6/6(土) 14:00 リコーブラックラムズ(A) (リコー総合グラウンド)

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キューデンヴォルテクス(A) リコーブラックラムズ(A)
35   12

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス(A) 前半 3 3 0 0 21 35
後半 2 2 0 0 14
リコーブラックラムズ(A) 前半 1 0 0 0 5 12
後半 1 1 0 0 7



前半得点経過  前半Kick off : リコーブラックラムズ(A)

前半 チーム 選手 種類 得点
9分 キューデンヴォルテクス(A) 田尻 亮 T 5-0
9分 キューデンヴォルテクス(A) ナイジェル スタニフォース G 7-0
18分 キューデンヴォルテクス(A) 吉上 耕平 T 12-0
18分 キューデンヴォルテクス(A) 齊藤 玄樹 G 14-0
23分 キューデンヴォルテクス(A) 前田 健介 T 19-0
23分 キューデンヴォルテクス(A) 齊藤 玄樹 G 21-0
26分 リコーブラックラムズ(A)   T 21-5

後半得点経過  後半Kick off : キューデンヴォルテクス(A)

後半 チーム 選手 種類 得点
12分 キューデンヴォルテクス(A) ティム アトキンソン T 26-5
12分 キューデンヴォルテクス(A) ジョシュ マンレー G 28-5
31分 リコーブラックラムズ(A)   T 28-10
31分 リコーブラックラムズ(A)   G 28-12
38分 キューデンヴォルテクス(A) 黒木 孝太 T 33-12
38分 キューデンヴォルテクス(A) ジョシュ マンレー G 35-12

6/6(土) 12:00 リコーブラックラムズ(B)総合グラウンド)

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キューデンヴォルテクス(B) リコーブラックラムズ(B)
5   36

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス(B) 前半 1 0 0 0 5 5
後半 0 0 0 0 0
リコーブラックラムズ(B) 前半 4 2 0 0 24 36
後半 2 1 0 0 12



前半得点経過  前半Kick off : リコーブラックラムズ(B)

前半 チーム 選手 種類 得点
11分 リコーブラックラムズ(B)   T 0-5
18分 キューデンヴォルテクス(B) 大山 貴弘 T 5-5
26分 リコーブラックラムズ(B)   T 5-10
34分 リコーブラックラムズ(B)   T 5-15
34分 リコーブラックラムズ(B)   G 5-17
40分 リコーブラックラムズ(B)   T 5-22
40分 リコーブラックラムズ(B)   G 5-24

後半得点経過  後半Kick off : キューデンヴォルテクス(B)

後半 チーム 選手 種類 得点
31分 リコーブラックラムズ(B)   T 5-29
31分 リコーブラックラムズ(B)   G 5-31
36分 リコーブラックラムズ(B)   T 5-36

出場選手

キューデンヴォルテクス(A)

1 中村 嘉宏 9 村上 龍寛
2 佐藤 孝樹 → ジョシュ マンレー (後半0分) 10 齊藤 玄樹
3 田尻  亮 11 前田 健介 → 山口 雄一 (前半39分)
4 吉上 耕平 12 ティム アトキンソン → 大坪 弘明 (後半30分)
5 進藤 猛 → 浦川 伸太郎 (前半15分) → 進藤 猛 (前半33分) → 浦川 伸太郎 (後半39分) 13 黒木 孝太
6 松本 允 14 吉永 将宏
7 川嵜 拓生 15 ナイジェル スタニフォース → ナイサン グレイ (後半0分)
8 トム マクベリー → 河原崎 峻 (後半0分) → トム マクベリー (後半30分)    

キューデンヴォルテクス(B)

1 有馬 昌宏 → 河原崎 峻 (後半20分) 9 松尾 匡祐 → 安部 和輝 (後半0分)
2 濱田 修一 10 久木元 孝成
3 池田 圭治 11 山田 和弘 → 島 拓也 (前半14分) → 松尾 匡祐 (後半14分)
4 山元 宗一郎 → 長野 成信 (前半8分) → 山元 宗一郎 (後半25分) 12 本多 祐三
5 川嵜 耕大 13 森田 啓介
6 大山 貴弘 → 河原崎 峻 (前半23分) → 大山 貴弘 (後半0分) 14 久保 章太 → 安部 和輝 (前半27分) → 久保 章太 (前半40分)
7 吉浦 利浩 15 吉田 克也
8 浦川 伸太郎    

レポート

FBS杯、見事4連覇!!嬉しい春季オープン戦初勝利!

 6月6日(土)、リコー総合グラウンドにて、第37回FBS杯リコーブラックラムズとの定期戦が行われました。

 今シーズン苦境に悩み続けるヴォルテクス。勝ち星をあげることができないまま、また、納得いくゲーム展開ができないまま、既に春季オープン戦開始から3週間が経とうとしています。今回の相手は、毎年定期戦で戦い、今シーズンはトップリーグでのライバルとなるリコーブラックラムズ。FBS杯4連覇をかけ、そして、苦境からの脱出をかけ、キューデンヴォルテクスは全員一丸となってこの一戦に挑みました。

 東京は昨日からの雨が降り続き、少し肌寒さを感じ、試合当日も雨模様を覚悟していました。一試合目はBチームの試合。コーラ戦以来、このまま春シーズンを終わらせる訳にはいかないと個別練習に励み、時には別メニューを加えて練習に取り組んできたBチーム。試合前には、ほとんど雨は止み、この気候の変化がヴォルテクスの味方をしてくれるのか!?相手の味方につくのか!?リコーのキックオフで試合の火蓋を切ります。最初に流れを掴んだのは、リコー。激しい攻防で敵陣でのプレーを継続し、ディフェンスを脅かします。11分、自陣のスクラムから右に展開されると、ラックから相手PRの選手に抜け出され、ゴール右に先制トライを許します。





 しかし、今日のヴォルテクスは気持ちに負けん気が溢れ出ていて、ブレイクダウン、タックルと相手に当たり負けすることなく、反撃し始めます。18分、ゴール前まで詰め寄ったヴォルテクスは、相手の反則からクイックスタートし、ラックを連取。ラックからFL大山選手がサイドアタックで抜け出し、トライを奪います。
 5対5と振り出しに戻したヴォルテクスは、さらに勢いを増して果敢に攻め込みます。しかし、この勢いが空回りしたのか、26分、34分と自分たちのアタックミスからピンチを招き、リコーにトライを奪われます。さらにメンバー交替を要する事態で精神的に不安を抱いたのか、局面、局面では勝っていても、ミスを起こしたあとの修正が効かず、前半終了間際の40分にも連続攻撃から相手SHの選手にトライを奪われ、そのまま後半へ臨みを繋ぎます。




 ハーフタイム、トンプソンHCは「試合に対する態度は良いが、現実的にトライを4つ取られている状況がある。自分たちのアタックミスからトライに繋げられているということをもっと意識して、精度を上げていこう。後半も前半と同じような気持ちで臨もう!」と指示を出しました。




 後半、ヴォルテクスは前半の借りを返そうと気持ち一つに臨みましたが、両チームともに攻防を繰り返し、追加点を奪うことができません。
 15分からはヴォルテクスのフロントロー選手が負傷により不足したため、ノンコンテストスクラムとなってしまいます。追加点を奪おうと必死で試みるヴォルテクスですが、31分にも追加のトライを許すと、36分にも連続攻撃からトライを奪われてしまいます。随所で良いプレーを見せるものの、力及ばず、後半は無得点のまま、5対36でノーサイドを迎えました。負けはしたものの、コーラ戦からするとメンタルの部分で非常に力強いプレーが多く見受けられました。精度の部分でまだまだ成長が必要な箇所はありますが、課題が明確になったことはBチームとって大きい収穫でした。




 Aチーム
 Bチームの試合を終え、試合前まで降っていた雨が嘘のように、日差しが差しはじめ、気温はどんどん上がっていきます。日差しが暑く、湿度も高い中で、Bチームの敗北を受けたAチームは、この嫌な流れを断ち切るかのように気合い十分でウォーミングアップを行いました。

 リコーブラックラムズのキックオフで始まった試合は、出だしから15人全員が連携を取り合いアタック、ディフェンスともに良いリズムを掴みます。
 試合が動いたのは、9分、レイトチャージの反則で敵陣スタートのチャンスを得ると、ラインアウトからPR中村選手、LO吉上選手、オフロードパスでPR田尻選手へとのボールを繋ぐと、田尻選手がそのままインゴールに走り込み、先制トライを奪います。





 一気に流れを引き込んだヴォルテクスは、その後も新加入FBスタニフォース選手のロングキックを有効に使い、リコー陣内に攻め込みます。続く18分、敵陣での相手ボールラインアウトからの展開で、LO吉上選手がキックチャージに成功しトライを決めると、23分には、連続攻撃からCTBアトキンソン選手が相手ディフェンスラインの裏へチップキックし、WTB前田選手が勢いよく走り込んでインゴール内でボールを押さえつけます。このトライで21対0としたヴォルテクスはここまで理想の試合運びを展開します。
 このまま前半は完封かと思われましたが、26分、リコーに自陣まで攻め込まれるとヴォルテクスの反則からクイックスタートされ、ディフェンスが追いつかずにトライを許します。その後は両チーム互いに攻防を繰り返し、21対5で前半を折り返します。




 ハーフタイム中、トンプソンHCは、「勝利を確実にするだけのトライはまだとれていない。前半の試合展開を後半も持続することが大切だ!」と、また、郷田監督は、「アタック、ディフェンスともに前に出ることができている!後半もこのまましっかりやっていこう!」と選手たちに声をかけました。





 メンバーを少し入れ替えて臨んだ後半の12分、自陣に攻め込んでくるリコーがボールを繋いでいた瞬間、CTBアトキンソン選手がパスの甘さを見抜いてインターセプト。60m程の独走トライを決めます。
 28対5とリードを広げたヴォルテクスは、その後も次々と相手のミスやチャンスを狙って敵陣に攻め込みます。しかし、ここにきてヴォルテクスが反則を重ねて犯してしまい、敵陣に攻め込んでも得点に結びつけることができなくなってしまいます。一方のリコーは、激しいラックの攻防やブレイクダウンでチャンスをものにし、反撃に出ます。ヴォルテクスも必死のディフェンスでゴールラインを守ろうとしますが、31分、連続攻撃からリコーにトライを許してしまいます。





 このトライで流れがリコーに変わるかと思われましたが、この試合のヴォルテクスは終始前へ出る見事なディフェンスが功を奏し、追加点を与えぬまま、38分には敵陣で途中出場のCTB大坪選手が抜け出し、ラック連取後、FB黒木選手へ繋いでトライを決めます。
 終わってみれば、35対12。春季オープン戦Aチーム初勝利、FBS杯の4連覇という嬉しい勝利に、久しぶりに笑顔を見せることができました。





 試合後トンプソンコーチは、「ナイスゲームで勝つことができた。今日の試合を見てここまでできると思うと、今までの2週間が残念に思う。リコー戦に向けて、試合に対する気持ち、熱意についてしつこく話してきたが、その結果が出たと思う。だが、このような試合を毎試合できるようにしていかないといけない。」と選手たちを称える一方、改めて毎試合における力の差を指摘しました。
 郷田監督は、「今日は非常に良かった。なぜこの結果を導くことができたのかを考え、しっかりと胸に刻もう!まだまだやれるし、もっと頑張っていこう!」と話しました。

 最後になりましたが、会場にお越しいただきましたファンの皆さまをはじめ、定期戦の開催にあたりご尽力をいただきましたFBS福岡放送の皆さま、また、会場設営等にご尽力いただきましたリコーブラックラムズの関係者の皆さまに深く御礼申し上げます。
 来週は、昨シーズントップリーグ王者の東芝ブレイブルーパスとの一戦が香椎グラウンドにて行われます。引き続き、ご声援の程、よろしくお願いいたします。


☆お知らせ☆
このリコー戦は、6月13日(土)の10:30〜11:25、九州管内(※大分、宮崎、沖縄を除く)のFBS福岡放送系列で録画放送されます。お見逃しなく!!

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