11/30(日) 14:00 神戸製鋼コベルコスティーラーズ(長崎市総合運動公園 かきどまり陸上競技場)

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キューデンヴォルテクス 神戸製鋼
コベルコスティーラーズ
22   36

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 1 1 4 1 22 22
後半 0 0 0 0 0
神戸製鋼
コベルコスティーラーズ
前半 2 1 1 0 15 36
後半 3 3 0 0 21



出場選手
1 中村 嘉宏 9 村上 龍寛 → 松尾 匡祐(後半35分)
2 佐藤 孝樹 10 齊藤 玄樹
3 田尻  亮 11 山口 雄一 → 前田 健介(後半20分)
4 吉上 耕平 12 ティム アトキンソン
5 ルーク ドハティ → 進藤  猛(後半35分) 13 黒木 孝太
6 松本  允 → 山本 英児(後半35分) 14 吉永 将宏
7 トム マクベリー 15 今村 圭吾 → ナイサン グレイ(後半35分)
8 川嵜 拓生    

レポート

善戦するも、後半の勝負に勝てず敗北。

 11月30日(日)、長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場(長崎県)にて、トップリーグ第7節、神戸製鋼コベルコスティーラーズとの試合が行われました。




 ウインドウマンスを挟み、トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦での勝利は既に終わった試合として、勝利の余韻に浸ることはなくハードな練習を積み重ねてきたヴォルテクス。後半節で一戦一戦を全力で挑み続けることを胸に留め、昨シーズン接戦を繰り広げた末に涙を飲んだ神戸製鋼に臨みます。




 キックオフ前から風が吹く試合会場。前半は風上で有利に試合運びをできるチャンスです。ヴォルテクスはキックオフ直後から、その風を味方にして勢いに乗る試合展開となります。 0分、キックオフからのキック合戦でヴォルテクスが敵陣に蹴り込んだボールを神戸製鋼がキックで返した瞬間でした。NO.8川嵜(拓)選手がキックチャージをし、ゴール前まで転がったボールをそのまま拾い上げ先制トライを奪います。  そして、5分。神戸製鋼の反則からペナルティゴールを選択し、SO齊藤選手が40mほどの距離に恐れることなく確実に決め、10対0とします。




 15分に今度は神戸製鋼がペナルティゴールを決めますが、ヴォルテクスの勢いは止まらず、17分、敵陣で神戸製鋼ボールのラインアウトをヴォルテクスボールにし、左に展開。ラックが形成され今度は右に展開しようとSO齊藤選手にボールが渡ると、齊藤選手は鮮やかなドロップゴールで追加点を奪います。
 その後もヴォルテクスは敵陣に攻め込み、神戸製鋼の反則からSO齊藤選手の完璧なペナルティゴールで着々と得点を重ねていきます。ボール支配率の高いヴォルテクスに対し、神戸製鋼は数少ないチャンスを逃がすことなく連続攻撃で攻め込み、2トライを奪います。 ヴォルテクスはじりじりと攻め寄られますが、22対15とリードしたまま前半を折り返します。



 後半、風下に立ったヴォルテクスですが、前半と同じくペナルティゴールを狙って追加点を奪う戦法で挑みます。しかし、開始2分に得たペナルティゴールを絶好調のSO齊藤選手がまさかの失敗。このゴールを境に嫌な雰囲気が流れ始めます。
  9分、神戸製鋼が蹴りあげたハイパントキックをヴォルテクスが自陣でキャッチしますが、激しく絡んでくる相手にターンオーバーされると、そのまま左に展開され同点のトライを奪われます。



 反撃に出ようと11分にもヴォルテクスはペナルティゴールを狙いますが、ゴール失敗。リズムは完全に神戸製鋼へ移り、その猛攻は、確実にヴォルテクスディフェンスの隙をつきゲインラインを突破してきます。気持ちでは決して負けていなかったヴォルテクスですが、前半から続く激しい攻防が響き、後手後手のディフェンスにまわってしまいます。17分にトライを決められると、24分にはLOドハティ選手がシンビンで退場し14人での戦いを強いられ、26分にもトライを奪われます。  ヴォルテクスは、残り15分間で巡ってきたチャンスを生かそうと必死で攻め込みますが、ボールを繋ぎ続けてもゲインラインを突破できず、神戸製鋼の堅くしぶといディフェンスに阻まれます。 結局、後半に追加点を挙げることができないまま、22対36で敗北を喫しました。



 試合終了後の記者会見。神田監督は、「長崎の多くのファンの皆さまの前で良い試合をしたかったのですが、コンタクトの部分で勝敗が分かれてしまいました。マイボールから良い球出しができなかったです。」と試合を振り返りながら話し、中村主将は、「ペナルティゴールを狙い続けるヴォルテクスに対し、神戸製鋼はトライを取り続ける姿勢がありました。  ゴールでしか得点が挙げられなかった部分で、後半の得点が伸び悩んだと思います。」と試合直後で少々疲れ気味の表情を浮かべながら話しました。

 最後になりましたが、この日の試合会場には、メインスタンド半面をヴォルテクスファンで埋め尽くすほど、多くの方々にお越しいただきました。ファンの皆さまをはじめ、九電長崎支店を中心とする九電グループ関係者の皆さま、お取引関係各社の皆さま、OBを中心とする応援団の皆さま、熱いご声援本当にありがとうございました。勝利のプレゼントができないことをヴォルテクス選手たちは本当に悔やんでいます。しかし、いつも温かく大きな声援があるからこそがんばることができています。勝つことが最大の恩返しだと思いますので、一日でも早く勝利できるよう精進してまいります。

 次節は、12月7日(日)大分スポーツ公園九州石油ドーム(大分県)にて行われる、クボタスピアーズ戦です。引き続き、ご声援のほどよろしくお願い申し上げます。

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