。38分にはゴール前スクラムからのサイドアタックによりトライ、42分には連続攻撃を再びターンオーバーされトライが決まり、21−54と点差をつけられ試合終了。




試合後、気力体力共に尽きた様子の選手たちに、トンプソンHCから「暑かったけど、トップリーグを目指しているならそれは言い訳にならない。ゲームの中で状況を正しく判断できるように、ということがチームの課題として残った。チームとして実行していこう」と話がされました。



暑い中会場に足を運び、声援を送ってくださったファンの方々、本当にありがとうございました。次戦は8月28日18:00から横河武蔵野アトラスターズとの一戦が、同じく香椎競技場にて行われます。
悔しい敗戦が続きますが、ヴォルテクスらしく挑み続けていきたいと思いますので、今後とも変わらぬご声援をよろしくお願いします!

次戦 横河武蔵野アトラスターズ戦のご来場につきましては、公共交通機関でのご利用をお願いいたします。


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