5/30(土) 14:00 福岡サニックスブルース(九州電力香椎競技場)

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キューデンヴォルテクス 福岡サニックスブルース
24   35

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 0 0 0 0 0 24
後半 4 2 0 0 24
福岡サニックスブルース 前半 5 5 0 0 35 35
後半 0 0 0 0 0



前半得点経過  前半Kick off : 九州電力キューデンヴォルテクス

前半 チーム 選手 種類 得点
6分 福岡サニックスブルース 古賀 龍二 T 0 - 5
6分 福岡サニックスブルース 小野 晃征 G 0 - 7
25分 福岡サニックスブルース 藤原 旭 T 0 - 12
25分 福岡サニックスブルース 小野 晃征 G 0 - 14
28分 福岡サニックスブルース 古賀 龍二 T 0 - 19
28分 福岡サニックスブルース 小野 晃征 G 0 - 21
32分 福岡サニックスブルース ジェイク・パリンガタイ T 0 - 26
32分 福岡サニックスブルース 小野 晃征 G 0 - 28
40分 福岡サニックスブルース ケイリブ・ラルフ T 0 - 33
40分 福岡サニックスブルース 小野 晃征 G 0 - 35

後半得点経過  後半Kick off : 福岡サニックスブルース

後半 チーム 選手 種類 得点
7分 九州電力キューデンヴォルテクス ティム アトキンソン T 5 - 35
7分 九州電力キューデンヴォルテクス 齊藤 玄樹 G 7 - 35
13分 九州電力キューデンヴォルテクス 齊藤 玄樹 T 12 - 35
13分 九州電力キューデンヴォルテクス 大坪 弘明 12 - 35
18分 九州電力キューデンヴォルテクス 川嵜 拓生 T 17 - 35
18分 九州電力キューデンヴォルテクス 齊藤 玄樹 G 19 - 35
25分 九州電力キューデンヴォルテクス 佐藤 孝樹 T 24 - 35
25分 九州電力キューデンヴォルテクス 齊藤 玄樹 24 - 35

出場選手
1 中村 嘉宏 → 有馬 昌宏(前半23分) → 中村 嘉宏(後半0分) 9 村上 龍寛
2 ジョシュ マンレー → 佐藤 孝樹(後半0分) 10 齊藤 玄樹
3 田尻 亮 → 有馬 昌宏(後半31分) 11 前田 健介
4 吉上 耕平 12 大坪 弘明 → 森田 啓介(後半35分)
5 進藤 猛 13 ティム アトキンソン → ナイサン グレイ(後半10分)
6 河原崎 峻 → 松本 允(後半10分) 14 吉永 将宏
7 川嵜 拓生 15 今村 圭吾
8 トム マクベリー    

レポート

前半と後半、対照的な試合に

 5月30日(土)、九電香椎グラウンドにて、「春の九州ダービー」第2戦、福岡サニックスブルース戦が行われました。先週末の試合で歴史的大敗を喫し、厳しい現実を突きつけられたヴォルテクスですが、この1週間、自分たちがどれだけ情けない試合をしたのか、どうすればこのチームが良い方向に進むのか、個々で、また全員で話し合ってきた上、現状を回避するためにも、よりハードに、よりストイックに練習に取り組んできました。この試合で、急成長したヴォルテクスを見せることができなくとも、80分間通して、死に物狂いで戦い抜く姿を見せようとこの試合に臨みました。




 今日の福岡の気温は、20℃と風も冷たく肌寒い気候です。ヴォルテクスのキックオフで開始された試合は、6分、22mサニックスボールの中央スクラムで、相手SH原田選手からWTB藤原選手へと繋がれ、ディフェンスラインを突破されると、FB古賀選手へ繋がれ、先制トライを奪われます。
 このトライを皮切りに、次々と人が湧き出るようなサニックスの猛攻に、自陣でのプレーが多くなり、先週のコーラ戦と同じような嫌な雰囲気が流れ始めます。ヴォルテクスはこの状況に苦しみつつも、必死のディフェンスをしながら、かろうじて食らいつくような苦肉の策で時間を稼ぎます。
 流れを変えたいヴォルテクスでしたが、25分、敵陣22m右ラインアウトから左に展開され、ディフェンスが追いつかずトライを奪われます。続く、28分、32分にもトライを決められ、0対28と大きくリードを許します。前半終了間際の40分にもトライを許し、0対35。ヴォルテクスはノートライのまま前半を終了し、先週末から全くと言っていいほど変化のないゲームを繰り広げてしまいます。



 ハーフタイム中、トンプソンHCは、「先週から同じ者が同じミスを犯している!前半40分、満足できる者はいないはずだ!練習では激しく取り組んでいたのに、何もできていない。このままだと同じことを何度も繰り返すことになり、成長できないままトップリーグを迎えることになるんだ!」と檄を飛ばしました。




 自分たちがこの1週間、何のために頑張ってきたのか、何のために時間を費やしてきたのか、原点回帰の気持ちで臨んだ後半7分、CTBアトキンソン選手が相手キックをチャージし、そのまま拾ってトライを奪います。このラッキートライが流れを一気にヴォルテクスへと引き寄せ、13分には、敵陣22mの相手ボールラインアウトをターンオーバーし、2次攻撃でラックからSH村上選手、CTB大坪選手、SO齊藤選手へと繋ぐと、齊藤選手が大きく左へと切れ込み、ゴール左隅にトライを奪います。さらに、18分、CTB大坪選手のハイパントキックから相手ボールとなりますが、激しいディフェンスでターンオーバーし、そのままSH村上選手、SO齊藤選手、FL川嵜(拓)選手と繋いで追加点を奪い、19対35とその差を縮めます。




 勢いに乗っているヴォルテクスは、25分にも相手の反則からクイックスタートし、連続攻撃でゴールラインまで攻め続け、最後はSH村上選手、HO佐藤選手へと繋いで追加トライを決めます。ここまで前半とは対照的な試合展開に、チームも観客席も大盛り上がり。 ヴォルテクスはさらなる猛攻を続け、追加トライを狙おうと試み、対するサニックスは負けじと堅いディフェンスでゴールラインを死守しようと踏ん張ります。結局、追加トライは奪うことができず、逆転することができぬまま24対35で試合を終了しました。
 敗北という悔しい結果ではありますが、前半は全く機能しない最悪の試合展開であったにも関わらず、後半40分で持ち直すことができたという部分では、収穫のある試合であったと思います。




 試合終了後、中村主将は、「全く良くない!まだまだ足りない!積み上げていくしかない!目の色を変えよう!言われてやっていては駄目だ!変えよう!」と選手たちに力を込めて、熱く語りかけていました。

 最後になりましたが、香椎グラウンドにお越しいただきましたファンの皆さま、ならびに香椎までお越しくださいました福岡サニックスブルースの選手・関係者の皆さまに厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。残り2週間、80分間通して出し切ることのできるヴォルテクスを披露できるように頑張りますので、変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。


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