九州電力
ホンダヒート
ハーフタイムでトンプソンコーチから発せられた言葉。「こんなゲームをして福岡から応援に来ている人達に対して、恥ずかしくないのか!」という、まさに日本人らしい「精神論」だった。それほどこの日の前半は、ノックオン、スローフォワード更にはファーストタックルが決まらない。九州からの応援団に加え、応援いただいた関西電力様、お取引先の皆さまへ魂が伝わらない戦いぶりでした。
ハーフタイムでのトンプソンコーチの檄で目が覚めた九電フィフティーン、開始早々のPGを含め2トライを奪われましたが、後半は展開ラグビーの本領を発揮し、右に左にホンダを振り回し、9分にベテラン吉上選手が見事な突破力でトライ。19分に谷口選手がゴール前の密集をかき分けた意地のトライ。更には38分吉岡選手が右隅に執念のトライを決め、難しい角度からのゴールも決めるなど懸命な追い上げもむなしく無念のノーサイド。第2位でチャレンジマッチを終えました。
しかしながら、これで九州電力の挑戦は終わったわけではありません。目標はあくまでも、この日第2試合で古豪近鉄を感動的な勝利で飾りトップリーグ昇格を決めたコカコーラWJ、入替戦での勝利を目指すサニックスに続く、九州3チーム目のトップリーグチームになることです。 決戦の日は2月11日(土)秩父宮ラグビー場、相手はセコムラガッツと決まりました。聖地で今年1年積み上げてきた全てをぶつけて、必ずや勝利を掴みます。
最後になりますが、この日、バックスタンドに陣取り遠路九州からお越しの応援団、関西電力ラグビー部関係者及びお取引先の皆さま、更にはコカコーラWJ応援団の大声援は、ホームグラウンドに匹敵する心強さでした。また試合後エールを送って頂きましたホンダヒート応援団の皆さまには心より感謝申し上げます。