12/13(日) 13:00 コカ・コーラウエストレッドスパークス戦
(ベストアメニティスタジアム(佐賀))

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キューデンヴォルテクス コカ・コーラウエスト
レッドスパークス
24   35

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 1 1 1 0 10 24
後半 2 2 0 0 14
コカ・コーラウエスト
レッドスパークス
前半 2 2 0 0 14 35
後半 3 3 0 0 21



コカ・コーラウエストレッドスパークス VS キューデンヴォルテクス

No. 氏名(身長/体重/年齢) ポジション No. 氏名(身長/体重/年齢)
1 西浦達吉 (176/108/33) フォワード 1 中村嘉宏 (169/100/27)
2 蔵憲治 (169/93/31) 2 ジョシュ・マンレー (181/105/28)
3 阿比留健二郎 (173/110/27) 3 田尻亮 (184/104/32)
4 川下修平 (185/95/26) 4 吉上耕平 (185/100/34)
5 エロネ・タキタキ (184/120/24) 5 浦真人 (190/107/25)
6 ウェイン・オーモンド (191/107/32) 6 松本允 (170/92/26)
7 岩永明浩 (177/88/24) 7 川嵜拓生 (184/101/32)
8 山口智史 (190/100/30) 8 ルーク・ドハティ (196/108/27)
9 香月武 (175/83/27) ハーフバックス 9 村上龍寛 (166/70/33)
10 福田哲也 (175/90/26) 10 久木元孝成 (173/88/26)
11 金堀優 (180/85/26) スリークォーター・バックス 11 今村圭吾 (179/90/29)
12 吉原渉 (180/82/24) 12 ティム・アトキンソン (177/89/32)
13 徳住茂久 (175/85/29) 13 山口雄一 (174/78/28)
14 松岡元気 (176/78/28) 14 黒木孝太 (174/83/26)
15 ショーン・ウェブ (180/90/27) フルバック 15 吉田克也 (184/93/24)
16 五郎丸亮 (178/95/25) リザーブ 16 仲西良太 (173/108/23)
17 平原大敬 (176/117/22) 17 小柳和幸 (175/109/26)
18 三根秀敏 (187/105/25) 18 端迫雅俊 (183/101/29)
19 豊田将万 (189/108/23) 19 トム・マクベリー (187/105/29)
20 竹内恵亮 (170/78/28) 20 ナイサン・グレイ (185/99/34)
21 原留大祐(180/82/27) 21 吉永将宏 (170/77/29)
22 レレア・パエア(183/95/26) 22 ナイジェル・スタニフォース (193/100/28)

九州電力キューデンヴォルテクス入替/交替

種類 時間 選手
入替 後半 6分 ティム・アトキンソン → ナイサン・グレイ
入替 後半 19分 ルーク・ドハティ → トム・マクベリー
入替 後半 23分 浦真人 → 端迫雅俊
入替 後半 26分 黒木孝太 → 吉永将宏
入替 後半 29分 ジョシュ・マンレー → 仲西良太
入替 後半 29分 今村圭吾 → ナイジェル・スタニフォース
入替 後半 30分 田尻亮 → 小柳和幸

コカ・コーラウエストレッドスパークス入替/交替

種類 時間 選手
入替 後半 9分 阿比留健二郎 → 平原大敬
入替 後半 9分 エロネ・タキタキ → 三根秀敏
入替 後半 9分 福田哲也 → レレア・パエア
入替 後半 18分 松岡元気 → 原留大祐
入替 後半 28分 蔵憲治 → 五郎丸亮
入替 後半 28分 ウェイン・オーモンド → 豊田将万
入替 後半 30分 香月武 → 竹内恵亮

前半得点経過  前半Kick off : コカ・コーラウエストレッドスパークス

前半 チーム 選手 種類 得点
5分 コカコーラ 金堀優 T 5-0
6分 コカコーラ ショーン・ウェブ G 7-0
11分 九州電力 浦真人 T 7-5
12分 九州電力 ジョシュ・マンレー G 7-7
16分 九州電力 ジョシュ・マンレー PG 7-10
31分 コカコーラ ショーン・ウェブ T 12-10
33分 コカコーラ ショーン・ウェブ G 14-10

後半得点経過  後半Kick off : 九州電力キューデンヴォルテクス

後半 チーム 選手 種類 得点
3分 コカコーラ ショーン・ウェブ T 19-10
4分 コカコーラ ショーン・ウェブ G 21-10
5分 コカコーラ 蔵憲治 T 26-10
6分 コカコーラ ショーン・ウェブ G 28-10
27分 コカコーラ 香月武 T 33-10
28分 コカコーラ ショーン・ウェブ G 35-10
37分 九州電力 ナイサン・グレイ T 35-15
38分 九州電力 ナイジェル・スタニフォース G 35-17
39分 九州電力 山口雄一 T 35-22
40分 九州電力 ナイジェル・スタニフォース G 35-24

レポート

アタックミスからの敗北

 12月13日(日)、ベストアメニティスタジアム(佐賀県鳥栖市)にて、コカ・コーラウエストレッドスパークスとの試合が行われました。



 いまだ1勝もできずにいるヴォルテクス。しかし、前節のヤマハ発動機ジュビロ戦では、逆転負けを喫したものの、強豪チームを追い込み、激しいディフェンスを見せ、ヴォルテクスらしさを見せてくれました。久しぶりに自分たちの力で戦えたことに、“まだやれる!!”という自信を持ち、今試合のコカ・コーラウエストレッドスパークス戦では一歩も引かず、前に出続ける試合をしようと、勝利をかけて試合に臨みました。





 コカ・コーラのキックオフで開始された試合。先制点を奪いたいヴォルテクスにとって、痛い失点から始まります。5分、自陣22m付近に蹴り込まれたボールを落としてしまい、いきなりピンチを招いてしまいます。スクラムから連続攻撃で攻め込まれると、ゴール左隅にトライを奪われ、0対7と先制されます。
 しかし、ヴォルテクスも負けてはおらず、11分に相手の反則からペナルティキックで一気にゴール前まで攻め込み、ラインアウトからモールを押し込みます。じりじりとゴールラインまで近付くと、LO浦選手が抜け出しトライを奪います。7対7の同点とし、試合を振り出しに戻したヴォルテクス。16分には、相手の反則からペナルティゴールを狙い、HOマンレー選手が決め、10対7とします。

 ここから波に乗り、リードを広げたいヴォルテクスに対し、逆転を試みるコカ・コーラ。互いにトライ間近まで持ち込む攻め合いが続き、白熱した試合が繰り広げられます。身体を張ってゴールを守ろうと堅いディフェンスに徹しましたが、31分、自陣22m付近での相手ラインアウトから連続攻撃で攻め込まれ、逆転を許してしまいます。
 10対14の4点差を追いかける形で前半を折り返し、後半での逆転劇に望みを繋ぎます。




 前半に良いアタックが幾度となく見られたものの、焦りからか、アタックの精度が今一歩であったことに対し、「決して焦らずに正確に攻め、逆転を狙っていこう」と話し合い挑んだ後半でしたが、開始3分、敵陣22mまで攻め込んでいた最中、パスをしようとしたボールが相手の手に引っ掛かり、転げ落ちたところを、拾われ、そのまま攻撃に転じられてしまいます。アタック中のヴォルテクスにとっては不意の出来事で、ディフェンスへ切り替えることができないまま走られてしまい、追加点を奪われます。さらに、その2分後の5分にも、再びヴォルテクスのキックからカウンターアタックで攻め込まれ、そのままあっさりとトライを決められます。
 アタックミスから奪われた立て続けのトライに、愕然とするヴォルテクスメンバー。4点の僅差から、10対28と大きく突き放されてしまいます。
 ここから気持ちを切り替えて反撃に出ようとするヴォルテクスは、どうにかして攻め込もうと必死のアタックを見せますが、肝心なところでのミスが原因で、チャンスを潰してしまいます。逆転するためには、確実に2トライを奪わないと前には進めないと猛攻を繰り広げる中、刻々と時間だけが過ぎていきます。
 まだ追いつけると頑張っていた27分、再び自陣でのアタック中にパスミスを犯し、そのままターンオーバーされ、とどめとなる独走トライを決められ、10対35とさらに点差を広げられます。




 残る時間は約10分。10分での逆転劇を可能にするには、厳しい状況でした。さらにヴォルテクスに追い打ちをかけるように、FL川嵜選手が怪我で負傷し退場。既にリザーブが全員交替していたため、14人での戦いを強いられます。
 このままで終わってしまうのかと思われた37分。ハーフウェイライン付近での相手ペナルティから、途中出場を果たしたHO仲西選手がクイックスタートし、ラックを形成します。そこからNo.8マクベリー選手、LO吉上選手、CTBグレイ選手と繋ぎ、グレイ選手がタックルを受けながらも勢い良く持ち込みトライを奪うと、39分にもCTBグレイ選手が相手ディフェンスラインを突破し、アタックを仕掛け、一度は相手ボールになるものの、最後はCTB山口選手がトライを決めます。14人にも関わらず、劇的な2トライを挙げ、24対35まで追い上げますが、時すでに遅し…。トライ直後のゴールキックで空しくも終了を知らせるホーンが会場に鳴り響き、またも悔しく、やりきれない敗北を喫しました。




 試合を振り返ると、内容的には、決してコカ・コーラに対して劣っていたわけではありません。しかし、イージーミスが致命的なミスとなったことは事実です。ディフェンスも踏ん張り、アタックも攻め込む中で、ミスがこれほどにも大きな影響を与えてしまうことを改めて実感しました。ヴォルテクスらしさがあれば互角に戦えるという自信は確信へと変わりましたが、勝利するのにはまだまだ厳しいということを証明されたような試合でした。
 ここから上位チームとの厳しい戦いが3試合残っていますが、ヴォルテクスらしさだけは失わぬよう、最後まで戦い抜きます。



 試合後の記者会見では、「この試合に向けて、特にディフェンスに力を入れて臨もうとしました。その点については、選手も頑張っていましたが、後半の初めでのアタックミスから奪われた2トライが勝敗を分けたと思っています」と郷田監督が話し、中村主将は、「後半の立ち上がりでのアタックが悪く、不甲斐ない試合をして本当に申し訳ないです」と短い言葉にも関わらず、負けてしまったことの悔しさと勝利できない情けなさ、ファンの方々へのお詫びの気持ちが伝わってきました。



 最後になりましたが、会場にお越しいただきました多くのファンの皆さまをはじめ、佐賀支店ならびに九電グループ関係者の皆さま、また、九電商友会をはじめとするお取引関係各社の皆さま、OBを中心とする応援団の皆さま、連敗が続いているにも関わらず、ご声援を送っていただき、本当にありがとうございます。 非常に厳しい状況ですが、引き続き、ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。



 次節は、12月19日(土)レベルファイブスタジアムにて行われます、東芝ブレイブルーパスとの一戦です。ここから最終戦までの3試合は、レベルファイブスタジアムでの試合になります。ホームゲームでどうにか勝利を飾れるよう頑張ります。

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