後半、試合開始時から晴れていた空も、薄い雲がかかり始め、太陽が隠れ始めます。なんとなく嫌な空。前半から度々見せられるサントリーの波状攻撃をどのように阻止するのか、また、トライを奪うまでのアタックをどう展開していくかに注目されたキューデンヴォルテクス。後半が勝負と全員で誓い合い戦いに挑んだのですが…。
後半が始まると、10分、サントリーのラインアウトからモールを押し込まれトライを奪われると、14分にも再び、モールからFL佐々木選手に飛び込まれトライを奪われます。 21分には、ゴールライン間際での反則が重なり、認定トライを取られます。サントリーの勢いは止まらず、23分にもトライを奪われ、気付けば16対49。20分前まで5点差だった点差を30点以上に突き放し、トップチームの実力を見せつけられます。 これまで強豪相手に接戦を繰り広げてきたキューデンヴォルテクスが味合う屈辱的内容に、観客もトライを奪うのは厳しいのかと諦めかけた28分、SO齊藤選手からWTB吉永選手、FBミラー選手へ繋ぐと、ミラー選手がサントリー主将の山下選手を抜き去り、WTB今村選手へラストパス。足元へ乱れたボールを今村選手がナイスキャッチでそのまま走り込み、ゴール左にトライを奪います。本日、ゴール成功率100%のミラー選手がゴールを決め、23対49とします。 試合時間残り10分、キューデンヴォルテクスは前半からのサントリーとの激しい攻防から疲れが見え始め、その差を縮めることはできず、終わってみれば23対61。今シーズン初めての完敗を喫しました。