1/18(日) 12:00 横河武蔵野アトラスターズ(レベルファイブスタジアム)

試合結果一覧へ


キューデンヴォルテクス 横河武蔵野アトラスターズ
78   21

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 5 5 0 0 35 78
後半 7 4 0 0 43
横河武蔵野アトラスターズ 前半 1 1 0 0 7 21
後半 2 2 0 0 14



出場選手
1 中村 嘉宏 9 村上 龍寛 → 松尾 匡祐 (後半20分)
2 佐藤 孝樹 → 谷口 大督 (後半34分) 10 齊藤 玄樹
3 田尻  亮 → 松尾 健一 (後半25分) 11 黒木 孝太
4 吉上 耕平 12 ナイサン グレイ → ピーター ミラー (後半19分)
5 浦 真人 13 ティム アトキンソン
6 松本 允 14 吉永 将宏 →端迫 雅俊 (後半32分)
7 ルーク ドハティ → トム マクベリー (後半19分) 15 今村 圭吾 → 山口 雄一 (後半27分)
8 川嵜 拓生    

レポート

終始圧倒し、12トライで大量得点!入替戦の切符を掴む。

 1月18日(日)、レベルファイブスタジアムにて、横河武蔵野アトラスターズとの試合が行われました。
 昨年の9月から始まったトップリーグ2008-2009もあっという間に月日が経ち、いよいよ最終戦を迎えました。ヴォルテクスは、この試合で是が非でも勝ち、入替戦に望みを繋げようとこの1週間、よりハングリーさを持って練習に取り組んできました。
 今試合の相手は、横河武蔵野アトラスターズ。相手も入替戦の切符をかけた重要な試合であることに変わりはなく、勝利を狙って挑んできます。
 トップリーグから落ちてたまるものかと、苦境に屈しないヴォルテクスの底力を発揮するべく、この試合に挑みました。




 今試合までに2勝しているヴォルテクスですが、実は、両日とも雨模様でした。恵みの雨となった2戦があるからこそ、なんとなくですが、今日の雨もヴォルテクスに良い流れを持ち込んでくれるような気がするという予感の中、ヴォルテクスのキックオフで試合は開始。その直後です。 CTBグレイ選手の蹴り上げたボールは、相手が取れずにNo.8川嵜選手がキャッチします。ラックからSH村上選手、SO齊藤選手、CTBアトキンソン選手へボールを繋ぐと、アトキンソン選手は大きくゲインし、チップキックでさらに前進します。相手がキャッチしたものの、ファンブルしてこぼれたボールを再びアトキンソン選手が拾ってそのままノーホイッスルトライを奪います。

 9分、今度は自陣に攻め込まれたヴォルテクス。自陣ゴール前でのラインアウトからラックを連取され、相手FW陣に次々とサイドアタックで攻め込まれると、最後はNo.8フィフィタ選手に押し込まれトライを許してしまいます。
 しかし、11分には、ペナルティからのキックでヴォルテクスが敵陣に攻め込み、ゴール前でのラインアウトからWTB吉永選手がゲインしてラックを形成すると、SH村上選手、SO齊藤選手、CTBグレイ選手へと左に展開し、最後はFB今村選手が相手ディフェンスを跳ね飛ばしながら勢いよく走り込んでトライを決めます。
 

 その後、横河の果敢なアタックと、ヴォルテクスの度重なるペナルティにより、ゴール前での緊迫した攻防が繰り広げられますが、ヴォルテクスがディフェンスで粘りを見せ、ピンチを凌ぎます。
 さらに27分、再びゴール前でのピンチを招いたヴォルテクスですが、ゴール前ラインアウトから相手が繋ごうとしたボールをNo.8川嵜選手がインターセプト。展開して敵陣に攻め込むと、2次攻撃でラックからSO齊藤選手、FL松本選手へ繋ぎ、松本選手がそのまま相手ディフェンスをかわしてトライを奪います。





 これでさらに勢いが加速し、36分、ラックからSH村上選手、No.8川嵜選手、HO佐藤選手へ繋ぎ、佐藤選手が絶妙なタイミングのオフロードパスでLO浦選手へ渡します。浦選手は、相手ディフェンス2人をかわしてサイドライン際を走り抜けてのトライを奪い、28対7とします。
 前半終了間際の40分には、ゴール前での相手ペナルティからスクラムを選択。そのままスクラムを押し込みNo.8川嵜選手がトライを決め、35対7と大きくリードし、前半を折り返します。





 自動降格を避けることができた安心感が裏目に出ないよう、後半も猛攻を持続させたいヴォルテクス。その思い通りに、1分、相手の高く蹴り上げたボールをFLドハティ選手がキャッチし、FB今村選手、LO吉上選手へと繋ぐと、吉上選手が空いたスペースを突いてラインブレイク。そのまま30mほど走り込んでトライを決めます。
 ヴォルテクスの猛攻は止まるところを知らず、9分、CTBグレイ選手がトライを決め、続く11分にはLO浦選手が本日2本目となるトライを奪います。



 18分、横河にトライを許しますが、20分には、直前に交代し途中出場を果たしたFBミラー選手がトライを奪います。22分もトライを追加し、64対14と点差を広げます。
 27分に自陣ゴール前でのノックオンから横河にトライを奪われますが、ヴォルテクスは32分、37分にもトライを決め、78対21。終わってみれば、今シーズンのトップリーグ最多得点を奪っての見事な勝利を収めることができました。




 試合終了後の記者会見。神田監督は、「なんとか最終戦で勝利することができました。ありがとうございました。苦しいシーズンでしたが、この試合は良い内容を繰り広げることができました。まだ入替戦が残っていますので、そこで必ず勝利したいと思います」と少しほっとした表情で話し、中村主将は、「13試合の最後に、応援し続けてくれたファンの方々のためにもベストゲームをしたかったので、このような結果となり、非常に満足しています」と笑顔を見せました。試合のマン・オブ・ザ・マッチに輝いたSO齊藤選手は、「非常に大事な試合でしたので、大差で勝利でき良かったです。ヴォルテクスの重視しているディフェンスでの活躍が光りマン・オブ・ザ・マッチを受賞できたと聞き、非常に嬉しく思います」と喜びを語りました。



 最後になりますが、最終戦ということもあり、本当に大変多くのファンの皆さまに会場にお越しいただきありがとうございました。ファンの皆さま、ならびにOBを中心とする応援団の皆さま、九電グループ関係者の皆さま、また九電商友会をはじめとするお取引関係各社の皆さま、熱いご声援をありがとうございました。
 皆さまと共に勝ちとった勝利だとチーム全員が感じております。心から御礼申し上げます。

 入替戦は、2月14日(土)レベルファイブスタジアムにて行われるマツダブルーズーマーズ戦です。トップリーグ残留をかけ、80分間戦い抜きますので、引き続き、ご声援よろしくお願いいたします。




このページの先頭へ