11/14(土) 12:00 福岡サニックスブルース戦(九州電力香椎競技場)

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キューデンヴォルテクス 福岡サニックスブルース
5   63

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 1 0 0 0 5 5
後半 0 0 0 0 0
福岡サニックスブルース 前半 4 4 0 0 28 63
後半 5 5 0 0 35



出場選手

1 小野田 寛文→ 有馬 昌宏 (後半9分) 9 松尾 匡祐 → 安部 和輝 (後半9分)
2 仲西 良太 10 大坪 弘明 → ナイジェル・スタニフォース(前半26分
)→ 大坪 弘明 (前半29分)
 → ナイジェル・スタニフォース (後半9分)
3 池田 圭治 11 山田 和弘 → 吉田 克也 (後半9分)
4 山下 和人 → 川嵜 耕大 (前半29分)
→ 山下 和人 (前半40分)→ 川嵜 耕大 (後半9分)
12 三輪 幸輔 → 末次 弘明 (後半18分)
5 山元 宗一郎 → 山下 和人 (後半25分) 13 島 拓也
6 河原崎 峻 14 久保 章太
7 吉浦 利浩 → 浦川 伸太郎 (後半9分) 15 吉田 克也 → 森田 啓介 (後半9分)
 → 三輪 幸輔 (後半38分)
8 進藤  猛    

レポート

前半の輝きも空しく、完敗を喫す

 11月14日(土)、香椎グラウンドにて、福岡サニックスブルースとの試合が行われました。
 Bチームは、10月11日にサテライトリーグでクボタスピアーズを倒し、今シーズン初めて、トップリーグチームからの白星を奪いました。この試合の勝利はBチームに大きな影響と自信を与え、続くNECグリーンロケッツとの試合で再び満足のいく試合をしようと意気込んでいました。しかし、怪我人が多く、NECとの試合が不可能と判断され、Bチームの選手にとっては、このままシーズンを終わらせたくないという思いが募る一方でした。
 そのような最中、怪我人も復帰してきて、福岡サニックスブルースとの練習試合が決まったのです。サニックスには、10月3日の試合で、完封負けを喫しています。屈辱的な試合から立ち直った強さを見せるためにも、借りを返すためにも、「80分間前に出続ける試合をしよう」と誓い、試合に臨みました。




 ヴォルテクス のキックオフで開始した試合は、出だしからヴォルテクスが流れを掴み敵陣でのプレーを持続します。 4 分、フリーキックからの連続攻撃で攻め込むと、SO大坪選手が相手ディフェンスの裏へ絶妙なキックでボールを転がすと、FB吉田選手が勢いよく走り込み、ボールを拾ってそのままトライを奪います。
 先制トライを奪ったヴォルテクス。勢いは、衰えることなく、粘り強いディフェンスと果敢な攻撃で、サニックスに隙を与えません。
 しかし、20分を過ぎた頃から、それまで押していたヴォルテクスに陰りが見え始めます。ディフェンスで、1人、2人と抜かれ始め、25分にトライを許すと、スクラムも機能しなくなり、コミュニケーション不足に陥ります。40分までに、さらに3つのトライを許し、前半を5対28とされ、リードを広げられてしまいます。




 再び、前半の入りと同じように前に意識して出ることを約束し、気持ちを切り替え挑んだ後半。スクラムは修正されたものの、相手の自由自在に操るアタックにディフェンスが振り回され、ただただ、追いかけるだけの状況になってしまいます。ヴォルテクスも隙を突いて敵陣まで攻め込みますが、足が止まり、ターンオーバーされ、チャンスを逃してしまいます。後半5本目のトライを追加された29分後は、どうにかこれ以上に失点はさせまいと全員の気持ちと必死さだけで、どうにか食らいつき、それ以上の得点を与えることはありませんでした。終わってみれば、5対63。トップリーグを含めると、サニックス相手に3連敗を喫してしまいました。




 試合後、トンプソンHCは、「点差は開いたが、気持ちやプレーの質は、前回のサニックス戦より良くなっている。相手が30人の総入替で挑んできたため、どうしても後半は苦しかったと思う。」と話しました。



 前回のサニックス戦に比べると、確かに良くなっている部分は多くありました。
相手がAであれ、Bであれ、どういう状況であっても、自分達のプレーを見失うことなく、80分間通して闘えるチームに成長していかなければなりません。
 今ここで満足していては、これ以上の結果は得られません。それは、Bチームだけでなく、Aチームにも言えることであり、今日の試合の結果は、ヴォルテクスがトップリーグ後半戦に向け、まだまだ満足できる位置にはおらず、さらに意識し、自分を追い込んで日々の練習に臨まなければならないということを教えてくれた試合でもありました。前半20分の試合を80分間持続できれば、勝利は確実なものとなります。それができないメンバーなら、とっくの昔に諦めているでしょう。できるチームだからこそ、最後に笑って終えるためにも、後半戦が始まるまでの残り2週間、頑張りましょう!!

 最後になりましたが、会場にお越しいただき温かいご声援をいただきましたファンの皆さまをはじめ、福岡サニックスブルースの選手・関係者の皆さまに厚く御礼申し上げます。

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