全北九州選抜
キューデンヴォルテクス
6月9日(土)、12:00から北九州市本城陸上競技場にて、北九州ラグビー祭の一環として、全北九州選抜との試合が開催されました。 曇り空の中、風上でのキックオフで始まった試合は、前半4分、5mラインアウトからモールを押し込み、崩れたところをLO中園選手が押し込みトライを決めます。5対0。 しかし、9分に、自陣ゴール前10m付近のラインアウトからモールを押し込まれ、九電のディフェンスラインが崩れたところをBKに展開されトライを決められ、5対5となります。 その後も、トライを決めては決め返され、ミスと集中力に欠ける戦いに、雲行きが怪しくなります。
前半終了間際、17対22とリードされていたキューデンヴォルテクス。敵陣22m付近からラックを連取すると、地元鞘ケ谷ラグビースクール−東筑高校出身CTB山口選手が抜け出しトライを決め、22対22で前半を折り返します。
ハーフタイム、トンプソンコーチは「気持ちで負けている。自分たちのゲームをやろうという姿勢がない!」と檄をとばしました。 また、後半から交代して出場するPR松尾(健)選手は、FWメンバーに対し、「8人みんなでやろう!声を出して!!なめてかからずに、100%出し切ろう!」と盛り上げました。 後半は風下での攻撃を強いられますが、6分、ラックから展開してボールを繋ぎ、CTB三輪選手がトライを決め、27対22。 15分にトライを決められますが、後半はこの1トライに抑え、後半、残り20分で3トライを奪ったキューデンヴォルテクス。終わってみれば、44対27。全北九州選抜の捨て身のタックルに苦戦を強いられましたが、勝利を勝ち取ることができました。
―試合を振り返って― 「ゲーム前にセットピースの安定、フィールドでのポジション確保、ミス、この3つは厳しくしようと話し合ったのですが、全てにおいて上手くいきませんでした。まず気持ちの面で負けていたのが原因です。しかし、その中でも、山口選手、竹山選手は気持ちを前に出したプレーしていました。この試合で、個々の課題を見つけることができたことは良かったです。(トップリーグ開幕までに)その課題を克服できるよう、頑張っていきます。」