1/14(日) 14:00 埼玉県熊谷ラグビー場
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九州電力

 

三菱重工相模原

49 12

チーム名   T G PG DG 小計 合計

九州電力

前半 4 4 0 0 28 49
後半 3 3 0 0 21

三菱重工相模原

前半 2 1 0 0 12 12
後半 0 0 0 0 0


出場選手
1 中 村 ⇒ 田 中(後半32分) 9 村 上
2 谷 口 10 齊 藤
3 ティレル ⇒ 田 尻(後半30分) 11 黒 木
4 吉 上 12 グレイ ⇒ 三 輪(後半36分)
5 13 吉 岡
6 松 本 ⇒ 河原崎(後半30分) 14 吉 永 ⇒ ミラー(後半30分)
7 進 藤 15 今 村
8 川 嵜    

レポート

完勝で勝ち点5をゲット!  トップリーグ昇格へ向け好発進!!
 トップリーグチャレンジマッチ第1節、トップリーグ昇格をかけた三菱重工相模原との一戦が、快晴の中、熊谷ラグビー場で開催されました。

  ここは博多の森か?そう錯覚するほどの大声援!500名の心強いサポーターの後押しを受け、川嵜主将率いる15名の戦士は、勢い良くフィールドに登場しました。



 前半、風上の九電は、強い追い風と熱い大声援の勢いに乗って、鮮やかな先制攻撃を見せます。  
  まず、開始早々の1分、キックオフでできたモールからキックを蹴らず縦に走りこんできた相模原のBK選手に、“ジャガー”松本選手が激しく絡み、相手ボールを奪うと素早く左に展開。WTB黒木選手が先制のノーホイッスルトライ。



 続いて9分に、相模原の激しく粘り強いディフェンスにあいながらも、ブレイクダウンを連取してゴールライン直前まで攻め込むと、PRリック選手が力強くインゴールに飛び込んでトライ。  
  そして続く18分、相手ゴールポストの真前でPKのチャンスをもらうと、ペナルティゴールを狙わずにスクラムを選択。1回目は相模原の激しいディフェンスにあいターンオーバーされてしまいましたが、すぐさま巡ってきたPKで再びスクラムを選択し、今度は相手FWを押し込み最後はNO8川嵜主将のパスを受けたSH村上選手が相手ディフェンダーを振り切ってトライ。前半20分までに3トライを奪う猛攻で21対0と大きくリードします。



 しかし、関東で無敵を誇る相模原も反撃に出ます。CTBダグ選手の突破を中心に、向かい風の中、キックを使わず連続攻撃を仕掛けて来て、九電ゴール前まで入ってくると、21分、ゴール前ラインアウトからのサインプレーでHO児玉選手にトライを奪われます。続いて23分、相模原陣地に攻め込む九電が痛恨のパスミス。そのボールが相模原選手に渡ると、パスをつながれ、WTB三須選手に約70Mの独走トライを許します。  
  2トライを奪われ21対12となり嫌なムードが漂いましたが、28分、再び連続攻撃を仕掛けると、左サイドでWTB黒木選手が思い切りよい走りでゲインし、その出球を右へ大きく展開。ライン参加したLO吉上選手が上手く相手ディフェンダーをひきつけてWTB“ゼブラ”吉永選手にラストパス。そのまま吉永選手がインゴールへ飛び込みトライ。28対12としてハーフタイムに入ります。



 風下となる後半に向け、「前半以上に走り、一人ひとりが人任せにせず身体を張ったプレーをしよう」と川嵜主将のハーフタイムでの言葉を受けたフィフティーンは、最高のパフォーマンスを見せます。  
  後半6分、相手ノータッチキックのカウンター攻撃から、ブレイクダウンを連取。最後はこの日再三見事なランニングを見せたLO吉上選手が相手ディフェンダーをかわしてゴールポスト真下にトライ。後半も先制します。  
  後半は風下とあって、九電ゴール前に攻め込まれる場面が多く訪れますが、SO齊藤選手、CTBナイサン・グレイ選手の向かい風をもろともしないナイスキックでピンチを脱出し、チームを勢い付かせます。  
  17分、シンビンで一人少なくなった相模原のゴール前に攻め込むと、相手のノータッチキックをWTB吉永選手がカウンター攻撃。そのラックから素早く左へ展開し、CTB吉岡選手が強烈なハンドオフで相手ディフェンダーを振り切って、中央にトライ。吉岡選手はゴールキッカーとしても、強風の中、見事なコントロールで100%成功させるという大活躍。ゴールデンブーツぶりを発揮するとともに勝利に大きく貢献していました。



 その後、相模原の猛攻を受けますが、2ヶ月ぶり出場の“ジャガー”松本選手のナイスジャッカル が飛び出すなど、選手全員が身体を張った粘り強いディフェンスをやり通し、ゴールラインを割らせません。  
  ロスタイムとなった42分、自陣から積極的にパスをつないできた相模原に対し、後半途中出場のCTB三輪選手がナイスタックルを決めターンオーバーすると、そこから連続攻撃を仕掛け、最後は久しぶりのフルタイム出場を果たしたSO齊藤選手がインゴールにチップキックを蹴り、自ら押さえてとどめのトライ。ゴールキックも決まり、49対12となったところでノーサイド。



 この日の完勝は、シンボルスポーツとして会社からの支援をいただきながら、選手・スタッフそしてサポーターの皆さまと一致団結した結果であり、まずは目標である“Make Top League”に向けて「勝ち点5を取る」という理想のスタートを飾ることができました!
  次週21日(日)は関西の覇者近鉄ライナーズとトップリーグ昇格をかけて、博多の森陸上競技場で最後の決戦。対戦相手の近鉄は、昭和29年1月5日の全国社会人大会3対3の双方優勝から、その後の公式戦において1度の勝利もない強豪。OB諸先輩方の悔しい思いを胸に、この一戦にすべてを賭けて戦う所存です。



 目標である「公式戦無敗でトップリーグへ」の達成に向け、ホームの利を活かして、大応援団とともに力の限り戦う覚悟でございます。

 最後になりますが、遠路はるばる九州からお越しいただき、アウェイを感じさせない熱い応援をいただきました応援団の皆さま、寒い中会場にお越しいただきましたサポーターの皆さま、そして、何かとご配慮を賜りました埼玉県ラグビー協会及び関東ラグビー協会の皆さまに深く感謝申し上げます。  
  次週1月21日(日)博多の森陸上競技場で行われる近鉄ライナーズ戦は「3、000人大応援団」を目標にしておりますので、是非ご友人等お誘いいただき、会場へお越しくださいますようお願い申し上げます。


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