11/4(土) 13:00 九電香椎競技場 試合結果一覧へ

九州電力

 

マツダ

60 17

チーム名   T G PG DG 小計 合計

九州電力

前半 4 3 0 0 26 60
後半 6 2 0 0 34

マツダ

前半 1 1 1 0 10 17
後半 1 1 0 0 7


出場選手
1 中 村 ⇒ 田 中(後半27分) 12 グレイ
2 谷 口 13 三 輪
3 ティレル ⇒ 田 尻(後半24分) 14 前 田
4 吉 上 15 今 村
5 浦 ⇒ ヒーニー(後半24分) 16 田 中
6 松 本 ⇒ 進 藤(後半5分) 17 田 尻
7 河原崎 18 ヒーニー
8 川 嵜 19 進 藤
9 村 上 20 松 尾
10 齊 藤 ⇒ 大 坪(後半24分) 21 大 坪
11 黒 木 ⇒ 久 保(後半27分) 22 久 保

レポート

2年連続9回目 トップキュウシュウAリーグ優勝
 トップキュウシュウAリーグ最終節 リーグ優勝をかけたマツダとの一戦は快晴のなか、ホーム香椎競技場で行われました。

 勝ったチームがリーグ優勝という大事な戦いに、マツダは遠路広島からバス4台、150名近くの応援団。一方九州電力は選手が所属する職場の皆さまをはじめ、300名を超える大応援団で迎え撃ち、試合前から応援もヒートアップ。大声援の中、選ばれし15名の選手たちがフィールドへ出陣します。



 ここまで一方的な試合で勝利を続ける九州電力は、マツダの身を挺したタックルに、軽いプレーでミスを犯し、前半20分間は苦しい時間帯。開始2分、九電ノックオンのこぼれ球を拾ったマツダNo.8マナコ選手が、甘いタックルをかいくぐり、中央に独走のトライを許し、今季初めて先手を取られると立て続けにペナルティを犯し、11分にはマツダ小田切選手に40mのPGを決められ0対10とリードを広げられます。
  昨シーズンのマツダ戦同様、今年も雲行きの怪しい立ち上がりでしたが、九電の逆襲を信じるサポーターの熱い応援を背に、フィフティーンが逆襲に転じます。前半21分スクラムから出たボールを受けたSO齊藤選手が、マツダディフェンスの乱れを見逃さず突破を図り、うまくフォローについたCTB三輪選手へSH村上選手が絶妙のパスをつなぎ、反撃の狼煙を上げるトライを奪います。




 続く24分には、マツダ陣22m付近のスクラムから三輪選手へ渡ったボールを、弾丸ランナーWTB黒木選手へリターンパス。ボールを受けた黒木選手はゴールへ一直線、ついに逆転のトライ。嫌な流れを断ち切る活躍を見せたのは、齊藤、黒木のニューパワー。これで一気に流れが九電に傾きます。
  31分にはマツダの攻撃を激しいタックルで相手のノックオンを誘い、こぼれ球にFL河原崎選手が素早く反応、SH村上選手がパスアウトしてNo.8川嵜主将へボールが渡り、相手のタックルをもろともせず、ゴールラインへ。
  そして39分にはFWのパワープレイが炸裂。マツダゴール前ラインアウトからラックになり、SH村上選手からパスを受けた新人の巨漢LO浦選手が、相手タックルを弾き飛ばしトライを奪い、26対10として前半を折り返します。



 ハーフタイムにはすっきりしない前半戦に対して、トンプソンHCから「相手の激しいプレッシャーに浮き足立つことなく、基本に忠実にゲームプランどおりに戦おう」、「後半開始10分間で前半の修正をして、マツダを圧倒しよう」と後半へ向けて檄を飛ばすと、それを九電フィフティーンは忠実に実行します。

  後半開始、マツダキックオフのボールを受けた九電の精神的支柱グレイ選手は、チームを鼓舞する突破を見せ、大きく敵陣へ攻め込みます。そして相手のディフェンダーの状況を瞬時に判断して、マツダの選手がいないデンジャラスゾーンへの絶妙のパントに、WTB元祖弾丸ランナー前田選手が激しくチェイス。ボールを拾ったマツダ選手もろともタッチに押し出す激しいディフェンス。BKの踏ん張りにFWが応え、直後のゴール前ラインアウトからモールを押し込み、川嵜主将がこの日2本目のトライ。ここまでわずか1分。まさに電光石火の攻撃で相手を圧倒します。




 9分にもグレイ選手の個人技。中央突破を図ると、そのまま右サイドへ走ると見せかけ、反対方向のマツダゴールへショートパント。これにはマツダディフェンダーも反応できず、そのまま自らボールを押さえトライ。豪州代表テストマッチを何度も経験したグレイ選手の集中力を思い知らしめた時間帯でした。
  12分には九電らしいオープン攻撃から、トライゲッター今村選手がマツダのタックルを振りほどきトライを奪うと、19分にも連続攻撃からグレイ選手の足から大きく蹴られたボールは、大外で待ち構えるFL河原崎選手の執念が実ったのか胸に収まり、そのままゴールラインに飛び込みます。
  20分以降、マツダの捨て身の反撃に、受身に回った九電はペナルティを繰り返し、ゴール前に釘付けにされますが、粘り強くタックルを続けゴールラインを死守。反撃に転じると28分に連続攻撃からこの日攻守に大活躍のWTB前田選手がトライを奪います。
  36分にはマツダゴール前ラインアウトからモールを形成、最後はHO谷口選手がゴールラインへ飛び込みとどめのトライ。




 最後は勝負が決まった気の緩みか、ゴール前の速攻からマツダ森田選手にトライを奪われたところでノーサイドの笛が鳴りました。

  2年連続9度目の優勝。トップリーグ昇格へ向け、まずは第一関門を通過しましたが、第二関門である12月のトップキュウシュウチャレンジマッチ順位決定戦(上位3チーム;九電・マツダ・中国電力)までには、前半の立ち上がりやペナルティの多さなどの課題を克服し、さらにチームを進化させるべく精進してまいります。




 本日の優勝は、いつもサポートいただいている九電ラグビー部後援会、今日も苦しいときに選手を後押ししていただいたラグビー部応援団をはじめ、香椎競技場を埋め尽くすサポーターの大声援の賜物であるとチーム一同感謝申し上げます。 目標の「Make Top League」達成のため、これからも更なるご支援をお願いいたします。
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