12/2(日)14:00 鴨池陸上競技場(鹿児島) 試合結果一覧へ


キューデンヴォルテクス 東芝ブレイブルーパス
19   34

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 2 1 0 0 12 19
後半 1 1 0 0 7
東芝ブレイブルーパス 前半 2 2 1 0 17 34
後半 2 2 1 0 17



出場選手
1 中村 9 村上
2 谷口 10 齊藤
3 田尻 11 今村
4 吉上 12 ナイサン
5 13 吉岡 → ティム(後半 13分)
6 松本 → 端迫(後半 13分) 14 吉永
7 山本 15 ピーター →山口(後半 13分)
8 川嵜    

レポート


 12月2日(日)、鴨池陸上競技場(鹿児島)にてトップリーグ第5戦、東芝ブレイブルーパスとの試合が行われました。
 春のオープン戦では、18年振りの勝利を飾り、東芝に春のオープン戦で唯一黒星をつけたキューデンヴォルテクス。トップリーグも中盤戦に入り、善戦続きの壁を破り、勝利にこだわるキューデンヴォルテクスへという一心で臨みました。




 開幕戦以来の九州開催。九州電力鹿児島支店をはじめとする関係者の皆さまがヴォルテクスの応援に駆けつけ、バックスタンドはえんじ一色になりました。多くのファンの声援を後押しに,グレイ選手のキックオフで試合は開始されました。

 開始直後の4分、東芝は絶妙なパスの連続で大きくゲインし、貫禄の先制トライ。ゴールも決まり王者の貫禄を見せ付けます。
 しかし、9分、キューデンヴォルテクスは激しい連続攻撃から大きく敵陣に攻め込むと、ラックからSH村上選手が素早くボールを出し、ミラー選手へと繋ぎます。そこへWTBの選手かと思わせるほどのスピードで走り込んできたLO吉上選手にパスを繋ぎそのまま左隅にトライ。キューデンヴォルテクスらしい統制のとれたアタックでトライを奪い、7対5とその差を縮めます。

 そこからはキューデンヴォルテクスの固いディフェンスで、幾度となく東芝の重量感ある分厚い攻撃を食い止めますが、21分,東芝のお家芸ドライビングモールでトライを奪われます。
 しかしキューデンヴォルテクスも,このまま黙ってはいません。その直後の23分、ラックから出たボールをCTBグレイ選手がハイパント、そのボールをミラー選手が一旦は胸から零れ落ちそうになったところ,必死に足でキャッチ。このミラクルなプレーの後、ラックからSH村上選手、HO谷口選手、CTBグレイ選手、WTB今村選手へとボールが渡ると、今村選手が東芝ディフェンスを弾き飛ばしそのまま20mを独走してトライを決めます。  
 12対14、再び僅差まで詰め寄りますが前半終了間際の40分、ペナルティゴールを決められ、12対17で前半を折り返します。



 前半のアタックの良さを生かし、後半も攻め続けたいキューデンヴォルテクス。互いの激しい攻防が続きますが、動いたのは7分、ゴール前ラインアウトからモールを押し込みます。ヴォルテクスのモールを東芝の厚い壁が阻み、なかなかゴールラインを割れません。BKから1人、2人と加わり、最後は13人でのモールで押し込みます。ゴールライン寸前のところでラックとなり、SH村上選手がパスダミーで相手を翻弄,そのままゴールラインに飛び込んでトライを奪います。ゴールを吉岡選手がきっちり決め、逆転に成功し、19対17とします。




 このまま東芝を突き放したいキューデンヴォルテクスですが、12分にラインアウトから東芝の得意とするモールを押し込まれ再び勝ち越されます。その後、キューデンヴォルテクスも果敢に攻め込みますが、チャンスを生かせずトライを奪えません。
20分、東芝に追加のトライを奪われると、焦りからか、キューデンヴォルテクスのミスが目立つようになります。
ノーサイドを迎えるまで、キューデンヴォルテクスは必死にアタックし続けますが、王者の貫禄を見せつけるかのような東芝のしぶといディフェンスに阻まれ、トライを奪うことができず、終わってみれば19対34。またも善戦の末の敗戦となりました。





 試合終了後、神田監督、川嵜主将はこの試合を次のように振り返りました。
■神田監督
「前半、積極的にアタックを続けたことは良かったが、後半、そのままの流れでチャンスはあったものの、得点に結びつけることができなかった。しかし、選手は(昨年度三冠の王者相手に)よく頑張ったと思います。」
■川嵜主将
「80分間、最後まで全員が集中力を切らさずに戦ったことは、次に繋がると思います。今日の試合に関して言えば、東芝との差はそんなにないと感じました。しかし、ヴォルテクスがゴール前のチャンスで不必要な反則を犯したに対し、相手は反則をせず正確にトライを取る。その部分での差は感じました。連敗は続いていますが、収穫ある戦いでしているので、次は勝利にこだわって戦います。」




 トップリーグ第5節を終え、神戸、NEC、トヨタ、東芝と善戦し続けてきました。しかし、善戦で満足するわけにはいきません。これまでの善戦で得たものを自信に変え、今後の試合は今まで以上に勝ちにこだわって、戦い抜いてほしいと感じます。

 最後になりましたが、本日も大変多くの方々のご声援がチームの大きな原動力となりました。多くのファンの皆さまをはじめ、応援団の皆さま、九電鹿児島支店・宮崎支店関係者の皆さま、九電商友会の皆さまに深く感謝申し上げます。また、第1試合コカ・コーラウェストジャパン戦の後も残って応援していただいた皆さまにも深く感謝申し上げます。
 引き続き、ご声援の程、よろしくお願いいたします。
 次の試合は、12月9日(日)、熊本県民総合運動公園陸上競技場(KKウイング)にて行われますサントリーサンゴリアスとの一戦です。


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