11/29(日) 14:00 ホンダヒート戦(鹿児島県立鴨池陸上競技場)

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キューデンヴォルテクス ホンダヒート
25   39

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 1 1 1 0 10 25
後半 3 0 0 0 15
ホンダヒート 前半 2 1 1 0 15 39
後半 4 2 0 0 24



キューデンヴォルテクス VS ホンダヒート

No. 氏名(身長/体重/年齢) ポジション No. 氏名(身長/体重/年齢)
1 中村嘉宏 (169/100/27) フォワード 1 大橋幸平 (176/111/28)
2 ジョシュ・マンレー (181/105/28) 2 天野豪紀 (174/109/22)
3 田尻亮 (184/104/31) 3 久保木貴紀 (179/103/32)
4 吉上耕平 (185/100/34) 4 塚本篤志 (189/105/22)
5 浦真人 (190/107/25) 5 ウォーレン・スミス (195/113/28)
6 松本允 (170/92/26) 6 金栄釱 (179/94/27)
7 端迫雅俊 (183/101/29) 7 林徹 (180/93/25)
8 トム・マクベリー (187/105/29) 8 川添学 (180/100/27)
9 村上龍寛 (166/70/33) ハーフバックス 9 梁永勲 (176/80/28)
10 久木元孝成 (173/88/25) 10 古屋孝広 (172/83/25)
11 吉田克也 (184/93/24) スリークォーター・バックス 11 木村允彦 (166/82/25)
12 ティム・アトキンソン (177/89/32) 12 ジーン・フェアバンクス (175/84/27)
13 山口雄一 (174/78/28) 13 アリシ・トゥプアイレイ (187/116/29)
14 吉永将宏 (170/77/29) 14 前田瞬 (182/82/26)
15 黒木孝太 (174/83/26) フルバック 15 鎌田哲郎 (184/87/22)
16 佐藤孝樹 (170/97/25) リザーブ 16 田中貴士 (175/109/25)
17 小柳和幸 (175/109/26) 17 元公法 (177/113/24)
18 川嵜拓生 (184/101/32) 18 ダニエル・リンディー (193/108/22)
19 ルーク・ドハティ (196/108/27) 19 北川忠資 (180/96/26)
20 松尾匡祐 (166/67/27) 20 吉村昭祐 (165/70/28)
21 ナイサン・グレイ (185/99/34) 21 小西大輔 (171/80/26)
22 今村圭吾 (179/90/29) 22 タプオシ・ポンギ (187/107/27)

九州電力キューデンヴォルテクス入替/交替

種類 時間 背番号
入替 後半 17分 吉永将宏→今村圭吾
入替 後半 21分 トム・マクベリー→川嵜拓生
入替 後半 21分 山口雄一→ナイサン・グレイ
入替 後半 35分 村上龍寛→松尾匡祐

ホンダヒート入替/交替

種類 時間 背番号
交替 前半 21分 ジーン・フェアバンクス→タプオシ・ポンギ
入替 後半 15分 久保木貴紀→元公法
入替 後半 20分 林徹→北川忠資
入替 後半 29分 古屋孝広→小西大輔
入替 後半 36分 梁永勲→吉村昭祐

前半得点経過  前半Kick off : 九州電力キューデンヴォルテクス

前半 チーム 選手 種類 得点
8分 ホンダ 古屋孝広 PG 0-3
11分 九州電力 ジョシュ・マンレー PG 3-3
16分 九州電力 吉田克也 T 8-3
17分 九州電力 ジョシュ・マンレー G 10-3
32分 ホンダ 木村允彦 T 10-8
33分 ホンダ 古屋孝広 Gx 10-8
37分 ホンダ 鎌田哲郎 T 10-13
38分 ホンダ 古屋孝広 G 10-15

後半得点経過  後半Kick off : ホンダヒート

後半 チーム 選手 種類 得点
2分 九州電力 吉田克也 T 15-15
3分 九州電力 ジョシュ・マンレー Gx 15-15
6分 ホンダ 川添学 T 15-20
7分 ホンダ 古屋孝広 G 15-22
16分 ホンダ タプオシ・ポンギ T 15-27
17分 ホンダ 古屋孝広 G 15-29
29分 九州電力 今村圭吾 T 20-29
30分 九州電力 ジョシュ・マンレー Gx 20-29
34分 九州電力 川嵜拓生 T 25-29
35分 九州電力 ジョシュ・マンレー Gx 25-29
38分 ホンダ 木村允彦 T 25-34
38分 ホンダ 小西大輔 Gx 25-34
39分 ホンダ 塚本篤志 T 25-39
40分 ホンダ 小西大輔 Gx 25-39

レポート

厳しいトップリーグでの戦い。

 11月29日(日)、鹿児島県立鴨池陸上競技場にて、ホンダヒートとの試合が行われました。
 厳しい前半節を終え、現時点で最下位のヴォルテクスは、このウインドウマンスで厳しい練習を重ね、後半戦に向けての準備を整えてきました。中村主将の復帰も後押しする形で、巻き返しを図る布陣は揃い、日々良い練習を持続することができています。



 今試合の対戦相手であるホンダヒートは、今シーズン、トップリーグ初昇格を果たしましたが、ヴォルテクスと同じく、厳しい戦いを強いられています。互いに何が何でも手にしたい勝利。“今日こそは…笑顔でノーサイドを迎えよう!前半戦で失ったプライドを取り戻そう!”とグラウンドに向かいました。




  ヴォルテクスのキックオフで始まった試合。開始直後の3分にヴォルテクスは大きなチャンスを得ます。ゴール前ラインアウトから連続攻撃でトライを狙うも、ノックオンのミスで得点へと繋げることができません。
 先に先制点を奪ったのは、ホンダヒート。ヴォルテクスの反則から、ペナルティゴールを決められ、3点を奪われます。
 取られたら取り返す。その直後の11分に今度はヴォルテクスがペナルティゴールを狙います。距離も遠く、難しい角度からのゴールキックを、HOマンレー選手が決め、3対3の同点とします。



 ここから勢いにのったヴォルテクスは、相手陣内へ果敢に攻め込み、相手の隙を見定め、チャンスを狙います。16分、ハーフウェイライン付近で相手がこぼしたボールをLO吉上選手がそのまま拾い、SO久木元選手、FB黒木選手とパスを繋ぐと、黒木選手が切り込んで大きくゲインします。最後は、黒木選手からWTB吉田選手へオフロードパスを繋ぎ、ゴール左隅にトライ。10対3とリードします。
 ここから両者一歩も譲らない激しい攻防戦が繰り広げられます。互いにチャンスを窺い、互いに堅い守りに徹し、追加点が奪えません。この状況下でヴォルテクスの体力は奪われていき、徐々に流れがホンダに移っていきます。32分、ヴォルテクスのアタック中にターンオーバーされ、簡単にトライを奪われてしまいます。さらには、37分にも、自陣10m付近のラインアウトからそのまま走られて相手FBにトライを許します。一気に逆転され、前半終了間際まで、ひやひやさせるシーンが続きましたが、10対15とどうにかこの点差をキープし、前半を折り返します。




 前半の悪い流れを払拭し、逆転を試みるヴォルテクスは、後半開始直後にその思いが前面に出たアタックを披露します。2分、敵陣10m付近のラインアウトからの2次攻撃でCTBアトキンソン選手がディフェンスラインを突破し大きく前進すると、No.8マクベリー選手へ繋ぎ、ラックを形成します。SH村上選手、SO久木元選手へとボールが渡ると、そこから2,3人を飛ばすパスでWTB吉田選手に繋ぎます。吉田選手がライン際を勢いよく走り込み、本日2本目となるトライ。15対15とし、試合を振り出しに戻します。
 ここからリードを広げたいヴォルテクスでしたが、6分、自陣で相手ボールラインアウトを競りに行った直後、そのこぼれ球をそのまま持ち込まれトライを奪われます。さらに、16分にもトライを許し、15対29、再びリードを奪われます。



 ここで諦めることなく、攻勢に転じたいヴォルテクスは、残る時間に全てをかけます。しかし、なかなかチャンスを生かせず、虚しくも時間だけが過ぎていきます。
 残り10分を切った29分。相手の反則が重なり、敵陣に入ると、ゴール前ラインアウトからモールを押し込みます。惜しくも崩れた後、SO久木元選手、WTB山口選手、FB黒木選手へと繋ぎ、後半途中出場のWTB今村選手がトライを決めます。34分には、スクラムから連続攻撃で攻め込み、最後はラックを連取する形でNo.8川嵜選手がトライを奪い、25対29と4点差まで詰め寄ります。
 あと1トライ取れば、逆転勝利が見えたヴォルテクス。多くのヴォルテクスファンも1トライに期待をし、大きな声援を送ります。 誰もが願った勝利…。しかし、その願いが叶うことはありませんでした。38分、39分とダメ押しのトライをホンダに決められ、終わってみれば25対39。
 この1カ月間頑張ってきたヴォルテクスの悲願の初勝利は、あっという間に消え去り、痛恨の敗北へと変わりました。





 試合終了後、記者会見に出席した郷田監督は、「後半戦最初の試合で、絶対勝ちたい試合でした。前半節を終え、セットプレーの立て直し、ディフェンスの整備に取り組み、この試合に挑んだのですが、悔しい結果となりました」と厳しい表情で話しました、今シーズン初出場となった中村主将は、全ての責任を負うかのように、「このような結果となり、なかなか自分達の思い描くラグビーができず悔しく思います。これから残る5試合を死ぬ気で勝ちに行きます。また応援していただけるよう、頑張ります」と話し、目を閉じる度に、悔しさを滲ませていました。

 最後になりましたが、会場にお越しいただきました大変多くのファンの皆さまをはじめ、鹿児島支店ならびに九電グループ関係者の皆さま、また、九電商友会をはじめとするお取引関係各社の皆さま、OBを中心とする応援団の皆さま、試合後の挨拶の時までご声援を送り続けていただき、誠にありがとうございました。心から御礼申し上げます。

 信頼を、また、プライドを取り戻すために挑んだ試合で、失望させてしまったことは、非常に申し訳なく思っています。残留に向け、厳しい道のりではありますが、あと5試合、引き続き、ご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 次節は、12月6日(日)熊本県民総合運動公園陸上競技場(KKウイング)にて行われます、ヤマハ発動機ジュビロ戦です。この1週間で変えられるものとは何なのか…。今できることに全てを注いで、ヤマハ戦に挑みたいと思います。




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