12/9(日)14:00 熊本県民総合運動公園陸上競技場(熊本) 試合結果一覧へ


キューデンヴォルテクス サントリーサンゴリアス
23   61

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 1 1 3 0 16 23
後半 1 1 0 0 7
サントリーサンゴリアス 前半 3 3 0 0 21 61
後半 6 5 0 0 40



出場選手
1 中村 → 小柳(前半 9分) → 端迫(後半 28分) 9 松尾
2 谷口 → 佐藤(後半 22分) 10 齊藤 → 松添(後半 33分)
3 田尻 11 今村 → 前田(後半 33分)
4 吉上 12 ナイサン
5 浦 → 山元(後半 15分) 13 山口 → 吉岡(後半 39分)
6 松本 14 吉永
7 山本 15 ピーター
8 川嵜    

レポート


 12月9日(日)、熊本県民総合運動公園陸上競技場(KKウイング)にて、トップリーグ第6戦サントリーサンゴリアスとの試合が行われました。
 この試合、神田監督と清宮監督の先輩後輩対決、吉永選手・松本選手と清宮監督の師弟対決と試合前から注目の集まる一戦は、前節鹿児島で行われた東芝戦に続き5,000名を超える大観衆の中行われました。

 惜しい試合が続く中、今度こそ…という思いは皆同じ。チーム一丸となり、強豪サントリーサンゴリアスに立ち向かうヴォルテクスフィフティーン。前半は、鹿児島に引き続き、大勢のファンの方々の声援に押されての試合展開となりました。
試合が動いたのは、6分。キューデンヴォルテクスは、相手の反則からペナルティゴールをFBミラー選手が決め、3対0と先制点を奪います。
 続く13分にも、相手がスクラムを故意に崩す反則から、ゴールを選択し、成功させます。
6対0。
 その後、キューデンヴォルテクスはトライを奪おうと攻め続けますが、サントリーサンゴリアスの一人一人の激しいタックルと固いディフェンスからなかなかトライへ繋ぐことができません。



 21分、サントリーが反則するも、グレイ選手のキックがタッチを切らず、そのままサントリーのアタックへと変わります。2次攻撃で、右に大きく展開されトライを奪われ、逆転を許します。その直後の23分にも、またもや右に大きく展開され、サントリーサンゴリアスWTBの栗原選手に本日2トライ目を取られます。
 しかし、キューデンヴォルテクスは、試合開始時からしぶといディフェンスと相手へのプレッシャーで反則を誘い、ピンチを何度もチャンスへと切り替え、32分にもペナルティゴールを決め、9対14とその差を5点差に縮めます。
34分、またもやサントリーにトライを奪われますが、悪い流れのまま後半へ持ち越したくないヴォルテクスは、試合終了間際の40分、相手ラインアウトのミスを突き、FL山本選手からCTBグレイ選手、山口選手へボールを繋ぎ、インサイドに勢いよく走り込んできたWTB吉永選手へ絶妙なパスが渡ると、キューデンヴォルテクス一の快足の持ち主WTB吉永選手がサントリーのディフェンスをすり抜け、そのままディフェンダーを振り切ってトライ!熊本出身の吉永選手のトライということもあり、会場は大きな歓声が響き渡りました。
 このトライで、16対21と再び差を縮め、前半を折り返します。



 後半、試合開始時から晴れていた空も、薄い雲がかかり始め、太陽が隠れ始めます。なんとなく嫌な空。前半から度々見せられるサントリーの波状攻撃をどのように阻止するのか、また、トライを奪うまでのアタックをどう展開していくかに注目されたキューデンヴォルテクス。後半が勝負と全員で誓い合い戦いに挑んだのですが…。





 後半が始まると、10分、サントリーのラインアウトからモールを押し込まれトライを奪われると、14分にも再び、モールからFL佐々木選手に飛び込まれトライを奪われます。
 21分には、ゴールライン間際での反則が重なり、認定トライを取られます。サントリーの勢いは止まらず、23分にもトライを奪われ、気付けば16対49。20分前まで5点差だった点差を30点以上に突き放し、トップチームの実力を見せつけられます。
これまで強豪相手に接戦を繰り広げてきたキューデンヴォルテクスが味合う屈辱的内容に、観客もトライを奪うのは厳しいのかと諦めかけた28分、SO齊藤選手からWTB吉永選手、FBミラー選手へ繋ぐと、ミラー選手がサントリー主将の山下選手を抜き去り、WTB今村選手へラストパス。足元へ乱れたボールを今村選手がナイスキャッチでそのまま走り込み、ゴール左にトライを奪います。本日、ゴール成功率100%のミラー選手がゴールを決め、23対49とします。
 試合時間残り10分、キューデンヴォルテクスは前半からのサントリーとの激しい攻防から疲れが見え始め、その差を縮めることはできず、終わってみれば23対61。今シーズン初めての完敗を喫しました。




 今日の試合も本当に多くの皆さまにご声援頂きありがとうございました。点差が開いても、試合終了のホイッスルが鳴るまで会場内に響く大きな声援が、選手・スタッフの心に伝わってきました。  
 ご来場を頂きましたファンの皆さまをはじめ、ヴォルテクスお馴染みのOBを中心とする応援団の皆さま、福岡、大分そして熊本県内から応援バスで駆けつけていただいた皆さま、400名を超える大応援団で応援頂いた九電工さま、九電商友会の皆さま、そして今回の試合にあたり大変なご尽力を頂いた九州電力熊本支店関係者の皆さまに深く御礼申し上げます。
 次の試合は、12月15日(土)、秩父宮ラグビー場(東京)で行われます、ヤマハ発動機ジュビロとの一戦です。
 開幕戦以来の勝利へ向け、ご声援よろしくお願いいたします。


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