12/27(日) 14:00 トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦 レベルファイブスタジアム(福岡)

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キューデンヴォルテクス トヨタ自動車ヴェルブリッツ
14   55

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 0 0 0 0 0 14
後半 2 2 0 0 14
トヨタ自動車ヴェルブリッツ 前半 4 2 1 0 27 55
後半 4 4 0 0 28



キューデンヴォルテクス VS トヨタ自動車ヴェルブリッツ

No. 氏名(身長/体重/年齢) ポジション No. 氏名(身長/体重/年齢)
1 中村嘉宏(169/100/27) フォワード 1 谷地村政幸(177/107/26)
2 ジョシュ・マンレー(181/105/28) 2 上野隆太(174/105/24)
3 田尻亮(184/104/32) 3 熊谷隆(182/109/23)
4 吉上耕平(185/100/34) 4 北川俊澄(195/110/28)
5 浦真人(190/107/25) 5 谷口智昭(193/124/27)
6 松本允(170/92/26) 6 ヘイデン・ホップグッド(190/110/29)
7 端迫雅俊(183/101/29) 7 中山義孝(184/106/27)
8 ルーク・ドハティ(196/108/27) 8 菊谷崇(187/100/29)
9 村上龍寛(166/70/33) ハーフバックス 9 麻田一平(166/75/29)
10 久木元孝成(173/88/26) 10 オレニ・アイイ(173/82/30)
11 今村圭吾(179/90/29) スリークォーター・バックス 11 城戸雄生(181/83/23)
12 ナイサン・グレイ(185/99/34) 12 難波英樹(178/86/33)
13 山口雄一(174/78/28) 13 山内貴之(180/85/23)
14 吉永将宏(170/77/29) 14 水野弘貴(170/77/28)
15 吉田克也(184/93/24) フルバック 15 スティーブン・イェーツ(186/97/26)
16 仲西良太(173/108/23) リザーブ 16 中村嘉樹(175/101/26)
17 小柳和幸(175/109/26) 17 山本正人(186/115/31)
18 進藤猛(185/101/28) 18 アンガス・マクドナルド(194/108/29)
19 トム・マクベリー(187/105/29) 19 草下怜(180/90/22)
20 松尾匡祐(166/67/27) 20 笠木陽介(172/72/24)
21 島拓也(182/97/23) 21 有田啓介(175/85/24)
22 ナイジェル・スタニフォース(193/100/28) 22 馬場美喜男(173/82/26)

九州電力キューデンヴォルテクス入替/交替

種類 時間 選手
入替 前半 19分 端迫雅俊→進藤猛
入替 前半 31分 ナイサン・グレイ→ナイジェル・スタニフォース
入替 後半 7分 ルーク・ドハティ→トム・マクベリー
入替 後半 25分 村上龍寛→松尾匡祐
入替 後半 27分 吉永将宏→島拓也
入替 後半 32分 中村嘉宏→小柳和幸

トヨタ自動車ヴェルブリッツ入替/交替

種類 時間 背番号
入替 後半 11分 中山義孝→草下怜
入替 後半 11分 スティーブン・イェーツ→馬場美喜男
入替 後半 18分 難波英樹→有田啓介

前半得点経過  前半Kick off : トヨタ自動車ヴェルブリッツ

前半 チーム 選手 種類 得点
18分 トヨタ 水野弘貴 T 0-5
18分 トヨタ オレニ・アイイ Gx 0-5
25分 トヨタ スティーブン・イェーツ T 0-10
25分 トヨタ オレニ・アイイ Gx 0-10
27分 トヨタ スティーブン・イェーツ T 0-15
27分 トヨタ オレニ・アイイ G 0-17
34分 トヨタ ヘイデン・ホップグッド T 0-22
34分 トヨタ オレニ・アイイ G 0-24
40分 トヨタ オレニ・アイイ PG 0-27

後半得点経過  後半Kick off : 九州電力キューデンヴォルテクス

後半 チーム 選手 種類 得点
5分 トヨタ 山内貴之 T 0-32
5分 トヨタ オレニ・アイイ G 0-34
22分 トヨタ 水野弘貴 T 0-39
22分 トヨタ 馬場美喜男 G 0-41
25分 九州電力 ジョシュ・マンレー T 5-41
25分 九州電力 ナイジェル・スタニフォース G 7-41
28分 トヨタ オレニ・アイイ T 7-46
28分 トヨタ 馬場美喜男 G 7-48
33分 九州電力 吉田克也 T 12-48
33分 九州電力 ナイジェル・スタニフォース G 14-48
36分 トヨタ 麻田一平 T 14-53
36分 トヨタ 馬場美喜男 G 14-55

レポート

力及ばずトヨタ自動車ヴェルブリッツに惨敗

 12月27日(日)、レベルファイブスタジアムにて、トヨタ自動車ヴェルブリッツとの試合が行われました。




 トップリーグからの降格が決定したヴォルテクス。泣いても笑っても来シーズンはトップキュウシュウリーグでの戦いを強いられます。その上で、残り2試合、勝利への思いを断つことなく戦い抜かなければなりません。今試合の相手、トヨタ自動車ヴェルブリッツには、昨シーズン、接戦の末、ヴォルテクスが勝利をもぎ取っていますが、今シーズンのトヨタは、勢力を増し、スピードと力強さを兼ね備えたアタックを縦横無尽に仕掛けられるチームへと進化しています。そのトヨタ相手に、勝利への執念を持ち続け、この1試合を決して無駄にすることのないよう全力で挑みます。




 トヨタ自動車ヴェルブリッツのキックオフで始まった試合は、出だしからヴォルテクスが良いチャンスに恵まれ、4分、トヨタの反則により、ゴール前右ラインアウトという大きなチャンスを得ると、FWがモールで押し込みます。しかし、1回目のモールは相手の反則により失敗。再びゴール前5mでのラインアウトというチャンスに、再度モールで挑みますが、インゴールでボールが地面に着かず、今度はゴール前でのマイボールスクラムで仕切り直し。今度こそトライを…と展開し攻め込んだヴォルテクスですが、ノックオンのミスで先制トライのチャンスを潰してしまいます。ここでトライを取りきれなかったことが、後々のプレーに大きく響いていきます。
 その後も主導権を握り、敵陣でのプレーを保持しますが、一向にトライへと繋げることができないまま、攻めあぐねてしまうヴォルテクス。




 そうこうしているうちに、自陣まで追い込まれてしまい、トヨタが反撃を仕掛けてきます。
 18分、自陣でのラインアウトからモールでじりじりと押し込まれると、一気に右へ展開され、ゴール右に先制トライを決められてしまいます。
 このトライをきっかけにトヨタは勢いづき、25分、ヴォルテクスの反則からゴール前スクラムを選択され、スクラムからの展開で追加点を奪われます。
 さらには、27分、トライ後のキックオフから、ノーホイッスルトライを奪われてしまいます。34分にもトライを奪われ、0対27とあっという間に大きく点差を離されてしまいます。ヴォルテクスは、トライを奪えぬまま、前半を折り返します。


 前半の怒涛の攻撃に、トヨタの強さを見せつけられたヴォルテクス。アタックのスピードと個々のコンタクト等、予想以上にトップレベルの強さが光ります。観客も圧倒的な強さに静まり返ってしまうほどで、ヴォルテクスが、後半どのように挑み、どのようにして逆転を試みるのか…不安ばかりが頭をよぎります。ヴォルテクスメンバーは、気持ちだけは負けず、15人で挑もうとロッカールームを後にします。
 どうにか追いつきたい思いとは裏腹に、5分、ハーフウェイライン付近のラックから相手SOのアイイ選手に抜け出され、大きくゲインされます。その後、連続攻撃でトライまで繋がれると、22分にも追加点を許し、0対41とさらなる失点の悲劇に見舞われます。




 このままヴォルテクスの完封負けかと思われた25分、トヨタの反則からゴール前ラインアウトのチャンス。前半と同じ轍を踏まぬよう、FWが団結し、勢いよくモールを押し込みます。今試合初となるトライを決めると、33分には、自陣10m付近のスクラムから、SO久木元選手がチップキックしたボールをCTBスタニフォース選手がキャッチし、FB吉田選手に繋ぎます。吉田選手がそのまま走って相手を振り切り、トライを奪います。




 この2トライで14点を返しますが、この間にもトヨタに追加点を奪われ、終わってみれば14対55。トヨタの圧巻のアタックに、守り抜くことができないまま、レベルの差を見せつけられる試合となり、敗北を喫しました。
 トップリーグでの12連敗。残す試合は1試合となりましたが、来年が良き1年となるよう、最後の最後に勝利を獲得してシーズンを締めくくりたいと思います。



 試合終了後、記者会見に出席した郷田監督は、「序盤からトヨタさんに主導権を握られると厳しい試合になるという予想はしていました。それに対し、堅いディフェンスで対抗しようとしましたが、思うような試合ができませんでした。非常に残念です」と全ての責任を負うかのように話すと、中村主将は、「もちろん勝つ気で臨んだのですが、流れがトヨタさんに行ってしまい、それを防ぐことができませんでした。このような状況になっても、会場にはファンの方々が応援に駆けつけていただき、愛されているチームだと実感すると共に、このチームでプレーできることをうれしく思い、感謝しています。多くのファンの方々の前で、勝利できず、もどかしいです」と12連敗の悔しさを滲ませていました。



 最後になりましたが、会場にお越しいただきました多くのファンの皆さま、ならびに九電グループ関係者の皆さま、また、九電商友会をはじめとするお取引関係各社の皆さま、OBを中心とする応援団の皆さま、自動降格が決定したにも関わらず、ご声援を送っていただき、ありがとうございました。
 残り1試合となりましたが、引き続き、ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 次節は、1月9日(土)レベルファイブスタジアムにて行われます、クボタスピアーズとの一戦です。最終戦で、念願の勝利をかけ、チーム一丸となって挑みます。




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