10/18(日) 14:00 神戸製鋼コベルコスティーラーズ戦(レベルファイブスタジアム)

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キューデンヴォルテクス 神戸製鋼
コベルコスティーラーズ
22   43

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 1 0 3 0 14 22
後半 1 0 1 0 8
神戸製鋼
コベルコスティーラーズ
前半 2 1 0 0 12 43
後半 5 3 0 0 31



神戸製鋼コベルコスティーラーズ VS キューデンヴォルテクス

No. 氏名(身長/体重/年齢) ポジション No. 氏名(身長/体重/年齢)
1 平島久照 (180/115/26) フォワード 1 小野田寛文(180/112/24)
2 松原裕司 (180/95/30) 2 ジョシュ・マンレー (181/105/28)
3 山下裕史 (183/125/23) 3 田尻亮 (184/104/31)
4 小泉和也 (185/95/36) 4 吉上耕平 (185/100/34)
5 アダム・ウォレスハリソン (200/115/30) 5 端迫雅俊 (183/101/29)
6 伊藤剛臣(185/95/38) 6 松本允 (170/92/25)
7 トーマス・ハーディング (182/97/27) 7 川嵜拓生 (184/101/32)
8 谷口到 (190/110/25) 8 ルーク・ドハティ (196/108/27)
9 後藤翔太 (170/78/26) ハーフバックス 9 村上龍寛 (166/70/33)
10 森田恭平 (180/90/25) 10 久木元孝成 (173/88/25)
11 大橋由和 (172/90/25) スリークォーター・バックス 11 今村圭吾 (179/90/29)
12 菊池和気 (180/90/27) 12 ティム・アトキンソン (177/89/32)
13 山本大介 (176/90/26) 13 山口雄一 (174/78/28)
14 濱島悠輔 (180/92/24) 14 吉永将宏 (170/77/28)
15 ティナス・デルポート (188/102/34) フルバック 15 黒木孝太 (174/83/26)
16 安江祥光 (175/100/25) リザーブ 16 佐藤孝樹 (170/97/25)
17 金武貴之 (180/115/28) 17 有馬昌宏(180/107/25)
18 植村始(187/102/22) 18 浦真人 (190/107/25)
19 鈴木敬弘(185/105/24) 19 トム・マクベリー (187/105/29)
20 ネーサン・アンダーソン (170/75/25) 20 松尾匡祐 (166/67/26)
21 元木由記雄 (177/92/38) 21 前田健介 (173/82/33)
22 小笠原仁 (177/82/26) 22 ナイジェル・スタニフォース (193/100/28)

九州電力キューデンヴォルテクス入替/交替

種類 時間 選手
入替 後半 10分 小野田寛文 → 有馬昌宏
交替 後半 12分 松本允 → 浦真人
入替 後半 16分 ジョシュ・マンレー → 佐藤孝樹
入替 後半 16分 黒木孝太 → ナイジェル・スタニフォース
入替 後半 20分 ルーク・ドハティ → トム・マクベリー
入替 後半 25分 村上龍寛 → 松尾匡祐

神戸製鋼コベルコスティーラーズ入替/交替

種類 時間 選手
入替 後半 0分 森田恭平 → 元木由記雄
入替 後半 29分 小泉和也 → 植村始
入替 後半 33分 松原裕司 → 安江祥光
入替 後半 33分 谷口到 → 鈴木敬弘
入替 後半 33分 菊池和気 → 小笠原仁
入替 後半 35分 山下裕史 → 金武貴之

前半得点経過  前半Kick off : 九州電力キューデンヴォルテクス

前半 チーム 選手 種類 得点
12分 九州電力 吉永将宏 T 5-0
14分 九州電力 ジョシュ・マンレー Gx 5-0
18分 九州電力 ジョシュ・マンレー PG 8-0
24分 九州電力 ジョシュ・マンレー PG 11-0
27分 神戸製鋼 ティナス・デルポート T 11-5
28分 神戸製鋼 ティナス・デルポート Gx 11-5
33分 九州電力 ジョシュ・マンレー PG 14-5
39分 神戸製鋼 PT 14-10
39分 神戸製鋼 ティナス・デルポート G 14-12

後半得点経過  後半Kick off :神戸製鋼コベルコスティーラーズ

後半 チーム 選手 種類 得点
3分 神戸製鋼 トーマス・ハーディング T 14-17
4分 神戸製鋼 ティナス・デルポート Gx 14-17
6分 九州電力 ジョシュ・マンレー PG 17-17
9分 神戸製鋼 松原裕司 T 17-22
10分 神戸製鋼 ティナス・デルポート G 17-24
14分 神戸製鋼 後藤翔太 T 17-29
15分 神戸製鋼 ティナス・デルポート G 17-31
18分 神戸製鋼 ティナス・デルポート T 17-36
19分 神戸製鋼 ティナス・デルポート G 17-38
37分 九州電力 ナイジェル・スタニフォース T 22-38
38分 九州電力 ナイジェル・スタニフォース Gx 22-38
40分 神戸製鋼 大橋由和 T 22-43
40分 神戸製鋼 ティナス・デルポート Gx 22-43

レポート

前半の勢いむなしく、逆転負けを喫す

 10月18日(日)、レベルファイブスタジアムにて、トップリーグ第6節神戸製鋼コベルコスティーラーズとの試合が行われました。
 現在、5連敗中のヴォルテクスは、今、チームとしてステップアップしようかというところにいます。NEC戦、三洋電機戦と、15人の一体感とプレーの精度が上がってきています。そこに、後押しするように、Bチームがサテライトリーグで大きな勝利を持って帰ってきてくれました。もう恐れるものは、何もないと、この試合に全てをかけ、勝利を奪うことだけを標的に挑みました。



 ヴォルテクスのキックオフで開始された試合は、出だしからいきなりのピンチとなります。ほぼ自陣でのプレーを強いられ、ゴール前ギリギリまで攻め込まれる展開が幾度となく続きます。約10分間続いた劣勢の状況でしたが、ヴォルテクスメンバーは、そのピンチを凌ぎます。相手に突き刺さるタックル、連携のとれたディフェンスで相手のミス、反則を誘い、流れをヴォルテクスに持ち込みます。
 好機が訪れたのは、12分。ハーフウェイライン付近のスクラムでの神戸製鋼の反則から、クイックスタート。連続攻撃で、敵陣に攻め込むと、ラックからSH村上選手、CTBアトキンソン選手、WTB今村選手に繋ぎます。続いて内から走り込んできたFB黒木選手へとボールが渡ると、相手タックルを受けながらも器用にオフロードパスをWTB吉永選手へと繋ぎ、空いたスペースを走り抜け、先制トライを奪います。




 この先制トライをきっかけに、さらに加速するヴォルテクス。18分には、相手の反則からペナルティゴールを選択し、これをHOマンレー選手が決め、8対0とその差を広げます。24分にも、ペナルティゴールで追加点を奪い、11対0とします。
 しかし、この間、ディフェンスの際に、反則の繰り返しで、No.8ドハティ選手が21分にシンビンを受け、14人でのプレーを強いられていました。


 その隙を突こうと、神戸製鋼も果敢に攻め込んできます。27分、自陣でのスクラムから、一次攻撃で左に展開され、トライを奪われます。
 ここで逆転を許すわけにいかないヴォルテクスは、33分に、再びペナルティゴールを成功させ、神戸製鋼を突き放そうとします。

 No.8ドハティ選手も戻り、また15人で波に乗ろうかと思われた39分。本日2つ目の反則の繰り返しにより、PR小野田選手がシンビンを受けます。さらには、その反則がゴール前での繰り返しであったということで、まさかの認定トライ。ヴォルテクスには痛い追加点となり、14対12と点差を縮められ、前半を折り返します。

 後半は前半からのシンビンにより、14人でのスタートです。FWが1人少ない分、さらに気持ちを1つに、より密着してスクラムも、モールも前に出ていこうと意思統一しましたが、開始3分、神戸製鋼に逆転のトライを許し、14対17。追いかける立場となったヴォルテクスは、引き離されまいと、6分に、本日4本目となるペナルティゴールを狙います。ゴールからの距離も遠く、成功が心配されましたが、見事このゴールを成功させ、17対17の振り出しに戻します。




 「さぁ、ここから!!」と、ヴォルテクスメンバーも観客も、気合を入れ直した直後の9分、自陣でのヴォルテクスの反則から、クイックスタートを仕掛けられ、トライを奪われます。さらに、14分にも、トライを奪われ、この立て続けに奪われた2つのトライで、流れは完全に神戸製鋼へと移ります。18分にもトライを挙げられ、気づいてみれば、17対38と、前半とは逆にリードを広げられてしまいます。




 どうにかして追いつきたいヴォルテクスは、その後もチャンスがあれば攻め込もうと何度も試みますが、神戸製鋼のディフェンスは激しさを増し、なかなかチャンスを与えてくれません。しかし、ヴォルテクスは諦めず攻め続けます。惜しくもスローフォワードで得点とならなかった幻のトライに加え、さらに猛攻を続けると、37分、敵陣ゴール前の神戸製鋼反則からSH松尾選手がクイックスタート。そこに走り込んできたFBスタニフォース選手が勢いよく飛び込みトライを奪います。
 22対38と点差を縮めるものの、終了間際の40分、ゴール前5mまで攻め込み、トライまであと少しというところを、ターンオーバーされ独走されてのダメ押しトライを決められ、終わってみれば、22対43。喉から手が出るほど欲しかった勝ち星でしたが、善戦もむなしく、6連敗という結果に終わってしまいました。6連敗という結果に終わってしまいました。



 ただヴォルテクスの強さ、良さは、この試合にも見られ、ここ3試合を通して言えることは、決してヴォルテクスが弱いチームではないということです。流れを持っていかれたときの踏ん張り、あと一歩のところでの精度など、課題はありますが、まだ7試合残っています。試合はどんなことが起きるかわかりません。もっと貪欲に、是が非でも諦めず、勝利に向けて精進していきます。
 試合後、会場には、大勢のファンの皆さまがスタンドに残り、選手たちにエールを送ってくれました。まだヴォルテクスを見放すことなく、応援し続けてくれているファンの皆さまがいます。この声に、恩返しができる日を目指して、突き進みます!



 試合終了後、ゲームキャプテンの吉永副将は、「開幕から勝てず、本当に申し訳ないです。前半、アタック、ディフェンスともに、攻めることができて良かったですが、シンビンによりFWが負け始め、リズムが崩れてしまったのが敗因だと思っています」と話し、郷田監督も、「いつもよりテンポを上げて臨もうとしていましたが、反則の繰り返しと、シンビンが痛かったです」と反則によって流れを変えてしまったことを悔やんでいました。
 郷田監督も、吉永副将も欠かさなかったのは、応援への感謝の言葉です。ホームでの大きな声援に感謝の意を表しました。

 最後になりましたが、試合が終わりに近づけば、近づくほど、勝利が遠ざかるほど、「諦めるな」というメッセージを込め、大きなご声援を送ってくださいました多くのファンの皆さまをはじめ、OBを中心とする応援団の皆さま、九電グループ関係者の皆さま、また、九電商友会をはじめとするお取引先関係各社の皆さま、さらには、北九州支店、北九州商友会の関係者の皆さま、温かいご声援をありがとうございました。
 第7節は、10月24日(土)秩父宮ラグビー場にて行われます、リコーブラックラムズ戦です。絶対負けられない試合です。引き続き、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

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