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2月3日(土)日本選手権1回戦 早稲田大学戦
2/3(土) 12:00 東京秩父宮ラグビー場
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九州電力
早稲田大学
36
−
33
チーム名
T
G
PG
DG
小計
合計
九州電力
前半
3
2
1
0
22
36
後半
2
2
0
0
14
早稲田大学
前半
2
1
0
0
12
33
後半
3
3
0
0
21
1
中 村 ⇒ 田 中(後半41分)
9
松 尾
2
谷 口 ⇒ 松 尾(後半43分)
10
齊 藤
3
田 尻
11
今 村
4
吉 上
12
グレイ ⇒ 三 輪(前半14分)
5
浦
13
吉 岡
6
松 本
14
黒 木
7
進 藤 ⇒ 河原崎(後半30分)
15
ミラー
8
川 嵜
第41回大会以来3年ぶり2回目の出場となる第44回日本選手権大会1回戦、大学準優勝の早稲田大学との一戦が、2月3日(土)東京秩父宮ラグビー場で行われました。『キューデンヴォルテクス』初お披露目となったこの試合、会場を埋め尽くした観客の約9割は早稲田ファンという完全アウェーでの戦いとなりましたが、九州から100名を越す応援団、そして、東京からも多くのサポーターが駆けつけてくださり、約800名の会場いっぱいに響き渡る大声援で、アウェーという雰囲気を吹き飛ばしていただきました。
前半早稲田のキックオフで始まったこの試合、一つひとつのプレーに緊迫感が漂う静かな立ち上がりでしたが、先制したのはキューデンヴォルテクス。4分、早稲田陣ゴール前ラインアウトから連続攻撃を仕掛け、SO齊藤選手がゴールライン寸前まで持ち込んでできたラックの出球を、この日先発出場のFBピーター・ミラー選手(愛称『パーティ』)が素早く拾い上げ、そのままインゴールに潜り込みトライ。チームを勢い付かせます。
波に乗って怒涛の攻めに転じたいと思っていた矢先、アクシデントが起きます。14分、チームの精神的支柱ナイサン・グレイ選手が左膝を負傷。交代を余儀なくされます。
その影響もあってか、徐々に早稲田の攻撃のリズムが良くなり、ついに23分、九電陣ゴール前ラインアウトからこぼれ球を拾ったNO8林選手に同点トライを奪われます。
追いつかれた九電はすぐさま攻めに転じます。27分、自陣10m付近でターンオーバーしたボールを展開。SH松尾選手からパスを受けたHO谷口選手が、FBピーター“パーティ”選手にタイミング良く内返しパス。そこから一気に“パーティ”が快速を活かしてタッチライン際を駆け上がると、ゴールラインまで残り5mのところで相手選手に追いつかれそうになりますが、捕まる瞬間インゴールへ絶妙のチップキックを蹴って相手をかわし、そのまま自分で押さえて2本目のトライ。見事な個人技に会場もどよめきます。
しかし、その余韻もつかの間、30分、今度は早稲田の日本代表CTB今村選手が魅せます。九電のノータッチキックからカウンター攻撃。FB五郎丸選手からパスを受けた今村選手に約50mを走りきられ、再び同点となるトライを奪われます。
更に早稲田はSO曽我部選手のロングパスを起点にスピード豊かなBK陣を走らせて来ますが、早稲田に執念を燃やす明治OBのWTB黒木選手・昨年まで早稲田でプレーしていて後輩達には負けられないFL松本選手のナイスタックルもあって、追加点を許しません。
前半残り時間も少なくなったところで九電がチャンスを活かします。38分、早稲田陣に攻め込むと、ブレイクダウンを連取し、最後は黒木選手と同じ明治OBのSO齊藤選手が、誰もいない相手ディフェンスラインの裏に絶妙なパントキック。そのボールをFB“パーティ”がキャッチしゴールポスト中央に3本目のトライ。前半のトライ3本はすべて“パーティ”が奪いました。
前半ロスタイムの43分にはCTB吉岡選手がきっちりと中央30m付近からのペナルティゴールを決め、22対12と10点リードしたところで前半を折り返します。
ハーフタイムでアタック及びディフェンスの修正点を確認し、川嵜主将の掛声で再び気合を入れ直して後半戦に臨みました。
後半先手を取ったのは早稲田大学。3分、ペナルティのタッチキックで九電陣ゴール前に入られると、そのラインアウトからモールを押し込まれ追撃のトライを許します。
続く15分には、九電のノータッチキックから得意のカウンター攻撃。SH矢富選手、FB五郎丸選手を経由して最後はパスを受けたWTB首藤選手にタッチライン際を駆け抜けられトライ。22対26と、ついに逆転を許します。
しかしここから九電はすぐに反撃。まずは18分、ペナルティからのタッチキックで早稲田陣ゴール前に攻め込むと、先ほどのお返しとばかりラインアウトモールを勢い良く押し込み、FL“ジャガー”松本選手がトライ。すぐさま逆転します。
そして、またも“パーティ”ことFBピーター選手が会場を魅了します。29分、ハーフウェイライン付近で得たフリーキックでスクラムを選択し、BKに展開。ナイサン選手の負傷交代で入っていたCTB三輪選手が、空いたスペースに走りこんできたFB“パーティ”に絶妙な飛ばしパス。そこから“パーティ”は相手ディフェンスをスワーブでかわすと約50mを走りきり右隅にダイビングトライ。自身この日4本目のトライで、まさにこの試合「“パーティ”タイム!」。ゴールデンブーツCTB吉岡選手も難しい角度からのコンバージョンキックを決め、36対26とリードを広げます。
しかし、負けたら4年生最後の試合となってしまう早稲田も最後まであきらめません。ロスタイムとなった42分、ターンオーバーされたボールがWTB菅野選手に渡ると約50mを走りきられゴールポスト中央にトライを奪われます。WTB首藤選手のゴールキックも決まり36対33と詰め寄られ、ラストワンプレーとなった九電のキックオフ。早稲田がいったんキープしますが、九電が激しくプレッシャーをかけノッコンを誘ったところでノーサイド。
学生には負けられないというプレッシャーと、早稲田の素晴らしいスピード溢れるアタック・低く粘り強いディフェンスの前に苦しい試合展開となりましたが、大応援団の熱い声援のおかげで何とか『キューデンヴォルテクス』デビュー戦を勝利で飾ることができました。同時に最後まであきらめずに勝利への執念を感じさせた早稲田大学のフィフティーンには敬意を表しますとともに、来シーズンのご活躍を心より祈念いたします。
次回は日本選手権2回戦。相手はトップリーグ4位の強豪トヨタ自動車ヴェルブリッツ。2月11日(日)東京秩父宮ラグビー場の第1試合12:00キックオフで行われます。トップリーグ参入の前哨戦として、どこまで戦えるのか実力を試す絶好の機会。キックの精度やディフェンス時のコミュニーケーションなど、今回の試合で出た反省点を克服して、チーム一丸となり全力でチャレンジします。ぜひ会場にご来場いただき熱いご声援を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりますが、早朝の出発であったにもかかわらず、九州から遠路はるばる駆けつけていただいたOBを中心とする応援団、後援会事務局の皆さま、また東京からお越しいただいた当社東京支社及び関係会社、お取引先の皆さまの熱い大声援のお蔭で、勝利を飾ることが出来ました。心より感謝申し上げます。これからも変わらぬご声援をどうぞよろしくお願い申し上げます。
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