10/11(土) 12:00 三洋電機ワイルドナイツ(熊谷ラグビー場)

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キューデンヴォルテクス 三洋電機ワイルドナイツ
8   65

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 1 0 1 0 8 8
後半 0 0 0 0 0
三洋電機ワイルドナイツ 前半 4 4 2 0 34 65
後半 4 4 1 0 31



出場選手
1 松尾 健一 → 小柳 和幸(後半3分) 9 村上 龍寛 → 松尾 匡祐(後半27分)
2 谷口 大督 → 佐藤 孝樹(後半7分) 10 齊藤 玄樹 → 河原崎 峻(後半11分)
3 田尻  亮 → 松尾 健一(後半24分) 11 山口 雄一 → 今村 圭吾(後半9分)
4 吉上 耕平 → 進藤  猛(後半24分) 12 ティム アトキンソン
5 浦  真人 13 黒木 孝太
6 トム マクベリー 14 吉永 将宏
7 端迫 雅俊 15 ピーター・ミラー → ナイサン グレイ(後半0分)
8 川嵜 拓生    

レポート

日本選手権覇者の三洋電機ワイルドナイツに力負け

 10月11日(土)、熊谷ラグビー場(埼玉県)にて、今シーズンの優勝候補と目される強豪チーム、三洋電機ワイルドナイツとの試合が行われました。
 トップリーグは3週間の調整週を挟み、その期間は充実した内容の濃い練習を重ねてきました。チームの雰囲気、練習状況から見ても現時点においてベストの状態で、昨年度日本選手権王者である三洋電機に挑みます。



 前半、三洋電機のキックオフで試合が開始されますが、開始早々の2分、ヴォルテクスの反則から三洋電機にペナルティゴールを決められ、先制点を奪われます。
 10分、今度はヴォルテクスにペナルティゴールのチャンスが訪れますが、惜しくもポールから反れてしまい貴重な得点チャンスを逃してしまいます。




 開始から激しいアタックを繰り広げる三洋電機。ヴォルテクスも堅いディフェンスで対抗しますが、12分、三洋電機の要であるSOブラウン選手の精度の高いキックパスを繋がれ、トライを奪われます。その直後の15分にも、再びトライを奪われ0対17と一気に差を広げられてしまいます。
 しかし、ヴォルテクスはこのまま完封されてたまるものかという思い一心で攻め込み、17分に三洋電機の反則を得て、ペナルティゴールを狙います。これをFBミラー選手が慎重に決めて3点を返します。

 ヴォルテクスのチャンスは続き、22分に相手キックボールがタッチラインを切ると、WTB山口選手がクイックスローで速攻を仕掛けます。FBミラー選手、CTB黒木選手、SO齊藤選手、再びミラー選手、そしてWTB吉永選手へとボールが渡ると、吉永選手が相手ディフェンス陣に切れ込んでゲインします。ボールは止まることなく、FLマクベリー選手、CTB黒木選手、CTBアトキンソン選手へと素早く繋がれ、鮮やかな展開攻撃でゴール右にトライを奪います。


 8対17とし、反撃の幕開けかと思われましたが、27分にペナルティゴールを決められると、33分には三洋の華麗な攻撃でトライを奪われます。追いつきたいと縮めた点差を再び放され、8対27と大きくリードされてしまいます。
 38分にも三洋電機に連続攻撃からトライを決められ、ヴォルテクスは追加点を奪えぬまま8対34で前半を折り返します。

 後半は逆転を信じ、猛攻を仕掛けたいヴォルテクスでしたが、焦る気持ちが裏目に出てしまい、開始早々の5分、本日3本目となるペナルティゴールを決められてしまいます。 手を抜くことなく果敢に攻め込んでくる三洋電機に対し、ヴォルテクスは11分までに5人の選手を入れ替え、何とか流れを変えようとしますが、前半からのディフェンス続きで疲れが見え始めると、チームのディフェンス機能が崩れ出します。




 ヴォルテクスの強みであるラインアウトも前半から立て直すことができないまま、チャンスを得点に繋げることができず、流れを呼び込むことができません。17分には、三洋電機に自陣ゴール前ラインアウトからFW陣に近場を攻め込まれトライを許してしまいます。三洋電機の攻撃は止まることを知らず、22分、32分にもトライを奪われ、気がつけば点差は50点に・・・。



 全てのプレーにおいて上回る三洋電機にヴォルテクスメンバーは最後まで諦めず挑み続けましたが、後半のチャンスも得点に繋げることができず、終わってみれば8対65と大量失点で敗れてしまいました。


 

 試合終了後の記者会見。神田監督は、「三洋電機さんのディフェンスをどうしても打ち破ることができませんでした。ラインアウトの精度も低く、相手に対してやりたいことがほとんどできなかったです。」と話し、この試合ゲームキャプテンであるNO.8川嵜選手は、「セットプレー全てにおいて三洋電機さんは仕掛けが早く、プレッシャーを受けながらの展開に80分間通して自分たちのペースに持っていくことができませんでした。」と二人とも完敗の事実を受け止め、悔しさを噛み締めながら試合を振り返りました。




 最後になりましたが、遠路九州を含む全国各地から会場にお越しくださいましたファンの皆さまをはじめ、OBを中心とする応援団の皆さま、東京支社関係者の皆さま、三洋電機の良いところばかりが目立つ試合展開であったにも関わらず、ノーサイドの笛が鳴る最後の最後までご声援いただき、ありがとうございました。心から御礼申し上げます。

 第5節は、10月19日(日)ニッパツ三ツ沢球技場(神奈川県)にて行われます、日本IBMビッグブルー戦です。昨シーズンの雪辱を晴らすためにも、トップリーグで結果を残すためにも、絶対に勝ちたい一戦です。ファンの皆さまからいただくご声援は必ず力になります。引き続き温かいご声援をよろしくお願いいたします。



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