1/21(土) 12:00 博多の森球技場(有料試合) 試合結果一覧へ


九州電力

NTT東日本

31 15

チーム名   T G PG DG 小計 合計

九州電力

前半 2 2 0 0 14 31
後半 2 2 1 0 17

NTT東日本

前半 1 0 0 0 5 15
後半 2 0 0 0 10



出場選手
1 中 村 10 河 野
2 谷 口 11 前 田 ⇒ 三 輪(後半38分)
3 ティレル 12 グレイ ⇒ 山 口(後半38分)
4 吉 上 13 吉 岡
5 山 元 ⇒ 中 園(後半14分) 14 吉 永
6 進 藤 15 今 村
7 川 嵜 16 荒 川
8 端 迫 ⇒ 平 田(後半33分) 17 田 尻
9 村 上 ⇒ 松 尾(前半21分→24分)(後半18分→20分)    

レポート

チャレンジマッチ快勝のスタート
ポイントゲッターN0.8山本選手、司令塔10番瓜生選手が欠場したものの、危機感が功を奏したのか試合開始から15人が一丸となり、NTT東日本をゴールラインに釘付けにしました。
前半4分、連続攻撃からバックスへ展開しようとした瞬間、SH村上選手が一瞬の隙をついてゴールラインに飛び込み先制のトライ。立て続けに怒涛の攻撃を続け、連続攻撃から九電一の巨漢リック選手が、相手ディフェンダーを力でこじ開け、ゴールに飛び込み14対0と理想的な展開となりました。

最高の立ち上がりで気持ちが緩んだ訳ではありませんが、さすがはトップイーストのハイレベルな戦いを勝ち抜いたNTT東日本、徐々に平均体重で大きく上回るFWを武器に、じわりじわりと九電陣内へ攻め込みます。
何度となく訪れたピンチを、再三の好タックルでしのいだものの、FW中心の攻めから一転BKに展開されトライを奪われる嫌な流れになりました。
しかし今年のチームは、グレイ効果とトンプソンコーチの手腕で、これまで1試合平均失点13.1点という大崩れしない堅守なチームに生まれ変わりました。前半終盤はNTTに攻め込まれる場面もありましたが、相手を仰向けに倒すなど体を張ったタックルでゴールラインを割らせず、14対5で前半を折り返します。


後半が始まり、前半の悪い流れを絶ったのは、やはりグレイ選手でした。
ハーフラインで得たペナルティーを、相手ゴール前5メートルに蹴り出すまさに神技的なキック。直後のラインアウトからのFWのモールによるトライへ結び付けました。
このトライは山本選手に代わり、怪我から復帰して久しぶりの出場の端迫選手。この日は攻守に体を張り、気持ちの入ったプレーでチームを鼓舞しました。
 
その後再びNTT東日本WTB山口選手に、この日2本目のトライを奪われ11点差となりましたが、相手ペナルティーから得たPGを吉岡選手が確実に決め、24対10と突き放すと、最後の圧巻はグレイ選手。37分ランプレイから個人技で中央を突破しゴール前まで突進。相手ディフェンダー2人にタックルされ倒されたその瞬間、絶妙のタイミングでフォローしていた途中出場のPR田尻選手にポップパス、それを受けた田尻選手は相手ディフェンダー諸共ゴールラインに飛び込み31対10と勝利を決定付け、ボーナスポイントを得る大きなトライを奪いました。
終了間際にはトライを奪われましたが、31対15で勝利して勝ち点5を得ることが出来ました。

12月25日以来の試合ということで、ノックオンなどのハンドリングミス、ブレイクダウンでの攻防もNTT東日本に劣る部分もあり、反省の多い試合となりましたが、確実なタックルでロースコアに持ち込み、九電の勝ちパターンとしたことは大きな収穫でした。また、トライ数は4本対3本でありながら、点差が開いたのは名手吉岡選手の正確なゴールキックであることも勝利の大きな要因です。


次回1月28日(土)大阪花園ラグビー場で行われるホンダヒート戦では反省点を修正して、九州のレベルの高さを全国に発信出来るように頑張ります。
 
最後になりますが、この日雪も予想された厳寒の天候の中、大変多くの皆さまに応援いただきありがとうございました。皆さまの応援のおかげで雪雲も吹っ飛び、良いコンディションのなか試合を行うことが出来ました。
次週も勝利を目指して全力を尽くしますので、遠く福岡の地からも応援をよろしくお願いいたします。

なお、第2試合のコカコーラWJ対日本IBMの試合は、コカコーラWJが21対17で勝利しました。
素晴らしいゲームに心から拍手を送るとともに、次回の近鉄戦でトップリーグ昇格決定を祈念いたします。


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