10/19(日) 13:00 日本IBMビッグブルー(ニッパツ三ツ沢球技場)
試合前から強い風が吹くフィールド内。前半は風下という不利な状況からゴールラインを目指します。IBMのキックオフで開始された試合は、開始2分、自陣におけるヴォルテクスのオフサイドからペナルティゴールを決められ先制点を奪われます。その後の7分にも、IBMに自陣での反則によりペナルティゴールを与えてしまい、0対6となります。 このままリードされるわけにはいかないヴォルテクスは、14分に敵陣でのラックからSH村上選手、CTBグレイ選手と繋ぐと、グレイ選手が空いたスペースに切れ込んで抜け出します。そこに絶妙のタイミングで走り込んできたHO谷口選手がボールを受け、そのままゴール中央にトライを奪います。SO齊藤選手がゴールを決め、7対6と逆転します。 振り出しに戻し勢いを付けたいヴォルテクスですが、アタックで良いチャンスを作り出すも風下の影響でキックが乱れ、敵陣でのプレーが思うように持続できません。
前半強いられるアタックでの苦悩に加え、ディフェンスではタックルミスが響き、19分に連続攻撃からのトライをIBMに奪われ、再び逆転されてしまいます。 この風上を上手く利用し波に乗るIBMに対し、ヴォルテクスはリードされている焦りからか肝心な場面での反則が多くなってきます。24分、34分に2本のペナルティゴールを狙われ、そのうち1本のゴールを決められてしまい、その差は7対16と広がります。 IBMの猛攻は留まらず、ヴォルテクス陣地にどんどん攻め込んできます。これ以上の追加点を与えまいとヴォルテクスも必死のディフェンスでIBMのアタックを止めようとしますが、35分にラインアウトから左に展開されるとNO.8のパリンガタイ選手にディフェンスの隙を突かれ、ゴール中央にトライを許します。そして、その直後の37分にもトライを奪われ、前半を7対30と大きくリードされる予想外の状況を生み出してしまい、ヴォルテクスは残る40分間の後半に全てをかけることとなります。
試合終了後の記者会見。神田監督は、「今日のゲームでは、点数に繋がる肝心な部分での反則が多すぎました。 前半のタックルの甘さもあり、流れを最後までつかめませんでした。九州から来ていただいた応援に応えることができなくて残念です。」と話し、中村主将は、「是非勝ちたい試合でしたが、勝つことができなかったこと、また自分自身のプレーにも反省しているところです。」と落胆の表情を浮かべながら思いを口にしました。
最後になりましたが、遠路九州を含む全国各地から会場にお越しくださいましたファンの皆さまをはじめ、最後まで止むことなく続いた声援の軸となったOBを中心とする応援団の皆さま、いつもと変わらないご声援をありがとうございました。勝利することができずに悔しさは増すばかりですが、毎試合の熱いご声援に心から御礼申し上げます。
第6節は、10月26日(日)レベルファイブスタジアムにて行われます、トヨタ自動車ヴェルブリッツ戦です。ここからは背水の陣で挑むしかありません。ご声援いただくばかりで心苦しいですが、引き続き温かいご声援をよろしくお願いいたします。