ヤマハ 発動機ジュビロ
キューデンヴォルテクス
5月19日(土)、佐賀総合運動場陸上競技場にて、昨年度トップリーグ3位の強豪ヤマハ発動機ジュビロとの佐賀招待試合が行われました。
17:00のキックオフの笛でスタートしたこの試合、前半は強い風下。 試合開始からトップリーグの洗礼を受け、試合はヤマハジュビロ発動機の流れで進みます。強い風は、キックを蹴っても前へ飛ばず、敵陣でのプレーがなかなかできません。 試合が動いたのは10分、ゴール前10mのスクラムから、ヤマハ発動機ジュビロのスピードに乗った連続攻撃により先制トライを決められます。ゴールも決められ0対7。 しかし、18分、ハーフウェイライン付近でヤマハ発動機ジュビロの元日本代表大田尾選手のキックを浦選手がチャージ。追いすがるヤマハディフェンダーを尻目に、そのまま走り抜けゴールポスト真下へトライ!ミラー選手のゴールも成功し、7対7とします。
その後、トライを取れるチャンスを得るものの、久しぶりの試合ということで、パスミスなど自分たちのミスでトライを奪うことが出来ません。ヤマハ発動機ジュビロも、何度もチャンスを得ますが、相手を退場に追い込んだ川嵜主将の激しいタックルをはじめとするキューデンヴォルテクスのしぶといディフェンスに阻まれ、7対7で前半を折り返します。
ハーフタイム。トンプソンコーチは、「前半、相手へのプレッシャー、激しさが十分に出ている。後半は自信を持って勝ちにいこう!!一つ言うとすれば、詰めが甘い。最後でミスが起きている。小さなミスからトライが奪われることを覚えておくこと。逆に言うと、相手もミスをする。そこを狙ってトライを取りにいこう!!」と熱く話しました。
後半は風上でのスタート。風を味方にし、攻め続けたいキューデンヴォルテクスは、開始10分、相手の反則により、ゴール前7m、ラインアウトからモールで勢いよく押し込み川嵜主将がトライ!ゴール成功し、14対7とします。 ところが、20分。キューデンヴォルテクスの反則により、ヤマハ発動機ジュビロのSHが早い球出しで連続攻撃を仕掛けます。それがトライへと繋がり、14対14。同点とされてしまいます。 追加点を加えたいキューデンヴォルテクスでしたが、19分、ミラー選手の激しいタックルがノーバインドだったため、体当たりとみなされシンビンとなり、14人でのプレーを強いられます。
トップリーグの経験豊富なチームはこのチャンスを見逃しません。ヤマハ発動機ジュビロは、このチャンスを活かし、25分、29分、32分とキューデンヴォルテクスに波状攻撃を仕掛けます。まだウエイト練習しかしていないキューデンヴォルテクスの選手は、フィットネス不足からか動きも鈍くなり、最後は40分にだめ押しのトライを決められます。14対42。このままノーサイドを迎え、キューデンヴォルテクスは、トップチームのレベルを見せつけられる結果となりました。
試合終了後、トンプソンコーチは、「トライできるチャンスがあったにもかかわらず、自分たちのミスが4、5回連続で続き、トライできなかった。もっともっとタフになる必要がある。今の時期、どのチームもフィットネスがあるわけではない。その中で戦い勝利していかねばならない。ウエイトしかしていないかもしれないが、体力不足を言い訳にはせず、次の試合はミス減らして勝ちにいこう!」と選手たちに話していました。 キューデンヴォルテクス春の陣はスタートしたばかり。この経験を糧にして、レベルアップするキューデンヴォルテクスにご期待下さい! 今シーズン初試合の川嵜主将にインタビューしました。 ―全体的な反省点は?― 「前後半の80分間、今持っている全てを出し切れませんでした。前後半の60分間で途切れてしまったことを反省しています。」 ―良かった点は?― 「FWで言うと、フィジカル面の強さです。また、FWの強いヤマハ発動機ジュビロさん相手にセットプレーも安定していたので、今シーズン、やっていけそうだと良い感触を得られました。3月から取り組んだウエイトの成果も出てきているので良かったです。」 ―次の試合に向けて― 「春の試合は積み重ねです。ハードなトレーニングを行って、今日以上のものを見せれるようにしたいと思います。」
最後になりますが、福岡から駆けつけていただいたOBを中心とする応援団、後援会事務局の皆さま、試合を見に来ていただいたファンの皆さま、熱い大声援をありがとうございました。心より感謝申し上げます。これからも変わらぬご声援をどうぞよろしくお願い申し上げます。 【今週の試合予定】 5月26日(土) 15:00 東芝大分 (大分市陸上競技場)