ここまで一方的な試合で勝利を続ける九州電力は、マツダの身を挺したタックルに、軽いプレーでミスを犯し、前半20分間は苦しい時間帯。開始2分、九電ノックオンのこぼれ球を拾ったマツダNo.8マナコ選手が、甘いタックルをかいくぐり、中央に独走のトライを許し、今季初めて先手を取られると立て続けにペナルティを犯し、11分にはマツダ小田切選手に40mのPGを決められ0対10とリードを広げられます。
昨シーズンのマツダ戦同様、今年も雲行きの怪しい立ち上がりでしたが、九電の逆襲を信じるサポーターの熱い応援を背に、フィフティーンが逆襲に転じます。前半21分スクラムから出たボールを受けたSO齊藤選手が、マツダディフェンスの乱れを見逃さず突破を図り、うまくフォローについたCTB三輪選手へSH村上選手が絶妙のパスをつなぎ、反撃の狼煙を上げるトライを奪います。 |