9/23(日) 近鉄花園ラグビー場 試合結果一覧へ


キューデンヴォルテクス 近鉄ライナーズ
42   24

チーム名   T G PG DG 小計 合計
キューデンヴォルテクス 前半 3 1 0 0 17 42
後半 4 1 1 0 25
近鉄ライナーズ 前半 1 1 0 0 7 24
後半 2 2 1 0 17



出場選手
1 中村 9 村上
2 佐藤 ⇒ 橋本(後半40分) 10 齊藤
3 田尻 ⇒ 小柳(後半40分) 11 山口 ⇒ ピーター(後半10分)
4 ジャロッド ⇒ 山本(後半10分) 12 ナイサン ⇒ ティム(後半10分)
5 13 黒木
6 松本 ⇒ 端迫(後半29分) 14 吉永 ⇒ 前田(後半20分)
7 吉上 15 今村
8 川嵜    

レポート


9月23日(日)、近鉄花園ラグビー場で、トップリーグをかけたトップチャレンジ1の再戦、 近鉄ライナーズとの試合が行われました。

昨日よりも日差しは弱く、涼しさも感じられる程度の気候の中、 トップリーグ昇格を決めたトップチャレンジ以来の近鉄戦がやってきました。 是が非でも勝利し、さらにどのような勝ち方をするのか、キューデンヴォルテクスの進化が問われる大事な一戦となりました。


前半開始12分、怪我から復帰したグレイ選手が、「待ってました!」と言わんばかりのプレーを披露します。 敵陣22mラインアウトからモールで押し込み勝負をしかけますが、近鉄の強力FW陣のディフェンスに阻まれラックとなります。 そのラックからSH村上選手がグレイ選手にパスを渡すと、近鉄BK陣の素早いディフェンスをあざ笑うかのごとく、 絶妙なチップキックをインゴールへ蹴りこみ、そのまま自分でキャッチしてゴール中央にトライを決めます。 まずは怪我で出遅れ迷惑をかけたチームメイトへの挨拶代わりの「個人技」で、チームを波に乗せます。 SO齊藤選手のゴールも成功、7対0とします。
グレイ選手はその後も、絶妙なキック、安定したディフェンスで周囲の心配を振り払うプレーを披露する一方、若いバックス陣をリードしたかと思えば、FWがパワープレーでトライを奪うと、真っ先にFWへ駆け寄り、 FW一人一人に声を掛けるなど、「精神的支柱」として試合中チームをまとめ上げる活躍を見せてくれました。


17分、今度はゴール前5mラインアウトからFWの勢いあるモールで押し込みFL松本選手がトライを奪います。 12対0、その後もキューデンヴォルテクスの流れは止まらず、続く35分にも成長株WTB山口選手が基本を忠実に守り、 諦めずに最後までボールを追い続け奪った執念のトライを決め、17対0となります。
しかし、42分、キューデンヴォルテクスは粘り続けていたディフェンスで反則を起こし、近鉄SHがクイックスタートを切った攻撃に反応出来ずトライを奪われます。このトライで前半の終了となり、17対7で折り返します。


ハーフタイムにトンプソンHCは、細かなミスが起こっていることに触れ、 もっと精度を高めて行くように指示を出しました。

後半は風下からの攻撃。その開始5分、ラックからから素早い連続攻撃を仕掛け、SO齊藤選手、FB今村選手、 WTB山口選手と繋いでトライを奪い22対7となります。
しかし7分、反撃に出た近鉄ライナーズにトライを奪われ、更には18分にペナルティゴールを与えてしまい、22対17と点差を5点に縮められます。
近鉄ライナーズをこのまま勢いづけたくないキューデンヴォルテクスはFW陣が踏ん張ります。24分、相手ペナルティで得た敵陣左ゴール前ラインアウトからモールを押し込みトライを奪い27対17とします。

その後ヴォルテクスは、WTBミラー選手とCTBアトキンソン選手のショータイムが始まります。 26分中央スクラムからSH村上選手がアトキンソン選手へパスを放ると、アトキンソン選手がものすごいスピードで抜け出し、 最後はミラー選手に繋ぎあっと言う間にトライを決めます。走りだしたら止まらないこの二人、32分にはランパスの練習か? と思わせるようなコンビプレーで近鉄ライナーズのディフェンスを手玉に取り、個人技で抜き去りトライを奪います。 最高のショータイムのお陰で、気付けば39対17と再びその差を広げます。
35分に近鉄ライナーズにトライを奪われますが、38分には相手の反則からペナルティゴールを決め、終わってみれば42対24と快勝での勝利を収めることができました。




8月の夏合宿から、9月の北見合宿、東京遠征、そしてこの1泊2日で2試合を実施した大阪遠征と走り続けてきたキューデンヴォルテクス。 この大阪遠征を機に1週間の休息をとり、10月1日からは開幕までのカウントダウン、最終調整を含めた練習を開始します。
10月14日(日)には、秋の陣最終戦、そして最後の力試しとして、 盟友コカ・コーラウエストレッドスパークスとの今年初の香椎ダービーが、コカ・コーラさわやかスポーツ広場で行われます。
この試合は、10月28日に行われるトップリーグ九州開幕戦のプレイベントと位置付け、いろいろなイベントを実施いたします。
キューデンヴォルテクスVSレッドスパークスの試合前には、香椎YRとつくしYRとの交流戦、高校生の試合が行われる他、 試合では、お馴染み九州協会隈部氏の解説はもちろん、アビスパ福岡のスタジアムDJで、 FBS系列夢空間スポーツやCrossFM信川スポーツで活躍中、信川竜太氏が、スタジアムDJとして試合を盛り上げてくれます。
更には、会場周りでは、フード・ドリンクコーナー(有料)もあります。
盛大な試合となりますので、是非会場にお越しいただき、キューデンヴォルテクスへの熱い声援をお願い致します。

このページの先頭へ

選手日記(9月13日)
ナイサン グレイ 選手
7:30位に朝食を食べるために目覚めた。膝の手術をして6ヶ月。久しぶりの試合に興奮を抑えられない。
Kyudenメディカルスタッフとたくさんのリハビリをこなしてきた。再びKyudenラグビーをフィールドで表現することに自信と不安が入り混じる。 奈良から花園への移動のバスで、昔本でしか見たことのない、神社や寺を見ることができた。趣がある。
グランドに着いた。キックオフが近づくにつれ、テンションがどんどんあがっていく。完璧なウォームアップを終え、キックオフ。
50分で交代。チームメイトとの久しぶりの試合を存分に楽しんだ。たった50分ではあったが、自分の貢献度には満足。まぁ、実際はそれほど貢献していなかったが、ただ再びラグビーができたことが、とにかくうれしい。チームも勝利を収め、最高の日となった。

夕食後、福岡へ飛行機で戻り、家についてからは僕の母国、オーストラリアVSフィジーの試合(ワールドカップ)を観戦。 オーストラリアも勝った!
なんていい日なんだ!!!

Well I awoke for breakfast around 7:30 and was very excited abut playing my first game in nearly 6 months after my knee operation.
I had been doing a lot of rehabilitation with the Kyuden Medical team and was confident, and a little nervous, about getting back onto the field and playing in the kyuden colours again.
The bus trip to the ground was interesting as we passed through Nara and I saw a few shrines and temples I had only read about.
Once at the ground the tension was building inside of me as the game was getting closer and closer.
A really good warm up and as I was taking the kick-off ,I was involved straight away and enjoyed playing again with the other kyuden boys.
I only played 50 minutes and was happy with my contribution to the team even though I did not do that much on the field it was great to be playing again.
The team played OK and won comfortably so all in all it was a great day.
A team dinner followed and a plane trip to Fukuoka, and I was home to watch Australia play Fiji in the Rugby World Cup. They won too. A good day all round!!!
Cheers,
Nathan.



このページの先頭へ