2/11(土) 14:00 秩父宮ラグビー場 試合結果一覧へ


九州電力

セコムラガッツ

20 31

チーム名   T G PG DG 小計 合計

九州電力

前半 2 1 1 0 15 20
後半 1 0 0 0 5

セコムラガッツ

前半 1 1 0 0 7 31
後半 4 2 0 0 24



出場選手
1 中 村 10 瓜 生
2 谷 口 11 前 田
3 ティレル ⇒ 田 尻(後半31分) 12 グレイ
4 吉 上 ⇒ 山 元(後半29分) 13 吉 岡
5 端 迫 14 吉 永 ⇒ 山 口(前半37分)
6 進 藤 15 今 村
7 川 嵜 16 荒 川
8 山 本 18 中 園
9 村 上 ⇒ 松 尾(匡)(後半40分) 21 三 輪

レポート

届かなかった想い・・・「来年はトップリーグ昇格 そして定着」

聖地秩父宮に登場した15名の選手とリザーブ、選手をサポートするチームスタッフ。スタンドで見守る部員たち。そしてこの日秩父宮ラグビー場に集結していただいた700名を超える大応援団。全員の想いは「トップリーグ昇格」。  
  試合前からホームセコムラガッツ応援団を圧倒する「いけいけ九電!押せ押せ九電!」の後押しを受け、最終決戦の火蓋が切って落とされました。


固さの見える九電に対して、開始早々からトップリーグチームの先制攻撃に、自陣に釘付けとなる展開でしたが、今年の九電はここまで平均失点15.6の数字が示すように、全員が気迫みなぎる身を呈してのタックルでセコムの攻撃を寸断。耐えて耐えてピンチをしのぎ、一瞬の隙をついて反撃に転じ、6分にトライゲッターFB今村選手が応援団の目の前に飛び込み先制のトライを奪いました。  
その後一進一退の攻防が続きますが、今季味わったことのないトップチームの圧力を感じてミスを犯し、25分にセコムWTB鈴木選手にトライを奪われ5対7と逆転されました。  
しかし続く28分、自陣からウィング吉永の好走とフォローしたロック吉上が敵陣22メートルまで運んだ直後のラインアウトで、ロングスローを受けたハ−フ村上選手から放たれたパスを切り札グレイ選手が切れ味鋭いワールドクラスのカットインでゴールラインに飛び込み、12対7と再び逆転をしました。  
更に33分ゴールデンブーツ吉岡選手がPGを決め、その後も決定的なチャンスもありましたが、ゴールまで届かず8点のリードで前半を終了しました。


後半は九電・セコムとも多彩な攻撃を仕掛けますが、互いにハードなディフェンスで得点を許さず、今季最高の手に汗握る好ゲームを繰り広げます。  
そして後半15分、九電にとって痛恨の悪夢が・・・。必死にゴール前でセコムの猛攻をしのぐ中、攻守の要グレイ選手のペナルティーを犯したプレーが、イエローカードとなり10分間の一時退場。続く17分にはチームの突破役吉上選手がゴール前で故意のオフサイドを犯し、同じくイエローカードで退場。しかもこのペナルティーが「認定トライ」となり、1点差に詰め寄られるとともに、ここから8分間を「13人」で戦うこととなります。
セコムの怒涛の攻撃に会場の悲鳴も聞こえる中、フィフティーンは懸命のディフェンスを見せるものの、トップリーグトライ王No.8タアラ選手に2トライを奪われ逆転。その後一旦傾いた流れを変えることは如何とも難しく、13人で戦った選手の疲労も重なり、37分にトライを奪われ15対31となりました。  
しかし九電フィフティーンは、最後まで大声援を送っていただいた応援団に後押しされ、懸命に攻撃する姿を貫き、43分にFB今村選手がこの日2本目のトライを奪い、11点差に追い上げましたが、ここで無情にもノーサイドの笛が鳴り響きました。


「トップリーグ昇格」という選手、スタッフそして大応援団の想いは今シーズン叶いませんでしたが、トップチームとの戦いを肌に感じて、来年に繋がる試合は出来たものと信じています。  
九州電力のシンボルスポーツとして、会社から環境を整えていただきましたこと、そしてOBを中心に結成された応援団と会場にお越しいただいた皆さまのお陰で「チームキュウデン」はここまで戦うことができました。  

来年は「地域の皆さまに愛されるラグビー部」として、「トップリーグ昇格そして定着」を目標に必ず夢を実現させる覚悟です。!  
1年間チームへのサポート誠にありがとうございました。心から感謝申し上げます。


このページの先頭へ