キューデンヴォルテクス |
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リコーブラックラムズ
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40 |
− |
29 |
チーム名 |
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T |
G |
PG |
DG |
小計 |
合計 |
キューデンヴォルテクス
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前半 |
1 |
1 |
0 |
0 |
7 |
40 |
後半 |
5 |
4 |
0 |
0 |
33 |
リコーブラックラムズ
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前半 |
2 |
0 |
0 |
0 |
10 |
29 |
後半 |
3 |
2 |
0 |
0 |
19 |
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1 |
中 村 |
9 |
村 上 ⇒ 松 尾(後半29分) |
2 |
佐 藤 ⇒ 谷 口(後半0分) |
10 |
齊 藤 |
3 |
田 尻 ⇒ 小 柳(後半20分) |
11 |
今 村 |
4 |
ヒーニー ⇒ 山 本(後半10分) |
12 |
大 坪 ⇒
アトキンソン(後半10分) |
5 |
浦 |
13 |
黒 木 |
6 |
松 本 |
14 |
吉 永 ⇒ 山 口(後半20分) |
7 |
吉 上 |
15 |
ミラー |
8 |
川 嵜 |
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6月2日(土)、JAL戦に引き続き砧グラウンドにて、14:00から第35回FBS杯リコーブラックラムズとの定期戦が行われました。
昨年勝利を収めているキューデンヴォルテクスですが、今年はトップリーグに昇格後、初の定期戦ということもあり、同じリーグで戦うライバルとして、何とか勝利を手にしたい一心で試合に臨みました。
TLリーグの先輩に対して、先手を掴みたいキューデンヴォルテクス、しかしその気持ちの空回りからか、キックオフのミスキック、スクラムのペナルティーと、何もしないままゴール前のピンチを迎えてしまいます。そして開始早々の2分、リコーブラックラムズは左ゴール前5m付近でラインアウト、巨漢LOエモシ選手がサイドアタックを仕掛け、トライを決めます。0対5。
しかし、8分には、キューデンヴォルテクスの反撃。ラインアウトからのモールをそのまま押し込みFL松本選手がトライを決めます。ミラー選手のゴールも成功し、7対5と逆転します。
キューデンヴォルテクスは、これまで春シーズン、ウェイトトレーニングに練習時間の大部分を費やしているため、細かなミスが目立ち、チャンスを逃すものの、リコーの激しいアタックにも固いディフェンスで守り、追加点を入れさせません。
ところが、24分。ラインアウトからモールを押し込まれ、巨漢LOエモシ選手がサイドアタック。FL松本選手が激しいタックルを仕掛けたものの、そのタックルを大きなストライドでかわし、この日2本目のトライを決められます。7対10となり、前半を終了します。
ハーフタイムになると、神田監督から「最初の10分間集中していこう!ブレイクダウンを必ずとることを意識しよう。」と指示を出し、トンプソンコーチは、「疲れた時にこそボールを見続けることが大事だ。そうすれば、ミスも少なくなる。あとは、走り続けて行こう!苦しい時にこそ走り続けて、リズムを呼び込もう!」と呼びかけていました。
試合を観戦していたグレイ選手はBKに向けて、「ディフェンスはよく我慢できている。そのままディフェンスを継続して、アタックでもディフェンスでも攻撃し続けよう!」と指示を与えました。
後半、先制トライを決めたのはキューデンヴォルテクス。7分、ラインアウトからFL松本選手が突破し、それをオープンサイドに展開させ、SO齊藤選手からFBピーター選手へ渡り、そのまま強引に持ち込んでトライを決めます。ゴール失敗し、12対10。
トライ直後の10分、ゴール前ラインアウトからモールをそのまま押し込み、リコーブラックラムズがトライを決め、再逆転されます。12対15。
しかしキューデンヴォルテクスは12分。連続攻撃からSO齊藤選手が相手ディフェンスの裏側にキックします。それをFBピーター選手が走り込み、相手と競いながらボールに飛び込み、トライを決めます。ゴール成功、19対15とします。
良いリズムを掴めると信じたのも束の間、またもトライ直後に、キューデンヴォルテクスは反則をとられ、リコーの素早い仕掛けから、またもや巨漢LOエモシ選手にトライを奪われます。
しかし、キューデンヴォルテクスも負けてはいません。21分、お返しとばかりにすぐさまラインアウトからの連続攻撃により、本日大活躍のファンタジア、ミラー選手が日本選手権早稲田戦に続くハットトリック、この日3本目のトライを決め、26対22と再び逆転します。
このまま逃げ切りたいところでしたが、さすがはトップリーグ常連のリコーブラックラムズ、25分にラインアウトから13番金澤選手の突破を許し、トライを決められます。26対29。
三度逆転を喫したキューデンヴォルテクス、この日は先日のヤマハ戦の反省を生かし、集中力を切らしません。ヤマハ戦では残り10分で突き放されましたが、逆に攻めに転じます。29分にCTB黒木選手、32分にFL吉上選手と立て続けにトライを決め、その後も粘り強いディフェンス、初出場のアトキンソン選手の突き刺さるようなタックルなどでゴールラインを死守し、終わってみれば、40対29でノーサイド。2年連続でこの伝統ある定期戦に勝利することができました。
試合後、チーム全員に向けて、この日のバックスリーダー今村選手は、「結果は勝ったけれども、改善点もあった。東芝戦に向けて、集中して練習していきましょう!」、川嵜主将は、「ヤマハ戦とは違って、最後までゲームをやり通すことができました。もっとハードなゲームになっても、最後まで集中してやれるようにならなければいけない。」という話をしました。
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キューデンヴォルテクス加入後、初出場し、完璧なタックルを連発したティム・アトキンソン選手にインタビューしました。
―試合を振り返って―
「初めての試合で、正直嬉しかったです。個人的には、皆の助けがあって、自分のプレーができたと思います。また、チーム的には、後半のFWのディフェンスが素晴らしかったです。80分間通して集中できていて良かったと思います。」
―完璧なタックルが何度も見られましたが、ディフェンスの方が得意ですか?―
「どちらが得意と言うよりも、試合の中でのオフェンスとディフェンスは割合で言うと50:50です。だから、両方きちんとした仕事がしたいという思いがあります。」
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最後になりますが、試合開催のためにご尽力をいただいたFBS福岡放送の関係者の皆さま、お休みのところご声援に来て頂いた東京支社をはじめとする関係者の皆さまには感謝申し上げますとともに、会場に足を運びご声援をいただいた皆さまに厚くお礼申し上げます。
なお、この試合は、6月9日(土)AM10:30〜11:25にFBSチャンネルで録画放映されます。 是非ご覧ください。
キューデンヴォルテクス春の陣も最終節。来週の試合も多数のご来場をお待ちしております。
【試合予定】
6月9日(土) 12:00 vs全北九州選抜、 14:00 vs東芝ブレイブルーパス 北九州市本城陸上競技場
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