9/27(日) 15:00 NECグリーンロケッツ戦(宮崎県総合運動公園陸上競技場)

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キューデンヴォルテクス NECグリーンロケッツ
7   13

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 1 1 0 0 7 7
後半 0 0 0 0 0
NECグリーンロケッツ 前半 0 0 2 0 6 13
後半 1 1 0 0 7



キューデンヴォルテクス VS NECグリーンロケッツ

No. 氏名(身長/体重/年齢) ポジション No. 氏名(身長/体重/年齢)
1 有馬昌宏(180/107/25) フォワード 1 久富雄一(183/115/31)
2 ジョシュ・マンレー(181/105/28) 2 臼井陽亮(181/102/24))
3 田尻亮(184/104/31) 3 斉藤展士(185/115/30)
4 吉上耕平(185/100/34) 4 玄成哲(189/103/24)
5 端迫雅俊(183/101/29) 5 熊谷皇紀(194/106/31)
6 松本允(170/92/25) 6 セミシ・サウカワ(196/115/33)
7 川嵜拓生(184/101/32) 7 ニリ・ラトゥ(180/101/27)
8 トム・マクベリー(187/105/29) 8 安田知生(188/110/31)
9 村上龍寛(166/70/32) ハーフバックス 9 安承爀(183/90/26)
10 久木元孝成(173/88/25) 10 安藤栄次(172/81/27)
11 前田健介(173/82/33) スリークォーター・バックス 11 シュウペリ・ロコツイ(183/110/26)
12 ナイサン・グレイ(185/99/34) 12 櫻谷勉(180/84/25)
13 山口雄一(174/78/28) 13 釜池真道(174/84/22)
14 吉永将宏(170/77/28) 14 窪田幸一郎(177/77/31)
15 黒木孝太(174/83/26) フルバック 15 吉廣広征(180/86/24)
16 佐藤孝樹(170/97/25) リザーブ 16 山本貴治(173/93/27)
17 小柳和幸(175/109/26) 17 土井貴弘(182/120/23)
18 進藤猛(185/101/28) 18 廣澤拓(192/108/23)
19 ルーク・ドハティ(196/108/27) 19 権丈太郎(184/100/23)
20 松尾匡祐(166/67/26) 20 藤戸恭平(175/75/29)
21 ティム・アトキンソン(177/89/32) 21 ヤコ・ファン・デル・ヴェストハイゼン(180/88/31)
22 今村圭吾(179/90/29) 22 森田茂希(173/84/26)

九州電力キューデンヴォルテクス入替/交替

種類 時間 選手
入替 後半 10分 トム・マクベリー → ルーク・ドハティ
入替 後半 20分 ナイサン・グレイ → ティム・アトキンソン
入替 後半 21分 ジョシュ・マンレー → 佐藤孝樹
入替 後半 25分 有馬昌宏 → 小柳和幸
入替 後半 25分 前田健介 → 今村圭吾
入替 後半 39分 端迫雅俊 → 進藤猛

NECグリーンロケッツ入替/交替

種類 時間 選手
入替 後半 7分 安藤栄次 → ヤコ・ファン・デル・ヴェストハイゼン
入替 後半 7分 セミシ・サウカワ → 権丈太郎
入替 後半 12分 臼井陽亮 → 山本貴治
入替 後半 17分 安承爀 → 藤戸恭平
入替 後半 30分 玄成哲 → 廣澤拓

前半得点経過  前半Kick off : 九州電力キューデンヴォルテクス

前半 チーム 選手 種類 得点
17分 九州電力 川嵜拓生 T 5-0
17分 九州電力 ジョシュ・マンレー G 7-0
37分 NEC 安藤栄次 PG 7-3
40分 NEC 安藤栄次 PG 7-6

後半得点経過  後半Kick off : NECグリーンロケッツ

後半 チーム 選手 種類 得点
8分 NEC ヤコ・ファン・デル・ヴェストハイゼン PG× 7-6
10分 NEC 釜池真道 T 7-11
10分 NEC ヤコ・ファン・デル・ヴェストハイゼン G 7-13

レポート

あと一歩の惜敗

 9月27日(日)、宮崎県総合運動公園陸上競技場にて、トップリーグ第4節NECグリーンロケッツとの試合が行われました。
 ヴォルテクスにとっては、トップリーグ初の宮崎県開催。5000人を超す多くの観客が会場に集まり、そのほとんどがヴォルテクスの応援をしていただけるということで、非常に恵まれた中での試合となりました。




 予想以上の日差しの強さと前夜に降った雨による蒸し暑さの中、ヴォルテクスのキックオフで試合は開始されました。
 試合開始直後、相手キックが自陣ゴールライン前まで転がってきたところをノックオンしてしまい、ヴォルテクスにいきなりのピンチが訪れます。絶体絶命のピンチを救ったのは、怪我からの復活試合として出場したLO端迫雅俊選手。ナイスディフェンスでピンチを凌ぎます。
 この日のヴォルテクスは、アタックでも、ディフェンスでも前へ前へ攻め込むスタイルで自ら流れを掴みます。




 敵陣に何度も入り、チャンスを掴み、どんどんヴォルテクスのペースで試合を運んでいた17分。大きな大きなチャンスがヴォルテクスに巡ってきました。連続攻撃で敵陣に攻め込み、且つ素早い展開で、相手の反則を誘うと、相手ペナルティからクイックスタートしたFL川嵜選手が勢いよく持ち込み、ディフェンスの壁を押し込んで今シーズン初の先制トライを奪います。




 このトライに流れを掴む自信を持ったヴォルテクスは、その後も相手陣内でのプレーを続け、果敢に攻め込みます。一方のNECも、これ以上の追加トライを許すものかと、必死のディフェンスでゴールを守ります。
 互いに一歩も譲らない攻防が繰り返される展開が続き、もう1トライの追加を試みたヴォルテクスでしたが、徐々に勢いが失われていきます。暑さと激しい攻防の疲れからか、30分を過ぎたあたりからディフェンスに乱れが生じてしまいます。それでもどうにかゴールラインを守り続けていた37分。自陣でのCTBグレイ選手の反則により、ペナルティゴールを決められてしまいます。しかも、この反則がイエローカードとなり、ここから14人での戦いを強いられてしまいます。体力的にも、状況的にも非常に厳しい中、ヴォルテクスは14人でカバーし合いながらどうにか前半を乗り切ろうと決意したものの、終了間際の40分、再び反則を犯してしまい、ペナルティゴールで7対6と1点差まで詰め寄られます。完全に流れをNECが掴みかけましたが、ここで前半を終了し、1点リードで後半の戦いに望みをかけます。




 後半、より激しく、より前へ、強い気持ちで絶対勝ってやろうと揺るぎない気持ちで臨みます。
 ヴォルテクスは、後半も良い形で攻め込むものの、相手も激しいディフェンスで立ちはだかり、小さなミスでチャンスを逃します。
 NECもディフェンスだけでなく、隙を狙ってヴォルテクスのディフェンスに攻め込んできます。その隙を与えてしまった10分、スクラムからの一次攻撃で、相手FBの選手に抜け出され、逆転トライを許します。7対13と追いかける立場へと逆転してしまいます。
 その後も、互いの攻防は続き、ヴォルテクスもNECも何度かチャンスとピンチを迎え、その度に両チームの激しいディフェンスでミスを犯し、得点へと繋げることができません。




 試合終了が近づいた30分あたりから、ヴォルテクスの勝ちたいという気持ちがさらに強くなり、リズムを引き寄せます。ただ、NECのディフェンスも負けてはおらず、ピンチが続く中、死に物狂いのタックルで止めに入ります。ラスト3分は、ほぼ敵陣ゴール前でのプレーが続き、どうにかしてトライを取ろうと全員で攻め続けます。39分、ヴォルテクスは、最後の力を振り絞り、ゴールラインを目指します。観客の誰もが息をのみ、ヴォルテクスの執念を感じたのではないでしょうか。ホーンが鳴らず、「最後のワンプレー」とレフリーに告げられた最後の瞬間。ゴールラインは見えていました。本当にあと一歩でした。そのあと一歩が届かず、ノーサイドの笛が鳴り、無情にも悔しい敗北は訪れてしまいました。



 この試合こそは、この試合だけはと、勝ちにいこうという自信があった試合だけに、選手の落胆ぶりと悔しさは計り知れません。ただし、必ず次に繋がる試合であったことは確かです。
 毎試合、多くのファンの方々を悲しませる結果が続いていますが、一日でも早く勝利をお届けできるよう精進していきたいと思います。


 試合終了後、吉永副将は、「ヴォルテクスのホームである宮崎で、8割を超す方々がヴォルテクスを応援していただいたことに、非常に感激しました。と同時に、どうしても勝利をプレゼントしたかったのですが、それができず、悔しい限りです」と悔しさを滲ませた表情で話しました。

 郷田監督は、「サントリー戦後、セットプレー、ラインアウト、スクラムを修正して臨みました。ヴォルテクスにとって宮崎は初開催であり、勝ちたかったのですが、最後の最後で攻めてはいたものの、ブレイクダウンで孤立してしまい、勝つことができませんでした。次に向けて臨みたいです」と話しました。




 最後になりましたが、本当に多くの方々にお越しいただき、大きなご声援を送っていただきありがとうございました。ファンの皆さまをはじめ、OBを中心とする応援団の皆さま、宮崎支店ならびに九電グループ関係者の皆さま、また、九電商友会をはじめとするお取引先関係各社の皆さまに厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 次節は、10月10日(土)に行われます三洋電機ワイルドナイツとの一戦です。現在トップリーグで唯一4連勝の強豪チームです。それでも食い下がって、食い下がって挑み続ける姿をご披露できればと思います。引き続き、ご声援のほど、よろしくお願いいたします。

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