6/1(日) 12:00 リコーブラックラムズ(鹿児島県立鴨池陸上競技場) 試合結果一覧へ


キューデンヴォルテクス リコーブラックラムズ
42   14

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 1 1 0 0 7 42
後半 5 5 0 0 35
リコーブラックラムズ 前半 2 2 0 0 14 14
後半 0 0 0 0 0



出場選手
1 中村 嘉宏 9 松尾 匡祐
2 谷口 大督 → 佐藤 孝樹(後半20分) 10 齊藤 玄樹
3 田尻 亮 → 松尾 健一(後半35分) 11 前田 健介
4 吉上 耕平 12 ティム アトキンソン
5 浦 真人 → 端迫 雅俊(後半20分) 13 山口 雄一
6 松本 允 → 進藤 猛(後半35分) 14 末次 弘明 → 久保 章太(後半22分)
7 山本 英児 15 今村 圭吾 → ナイサン グレイ(後半35分)
8 川嵜 拓生    

レポート

リコーブラックラムズ定期戦、初の3連覇!!

 6月1日(日)、鹿児島県鴨池陸上競技場にて、第36回FBS杯リコーブラックラムズとの定期戦が行われました。

 トップリーグ2年目、先日の佐賀招待ラグビーでは思うような試合展開が出来なかったヴォルテクスメンバー。「リコー戦からは、言い訳なしで闘わなければならない」とトンプソンコーチの言葉を肝に銘じ、2週間の練習を重ねて今日を迎えました。FBS杯3連覇をかけ、リコーブラックラムズとの一戦に挑みました。






 朝から日差しが照りつけ、気温は28℃。熱さを感じながらも風下という不利な状況でキックオフを迎えた15分、敵陣に攻め込んだヴォルテクスは、ゴール前中央のラックからSH松尾選手がSO齊藤選手へボールを繋ぐと、齊藤選手が勢いよく切れ込み先制トライを奪います。先手を掴んだヴォルテクスですが、追加点を奪う好機が幾度となく巡ってくるものの、パスミス、ノックオンなど初歩的なミスでゴールラインまでボールを繋ぐことができません。





 一方、リコーブラックラムズは、巡ってきたチャンスを確実に生かします。28分にラックからボールを繋ぎ、CTB池上選手へボールが渡ると、華麗なステップで的確なコースを攻め込み、ヴォルテクスのディフェンスラインを突破。そのままトライを奪われ、7対7の同点となります。その直後の31分にも同じく池上選手にトライを奪われ、14対7と逆転されます。
 ヴォルテクスは追加点を奪えぬまま、リコーにリードされる形で前半を折り返します。

 ハーフタイム、トンプソンコーチは「前半は、良い所が十分にあった。後半もこのまま相手にプレッシャーをかけ続けていこう!ただ、ブレイクダウンに人員をかけ過ぎている。必ず前を見て、すぐディフェンスをセットしよう!」と指示を出します。





 後半開始7分、センターライン右隅のカウンターアタックからFB今村選手、SO齊藤選手へボールを繋ぐと、またも齊藤選手がゲインしトライを奪います。再び同点とし、振り出しに戻したヴォルテクスは激しいタックルと固いディフェンスでリコーのアタックを阻止し続け、チャンスを窺います。
 22分、敵陣ゴール前中央のラックからボールを繋ぎ、CTB山口選手にボールが渡ると、ディフェンスラインを強行突破し、相手を引きずりながらトライを奪います。このトライがきっかけで勢い付いたヴォルテクスは、25分、33分にも追加トライを奪い、35対14とその差を広げます。



 更に終了間際の40分、ヴォルテクスは連続攻撃から左に展開し、ボールを託された今試合大活躍のCTB山口選手がサイドラインを勢い良く駆け抜け、リコーディフェンスを抜き去ります。そこへ絶妙のタイミングとスピードで走り込んできたWTB前田選手へボールが渡り、ダメ押しのトライ。勝利を決定づけました。
 終わってみれば、後半5トライの活躍をみせたヴォルテクス。熱い気候の中、最後の最後まで15人全員が集中力を切らさずアタック、ディフェンスともに攻め続けた結果、42対14で、FBS杯初めての3連覇を達成しました。



 試合後トンプソンコーチは、「口酸っぱく言ってきたプレッシャーをかけ続けることは、これまでの2年間ずっと言い続けたこと。それが、今日の試合で完璧にできた。前半リードされて折り返したが、プレッシャーをかけ続けたからこそ、最終的にヴォルテクスのリズムとなり、チャンスを得ることができた。後半は、本当に良いゲームだった。」と選手たちを称えました。



試合を終えた神田監督にインタビューしました。
―試合を振り返って―
前半からよく我慢してプレーしていました。前半は、ミスでチャンスを潰しはしたものの、良い形で攻め込んでいたと思います。後半は、ハーフタイムに話したことがきちんと実行できていましたし、最近練習を重ねたブレイクダウン、オフロードスキルの部分でも成果が出ていて良かったです。

―今日の活躍選手は?―
CTB山口雄一、WTB前田健介です。スピードのあるプレーヤーが活躍してくれました。FWもスクラムでしっかりとリコーを押していましたし、皆よく頑張ってくれました。


 最後になりましたが、会場にお越しいただきましたファンの皆さまをはじめ、OBを中心とする応援団の皆さま、ならびに当社鹿児島支店関係者の皆さまには、深く御礼申し上げます。 盛大なご声援のおかげで勝利を勝ち取ることができました。引き続き、ご声援の程、よろしくお願いいたします。


☆お知らせ☆
この試合は、6月7日(土)の10:30〜11:25、九州管内(※大分、宮崎、沖縄を除く)のFBS福岡放送系列で録画放送されます。トンプソンコーチ絶賛の後半戦は、特に要チェックです!是非、お見逃しなく!!

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