5月24日(土)、雨の降りしきる中、香椎グラウンドでマツダとの試合が行われました。
先週の福岡大学戦で満足いく試合を展開したヴォルテクス。コンスタントに力を発揮すべく、全員の気持ちを一つにし、挑みました。 今試合より新ルールを適用。ミーティングや練習で理解はしているものの、初めての適用試合ということもあり、戸惑うところもありましたが、前半は連携のとれたアタックと相手のミスを突いたプレーで大きくリードします。
試合が動いたのは24分、敵陣ゴール前まで攻め込んだヴォルテクス。マツダボールのスクラムをターンオーバーし、NO.8大山選手が持ち込み、SO久木元選手、CTB三輪選手、CTB吉田選手と繋ぐと、相手ディフェンスを振り切りトライ!12対7とします。 33分には、敵陣ゴール前でFL平野選手がプレッシャーをかけ、相手のキックミスを、NO.8大山選手が押さえてその差を広げます。39分にも追加トライを奪い、流れは完全にヴォルテクスへ。 前半終了間際の40分には、相手キックオフのミスボールをCTB三輪選手が拾い上げディフェンスラインを突破。2次攻撃からSH安部選手、SO久木元選手、CTB吉田選手、FB森田選手と華麗な繋ぎをみせ、森田選手がトライ。久木元選手がゴールを成功させ、31対7で前半を折り返します。
後半、一早く流れを掴み、さらなるリードを広げたいヴォルテクスですが、試合前から続く雨と前半の疲れからか、集中力が欠け始め、ゴール前まで攻め込みチャンスを作り出すものの、ミスを連発します。一方のマツダも必死の攻撃を繰り返しますが、ヴォルテクスメンバーの痛烈なタックルに阻まれ、ボールを繋ぐことができず、時間が経過します。 ヴォルテクスは、ミスが起こっても、しぶとく相手に食らいつき、ディフェンスでカバー。最後まで15人全員で走り続けました。
両チーム互いに40分間激しい攻防を展開し続けましたが、ミス、反則が前半より多くなり、両チームゴールラインを割ることができず、後半は無得点のまま試合終了。 前半の活躍と後半の諦めないディフェンスが功を奏した結果となりました。
試合後、トップリーガー現役最年長者であり、本日の試合でも年齢を感じさせないほどのプレーを繰り広げたFL平野勉選手にインタビューしました。
―初めて新ルールを適用したゲームでしたが。― 「正直、戸惑うところはありました。しかし、試合前のミーティングで、トンプソンHCから『新ルールに戸惑う部分も出てくるかもしれないが、ヴォルテクス内の約束事だけはしっかりと守っていこう!』という話があり、そのお陰でメンバーの意思が統一され、80分間徹底して試合に臨めたと思います。」
―個人的な面で、試合を振り返っての感想をお願いします。― 「個人的には、良い所もあり、悪い所もありました。ただ、個人的なことよりも、メンバー全員がチャレンジし続けてくれたことが良かったです。マツダさんは、非常に思い入れがあり、昔から競い合ったチーム。今日の試合を終え、ヴォルテクスメンバーの成長を頼もしく感じました。」
最後になりますが、雨の中香椎グラウンドまで応援に駆けつけてくださいました皆さまに厚く御礼申し上げます。 キューデンヴォルテクス春の陣は、まだまだ続きます!変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。