12/19(日) 13:00 東芝ブレイブルーパス戦 レベルファイブスタジアム(福岡)

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キューデンヴォルテクス 東芝ブレイブルーパス
12   33

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 1 0 0 0 5 12
後半 1 1 0 0 7
東芝ブレイブルーパス 前半 4 3 0 0 26 33
後半 1 1 0 0 7



キューデンヴォルテクス VS 東芝ブレイブルーパス

No. 氏名(身長/体重/年齢) ポジション No. 氏名(身長/体重/年齢)
1 小柳和幸(175/109/26) フォワード 1 久保知大 (175/105/28)
2 ジョシュ・マンレー (181/105/28) 2 湯原祐希 (173/105/25)
3 田尻亮 (184/104/32) 3 櫻井寿貴 (185/115/29)
4 吉上耕平 (185/100/34) 4 石澤健太郎(187/103/28)
5 浦真人 (190/107/25) 5 大野均 (192/105/31)
6 松本允 (170/92/26) 6 スティーブン・ベイツ (191/110/29)
7 端迫雅俊 (183/101/29) 7 中居智昭 (186/98/28)
8 トム・マクベリー (187/105/29) 8 豊田真人 (186/108/25)
9 村上龍寛 (166/70/33) ハーフバックス 9 吉田朋生 (172/78/27)
10 久木元孝成 (173/88/26) 10 デイビッド・ヒル (186/99/31)
11 今村圭吾 (179/90/29) スリークォーター・バックス 11 仙波智裕 (183/97/27)
12 ナイサン・グレイ (185/99/34) 12 ニール・ブリュー (182/94/30)
13 山口雄一 (174/78/28) 13 冨岡鉄平 (180/94/32)
14 黒木孝太 (174/83/26) 14 廣瀬俊朗 (173/81/28)
15 吉田克也 (184/93/24) フルバック 15 立川剛士 (182/94/33)
16 仲西良太 (173/108/23) リザーブ 16 猪口拓 (176/103/27)
17 有馬昌宏(180/107/25) 17 笠井建志 (184/118/33)
18 進藤猛 (185/101/28) 18 蓬莱怜(188/103/27)
19 ルーク・ドハティ (196/108/27) 19 山本紘史 (183/93/23)
20 松尾匡祐 (166/67/27) 20 藤井亮太 (166/75/25)
21 吉永将宏 (170/77/29) 21 オトナタニエラ (175/96/29)
22 ナイジェル・スタニフォース (193/100/28) 22 吉田大樹 (180/88/28)

九州電力キューデンヴォルテクス入替/交替

種類 時間 選手
交替 前半 25分 黒木孝太 → 吉永将宏
入替 後半 0分 山口雄一 → ナイジェル・スタニフォース
入替 後半 0分 ジョシュ・マンレー → 仲西良太
入替 後半 7分 村上龍寛 → 松尾匡祐
入替 後半 30分 トム・マクベリー → ルーク・ドハティ
入替 後半 32分 端迫雅俊 → 進藤猛
入替 後半 34分 田尻亮 → 有馬昌宏

東芝ブレイブルーパス入替/交替

種類 時間 選手
入替 後半 0分 デイビッド・ヒル → 藤井亮太
入替 後半 16分 湯原祐希 → 猪口拓
入替 後半 28分 冨岡鉄平 → オトナタニエラ
入替 後半 32分 石澤健太郎 → 蓬莱怜
入替 後半 36分 豊田真人 → 山本紘史
入替 後半 38分 櫻井寿貴 → 笠井建志

前半得点経過  前半Kick off : 東芝ブレイブルーパス

前半 チーム 選手 種類 得点
13分 東芝 吉田朋生 T 0-5
13分 東芝 デイビッド・ヒル G 0-7
15分 九州電力 今村圭吾 T 5-7
15分 九州電力 ジョシュ・マンレー Gx 5-7
19分 東芝 豊田真人 T 5-12
19分 東芝 デイビッド・ヒル Gx 5-12
31分 東芝 デイビッド・ヒル T 5-17
31分 東芝 デイビッド・ヒル G 5-19
39分 東芝 中居智昭 T 5-24
39分 東芝 デイビッド・ヒル G 5-26

後半得点経過  後半Kick off : 九州電力キューデンヴォルテクス

前半 チーム 選手 種類 得点
4分 九州電力 ナイサン・グレイ T 10-26
4分 九州電力 ナイジェル・スタニフォース G 12-26
30分 東芝 立川剛士 T 12-31
30分 東芝 藤井亮太 G 12-33

レポート

見せつけられた東芝の強さ

 12月19日(土)、レベルファイブスタジアムにて、第11節東芝ブレイブルーパスとの試合が行われました。



 トップリーグに昇格して3年目のシーズン。今までで一番厳しい苦境に立たされているヴォルテクスです。前節のコカ・コーラウエスト戦では、アタック、ディフェンスともに攻めていたものの、ミスからの失点で、何が何でも欲しかった勝利を逃しました。
 今試合の相手は、昨シーズンの王者である東芝ブレイブルーパス。強豪チームとの戦いである上に、ケガ人によりメンバー変更を余儀なくされるというさらなる危機的状況を乗り越え、“最後まで諦めず戦い抜こう!”と試合に臨みました。




 ここ数日、平均気温が5℃前後の福岡は、時々雪が散らつくほどで、今日も天候は悪く、凍てつく寒さです。東芝ブレイブルーパスのキックオフで開始された試合は、雪の影響か、グラウンドが滑りやすくなっていたため、出だしから東芝らしくないミスを連発し、ヴォルテクスにチャンスが訪れます。9分、ゴール前ラインアウトからのモールを押し込みますが、東芝のモールディフェンスを押し切ることができずにトライへ繋げることができません。前へ!!という気持ちが全面に出ていたヴォルテクスは、その後も果敢に攻め込み、トライのチャンスを探ります。




 しかし、その前へ出たい気持ちが焦りとなり、13分、ヴォルテクスが攻め込んでいたハーフウェイライン付近での飛ばしパスをインターセプトされ、そのまま繋がれてしまいます。
 攻め込んでいただけに、先制トライを奪われ、痛手を負ったヴォルテクスですが、その直後の15分、東芝のトライ後のキックオフからLO吉上選手がボールをキャッチし、No.8マクベリー選手へ繋ぐと、ラックからSH村上選手、SO久木元選手へボールが渡り、久木元選手が絶妙な飛ばしパスでWTB今村選手へ繋ぎます。今村選手が勢いよく走り込み、最後はタックルを受けながらも、相手選手を引き連れゴール左隅にトライを決めます。



 ここから反撃に出たかったヴォルテクスですが、19分、自陣での相手ボールスクラムから、No.8の選手がサイドアタックで抜け出し、そのまま繋がれてトライを決められてしまいます。さらには、31分、敵陣からのカウンターアタックで攻め込まれると、ヴォルテクスが必死のディフェンスで阻もうとするものの、連続攻撃でボールを繋ぎ続けられ、追加点を許します。この時点で5対19とリードを広げられてしまいます。
 ヴォルテクスが試合開始直後から見せた勢いあるアタックは、いつのまにか姿を消し、ひたすら阻止することに徹する状態へと変化してしまいます。前半残り1分となった39分、ラックをターンオーバーされ、もう少し、あと少しの我慢が及ばず、痛恨の追加点を奪われます。5対26とリードをさらに広げられ、前半を折り返します。



 後半に臨むにあたって、前半の初めに見せた前に出るアタックを40分間継続していくこと、個々の仕事にしっかりと徹することを全員で約束し、気持ちを切り替えてグラウンドに立ったヴォルテクスフィフティーンは、約束通り、後半に攻め続ける諦めない姿を披露します。
 後半開始4分、敵陣22m付近で東芝アタック中に、LO浦選手がプレッシャーをかけたところで、相手の放ったパスをCTBグレイ選手がインターセプトし、そのまま走り込んでトライを決めます。12対26とし、望みを繋げます。




 グレイ選手のトライで勢いづいたヴォルテクスは、その後、積極的に猛攻を繰り広げ、敵陣でのプレーを持続します。あとトライまで数メートルというシチュエーションがどれだけあったでしょうか…。20分以上、敵陣でプレーをし、幾度となくアタックのチャンスがあったにも関わらず、どうしてもトライに繋げることができません。その背景には、東芝がその強さを随所で発揮しており、ブレイクダウンの強さや激しさ、そしてモールディフェンスのうまさ、いつでも揃っている鉄壁のディフェンス等、ヴォルテクスが攻め崩すには難しいほどに、全てが一枚上手であり、攻め崩す術がありません。
 結局、トライまで繋げることができないまま、30分、今度は相手の連続攻撃にまんまと攻め入られ、ダメ押しのトライを許してしまいます。終わってみれば、12対33。勝利をかけて、大金星を信じて挑んだ試合でしたが、昨季王者の強さをはっきりと見せつけられ、敗北を喫しました。
 残りの2試合、順位、成績にとらわれることなく、最後までヴォルテクスらしく戦い続けることを、そして、勝利を目指し、挑んでいきたいと思います。



 試合後の記者会見、郷田監督は、「寒い中、多くの皆さまに、会場まで足を運んでいただきありがとうございます。東芝さんのモール、クイックスタートからのアタック等、対策をして臨んだ試合でしたが、崩すことができず、非常に残念な結果となりました。残り2試合、諦めず戦い、まずは、来週のトヨタさんとの試合に繋げたいと思います」と話し、今試合のゲームキャプテンであるFWリーダーの松本選手は、「選手全員が勝ちたいという気持ちを持って挑みました。随所に良いところは出ていたのですが、相手のパワー、繋ぎの上手さ、スピードについていくことができませんでした」と試合を振り返りました。



 最後になりましたが、会場にお越しいただきました多くのファンの皆さま、ならびに九電グループ関係者の皆さま、また、九電商友会をはじめとするお取引関係各社の皆さま、OBを中心とする応援団の皆さま、本当に寒い中、スタンドから大きな声を出して応援していただき、誠にありがとうございました。
 トップリーグも残すところ2試合となりましたが、引き続き、ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 次節は、12月27日(日)レベルファイブスタジアムにて行われます、トヨタ自動車ヴェルブリッツとの一戦です。昨年に引き続き、このトヨタ戦で勝利の雄叫びを上げられるよう、全身全霊で挑みます。


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