12/6(日) 12:00 ヤマハ発動機ジュビロ戦(熊本県民総合運動公園陸上競技場(KKWING))

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キューデンヴォルテクス ヤマハ発動機ジュビロ
19   21

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 2 1 0 0 12 19
後半 1 1 0 0 7
ヤマハ発動機ジュビロ 前半 2 2 0 0 14 21
後半 1 1 0 0 7



キューデンヴォルテクス VS ヤマハ発動機ジュビロ

No. 氏名(身長/体重/年齢) ポジション No. 氏名(身長/体重/年齢)
1 中村嘉宏 (169/100/27) フォワード 1 仲谷聖史 (170/102/28)
2 佐藤孝樹 (170/97/25) 2 加藤圭太 (175/96/26)
3 田尻亮 (184/104/32) 3 山村亮 (185/116/28)
4 吉上耕平 (185/100/34) 4 ローリー・ダンカン (194/120/32)
5 浦真人 (190/107/25) 5 石神勝 (190/100/28)
6 松本允 (170/92/26) 6 木曽一 (195/108/31)
7 川嵜拓生 (184/101/32) 7 八木鉄兵 (180/95/28)
8 ルーク・ドハティ (196/108/27) 8 モセ・トゥイアリイ (192/108/28)
9 村上龍寛 (166/70/33) ハーフバックス 9 矢富勇毅 (176/83/24)
10 久木元孝成 (173/88/25) 10 大田尾竜彦 (180/92/27)
11 吉田克也 (184/93/24) スリークォーター・バックス 11 中園真司 (170/81/23)
12 ティム・アトキンソン (177/89/32) 12 ジョシュア・レヴィ (182/110/30)
13 山口雄一 (174/78/28) 13 中垣裕介 (173/83/29)
14 黒木孝太 (174/83/26) 14 松下馨 (185/86/26)
15 ナイジェル・スタニフォース (193/100/28) フルバック 15 五郎丸歩 (185/98/23)
16 ジョシュ・マンレー (181/105/28) リザーブ 16 高木重保 (180/111/34)
17 小柳和幸 (175/109/26) 17 朴誠球 (180/110/26)
18 端迫雅俊 (183/101/29) 18 串田義和 (179/93/28)
19 トム・マクベリー (187/105/29) 19 ルーベン・ソーン (192/108/34)
20 ナイサン・グレイ (185/99/34) 20 佐藤貴志 (176/89/28)
21 吉永将宏 (170/77/29) 21 中島拓也 (176/84/21)
22 今村圭吾 (179/90/29) 22 デーリック・トーマス (194/112/24)

九州電力キューデンヴォルテクス入替/交替

種類 時間 選手
入替 前半 38分 佐藤孝樹→ジョシュ・マンレー
入替 前半 38分 ナイジェル・スタニフォース→今村圭吾
入替 後半 19分 ルーク・ドハティ→トム・マクベリー
入替 後半 26分 ティム・アトキンソン→ナイサン・グレイ

ヤマハ発動機ジュビロ入替/交替

種類 時間 選手
入替 後半 14分 モセ・トゥイアリイ→ルーベン・ソーン
入替 後半 14分 矢富勇毅→佐藤貴志
入替 後半 28分 ローリー・ダンカン→串田義和
入替 後半 28分 松下馨→デーリック・トーマス

前半得点経過  前半Kick off : 九州電力キューデンヴォルテクス

前半 チーム 選手 種類 得点
1分 九州電力 ナイジェル・スタニフォース PGx 0-0
14分 九州電力 ルーク・ドハティ T 5-0
15分 九州電力 ナイジェル・スタニフォース G 7-0
20分 ヤマハ 大田尾竜彦 T 7-5
21分 ヤマハ 五郎丸歩 G 7-7
24分 ヤマハ ジョシュア・レヴィ T 7-12
25分 ヤマハ 五郎丸歩 G 7-14
36分 九州電力 佐藤孝樹 T 12-14
37分 九州電力 ナイジェル・スタニフォース Gx 12-14

後半得点経過  後半Kick off : ヤマハ発動機ジュビロ

後半 チーム 選手 種類 得点
3分 九州電力 吉上耕平 T 17-14
4分 九州電力 ジョシュ・マンレー G 19-14
39分 ヤマハ 八木鉄兵 T 19-19
40分 ヤマハ 五郎丸歩 G 19-21

レポート

勝利目前での惜敗にも、ヴォルテクスらしさ光る。

 12月6日(日)、熊本県民総合運動公園(KKウイング)にて、ヤマハ発動機ジュビロとの試合が行われました。 前節で最下位争いをしていたホンダヒートに敗れ、勝ち星を1つも取れぬまま、情けない思い、悔しい思い、自分たちに自信をなくしそうになるほどの負けを経験しました。
 相手がどんな強豪チームであれ、残り1試合1試合を全力で戦い抜くことを全員が誓い、現在上位に定着しているヤマハ発動機ジュビロとの試合に臨みました。




 先週から九州は寒暖の差が激しく、試合当日の熊本は、最高気温が11℃と寒い気候になりました。
 ヴォルテクスのキックオフで開始された試合は、開始1分、いきなりペナルティゴールのチャンスが巡ってきます。難しい位置ということもあり、失敗に終わってしまいますが、得意とする前半での強さをアピールし、ヤマハ陣内にどんどん攻め込みます。
 試合が動いたのは14分。相手の反則により、左ゴール前ラインアウトの大きなチャンス。ここでFWメンバーが一致団結し、モールを勢いよく押し込んで、先制トライを奪います。ゴールも決まり、7対0。





 良い滑り出しのヴォルテクスでしたが、20分、今度は、ヤマハが反撃に出ます。ヴォルテクスが攻撃中にターンオーバーされ、連続攻撃でどんどん自陣へ攻め込まれると、ヴォルテクスの反則からクイックスタートで一気にゴールラインまで持ち込まれ、トライを決められます。さらには、24分。再びターンオーバーから連続攻撃で攻め込まれ、7対14とリードを許します。
 今までの試合と同じような展開に誰もが嫌な予感を感じたことだと思います。しかし、この日のヴォルテクスは、粘りのディフェンスがさらなる勢いをつけていきます。
 28分、ゴール前まで攻め込んで相手ディフェンスラインを脅かすと、36分に再び大きなチャンスを得ます。先制トライと同じく、ゴール前でのラインアウトからモールを押し込み、最後はHO佐藤選手が抜け出し、ゴール右隅にトライ。12対14と点差を縮め、前半を折り返します。

 後半に臨むにあたり、前半、ヤマハの2トライに影響のあったキック処理をもっと意識し、相手にキックを蹴られた後、全員が早く戻ろうと声を掛け合い、意思統一を図りました。
 残り40分間での勝利に望みをかけたヴォルテクスフィフティーンは、後半開始直後に劇的なトライを奪います。敵陣10m付近ラインアウトから、SH村上選手、WTB今村選手、CTB山口選手へと繋ぐと、ラックからの2次攻撃で途中出場のHOマンレー選手が相手のタックルをすり抜け、ゲインします。そこへWTB選手並みに足の速いLO吉上選手が走りこみ、ボールを繋いでそのままトライを奪います。ゴール成功し、19対14と逆転に成功します。




 しかし、ここから、ヤマハの猛攻が始まります。自陣でのディフェンスを強いられ、幾度となくピンチを迎えます。今までの試合であれば、ここから疲労が見え始め、失点の連続。ヴォルテクスの踏ん張りもここまでかと思われましたが、ヴォルテクスファンも見たかったであろう本来の姿、鉄壁のディフェンスがヤマハの果敢な攻撃を阻止します。
 必死のディフェンスでゴールラインを守ろうとする最中、予想だにしないアクシデントに見舞われます。リードしながらも、後半は劣勢の立場であり、残り時間を計算して時間を有効に使いたかったヴォルテクスに待っていたのは、残り時間13分を過ぎたあたりで、いきなり電光掲示板のタイマーが消えるという最悪の事態。残り時間も分からぬまま、選手はどう守りきるのか、誰もが試合終了を知らせるホーンを待ち望んでいました。




 FL松本選手がシンビンで退場し、14人でのプレーを強いられた直後、ヤマハに連続攻撃を仕掛けられ、それまで我慢し続けていたディフェンスラインを突破されてしまいます。勝利目前での同点のトライ。逆転となるゴールも決められた瞬間、試合終了を知らせるホーンが…。目の前にあった勝利から一転、まさかの逆転負けを喫しました。
 非常に悔しく、悔やんでも悔やみきれない思いは多々あります。惜しくも負けてしまいましたが、この試合、ヴォルテクスメンバーが今までとは違った姿を見せてくれたことは確かです。結果が全てと言われれば返す言葉はないのですが、これでこそヴォルテクスという姿を見せてくれたメンバーを誇りに思います。残る4試合、この流れを持続しつつ、勝利に向けてひたむきに頑張っていきます。




 試合終了後の記者会見の場。郷田監督は、「1人1人の個々の強さ、レベルはヤマハさんが上回っていることは分かっていたので、1発目のタックルを意識させ、試合に臨みました。セットプレーの安定や、ディフェンス面で良いリズムでしたが、残念ながら勝利を掴めませんでした。非常に悔しいです」と話し、中村主将は、言葉を詰まらせながらも、「沢山の方々に応援していただいたにも関わらず、勝てなかったことが申し訳ないです。何を言っても仕方ないので、1試合1試合身体を張って頑張ります」と話しました。

 最後になりましたが、会場にお越しいただきました多くのファンの皆さまをはじめ、熊本支店ならびに九電グループ関係者の皆さま、また、九電商友会をはじめとするお取引関係各社の皆さま、OBを中心とする応援団の皆さま、終わりに近づくほどに大きくなっていく力強いご声援を送っていただき、ありがとうございました。
 引き続き、ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 次節は、12月13日(日)ベストアメニティスタジアム(佐賀県鳥栖市)にて行われます、コカ・コーラウエストレッドスパークスとの一戦です。九州ダービーを制し、今季初勝利を目指します!



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