5/16(土) 17:00 NECグリーンロケッツ(佐賀県立総合運動公園陸上競技場)

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キューデンヴォルテクス NECグリーンロケッツ
7   17

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 1 1 0 0 7 7
後半 0 0 0 0 0
NECグリーンロケッツ 前半 1 1 1 0 10 17
後半 1 1 0 0 7



前半得点経過  前半Kick off : 九州電力キューデンヴォルテクス

前半 チーム 選手 種類 得点
6分 NEC 松尾 健 PG 3-0
14分 九州電力 ティム アトキンソン T 3-5
14分 九州電力 ジョシュ マンレー G 3-7
24分 NEC 大東 功一 T 8-7
24分 NEC 松尾 健 G 10-7

後半得点経過  後半Kick off : NECグリーンロケッツ

後半 チーム 選手 種類 得点
8分 NEC 山本 秀文 T 15-7
8分 NEC 吉廣 広征 G 17-7

出場選手
1 中村 嘉宏 → 田尻 亮(後半21分) 9 村上 龍寛 → 松尾 匡祐 (後半30分)
2 ジョシュ マンレー → 佐藤 孝樹(後半0分)
→ ジョシュ マンレー(後半31分)
10 ティム アトキンソン
3 田尻 亮 → 小柳 和幸 (前半24分) 11 山口 雄一 → 前田 健介(前半33分)
→ 山口 雄一(後半0分) → 今村 圭吾(後半33分)
4 進藤 猛 → 吉浦 利浩(後半21分) 12 大坪 弘明 → 本多 祐三(後半26分)
5 浦 真人 13 黒木 孝太 → 久木元 孝成(後半40分)
6 松本 允 → 河原崎 峻(後半26分) 14 吉永 将宏
7 川嵜 拓生 15 今村 圭吾 → 前田 健介 (後半26分)
8 トム マクベリー    

レポート

鉄壁のディフェンスも空しく、接戦を逃す

 5月16日(土)、佐賀県総合運動場陸上競技場にて、「第21回 佐賀招待ラグビー」NECグリーンロケッツ戦が行われました。毎年この試合を皮切りに春季オープン戦が始まります。ここから5週連続で試合が続きますが、良いスタート切るためにも、この試合で是非勝利を勝ち取りたいところです。



 少し強めの風が吹く陸上競技場。ヴォルテクスは前半、風下での苦しい状況の中、試合開始直後から続けて反則を犯してしまい、なかなかリズムを掴むことができません。試合が動いたのは、6分、自陣での反則からNECがゴールキックのチャンスを得ます。このゴールを決められ、先制点を奪われます。風上を利用し次々に攻めてくるNECに対し、ヴォルテクスは自陣でのプレーを強いられます。



 しかし、13分、連続攻撃で敵陣に攻め込んだヴォルテクスにチャンスが巡ってきます。激しいアタックから相手のペナルティを誘い、じりじりとゴールを目指し攻め込みます。ゴール前相手ペナルティからヴォルテクスはスクラムを選択します。このスクラムは失敗してしまいますが、相手のミスに助けられ、再びゴール前でのスクラム。NO.8マクベリー選手からSOアトキンソン選手に繋ぐと、アトキンソン選手がパスダミーでディフェンスラインを抜け出しトライを奪い、7対3と逆転に成功します。ここから勢いに乗りたいヴォルテクスでしたが、風下での数少ないチャンスを自らのミスで潰してしまい、ゴールラインを割ることができない上、24分、今度はNECにトライを奪われ、追加点を許してしまいます。その後、激しい攻防が繰り返されますが、両チームともに追加点を奪えぬまま、7対10で前半を折り返します。



 トンプソンコーチはハーフタイム中、戦術のことを繰り返し指示し、コミュニケーション不足であることを指摘しました。郷田監督は、「前半の始めに反則を繰り返して時間を費やしてしまった。後半の残り20分が課題だ!しっかりといこう!!」と前向きに選手へ話をしました。



 気持ちを入れ替かえて臨んだ後半、風上となったヴォルテクスには度々チャンスが巡ってきます。しかし、前半からのパスミス、ノックオン等、アタックの精度の低さが後半も出てしまい、8分、NECにヴォルテクスのミスを突かれ攻められた後、トライを許してしまいます。7対17とリードを広げられますが、このまま引き下がるわけにいかないヴォルテクスは、幾度となく敵陣に攻め込み、NECディフェンスを脅かします。ヴォルテクスの猛攻もNECの激しく堅いディフェンスに阻まれ、さらに追い打ちをかけるようにアタックの精度が上がらないまま、むなしくも時間だけが過ぎていきます。



 一方のNECは途中出場したメンバーが、素早い動きでリズムを作り、ヴォルテクスのディフェンスラインを何度も突破してきます。ピンチを凌ぐのは、ヴォルテクスの誇る鉄壁のディフェンス。ハーフタイムに聞いた郷田監督の「残り20分」という言葉がメンバー全員の頭の中にあるのか、疲れが出ている上、相手に突破されながらも、トライを決められる前には誰かが仕留めるという具合に、ナイスタックル・ナイスディフェンスを連発します。
 このディフェンスから良いアタックを生み出そうと諦めずに攻め続けるヴォルテクスですが、最後まで連携の取れた攻撃を見せることができないまま、7対17でノーサイドを迎えました。




 試合終了後、トンプソンコーチは、「昨年の佐賀招待に比べると諦めない気持ちの部分は随分良くなっている。しかし、精度が低い上、ターンオーバーされるシーンも多かった。反省すべきところもあるので、きちんと修正しよう!」と選手たちに話していました。

 最後になりましたが、佐賀招待ラグビーを開催するにあたり、大変ご尽力いただきました佐賀県ラグビーフットボール協会関係者の皆さまをはじめ、応援に駆けつけていただきましたファンの皆さま、佐賀支店関係者の皆さまに厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 来週は、5月23日(土)、九州ラグビー活性化戦略として今年から開催される「春の九州ダービー」の第1節 コカ・コーラウエストレッドスパークス戦です。
 引き続き、ご声援の程、よろしくお願いいたします。


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